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地下鉄駅に野生のビーバーが現れた。ビーバー、抱きつくのこうげき(アメリカ)

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 5月4日午後、アメリカ、ワシントン DCのバン・ネス・UDC地下鉄駅付近に突如あらわれたのは、野生のビーバーの子どもだった。

 野生動物専門家によると、まだ生後数週間くらいだという。なぜビーバーが水のない地下鉄駅に?いったいどこからやってきたのか?謎が謎を呼ぶわけだが、地下鉄を利用していた多くの人々が足を止めて、30分もの間、この珍しい生き物に見入っていたという。

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 この動画は、ジョナサン・マレーがツイッターにアップしたものだ。

 動画では、明るいグリーンの靴を履いた子どもの脚にビーバーの子がよじ登ろうとしている微笑ましいシーンが映っている。もしかしたら目玉がついたグリーンの靴が、仲間に見えたのかもしれない。

 地下鉄駅の出入り口に現れたのは野生のビーバーの子ども

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 行きかう人はみな足を止めてこのビーバーに見入っていたが、1人の子どもがビーバーに接近して頭を撫でる。

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 ビーバーは子どもの靴に何かを感じ取っている気配

 確かにその靴はいろいろ怪しい

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 自ら子供に近づいて、靴にのぼりはじめたぞ。

 おともだちと思ったのだろうか?それとも母親だと思ってしまたのだろうか?

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 赤いズボンのところまでのぼりギュっとするビーバー

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 一人ぼっちで寂しかったに違いない。

 午後4時頃になって警察が呼ばれて野次馬の整理にあたり、動物管理局の職員も駆けつけた。群衆がビーバーを怖がらせてしまうのではないかと心配したひとりが、近くの店からダンボール箱をもらって来て、ビーバーの上にかぶせ、まわりの視線を遮った。ビーバーは怪我している様子もなく元気だったという。

 動画を投稿したマレーは、近くの店から出てきたとき、小さな生き物が地下鉄の出口のあたりを這いまわっているのに気づいたという。「最初、ハリネズミかと思ったんだが、とても大きな尾をもっていることに気づいたんだ。ワシントンのど真ん中でこんな生き物を見るのはとても珍しい」

 「人々がこのもふもふの無垢な生き物に惹きつけられるのは、嫌なニュースばかりの現実から少しでも気をそらせたいからなのではと、妻は言っている」とマレーは語る。

 ビーバーの子はその後、動物管理局の職員が近くの川に連れていき、ブロード・ブランチ・パークウェイの先のソープ・ストーン谷のトレイルに放したという。

なぜここにたった一匹で?

 しかし、どうして地下鉄駅の外の広場にビーバーの子がいるのか、まるで謎だった。人々はいろいろな理由を考えた。

 近くにある噴水の水の音に惹きつけられてやって来たものの、高すぎて水の中に入れなかったのかもしれない。

 地下鉄に乗ろうとスマートリップカード(パスモのようなもの)をチャージしようとしたけれど、機械に届かなかったのでは、とジョークを言う者もいた。

 いずれにしても、ちょこちょこと歩き回るその姿はなんともかわいらしい。ワシントン愛護協会の副会長スコット・ジアコッポによると、大人のビーバーでも単独でいるのは珍しいという。

 「本当は近くに家族がいると思うが、なにかあったに違いない。それとも何匹かいる子どもたちの中でも、この子は特に好奇心が強く、ひとりで勝手にどんどん歩いてきてしまったのかもしれない」

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 ビーバーはたいてい年に一度、1~6匹の子どもを産み、子どもは1~2年は家族と一緒に暮らしてから独立するという。その後も、だいたい半径6マイル(10キロ)以内くらいに留まっているらしい。

 最近の激しい嵐のせいで、家族と棲んでいた川の水かさが増してあふれ、この子だけが流されて家族とはぐれてしまったのかもしれない。ノースウェスト・ワシントンのブロード・ブランチ・ロード沿いのトレイルあたりから

やって来たのではないかと思っている人もいる。「この子は、このトレイルにたどりついて、ずっとそのまま間違った方向に歩き続けてしまった可能性がある」とジアコッポは言う。

 犬や猫、爬虫類、時にはアメリカクロクマなどを扱ってきた愛護協会ですら、これはとても珍しいケースであるという。これまでビーバーが町中で目撃された例はないそうだ。

via:Baby beaver at Metro station has its Twitter moment・translated konohazuku / edited by parumo

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この記事へのコメント、37件

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  1. >子どもは1~2年は家族と一緒に暮らしてから独立するという。
    >ビーバーの子はその後、動物管理局の職員が近くの川に連れていき、ブロード・ブランチ・パークウェイの先のソープ・ストーン谷のトレイルに放したという。
    この子は一人で生きられる年齢に達しているのか、ちょっと不安だなあ。まだよちよちじゃないか。

  2. 子供一匹では野生に返してもどうしようもない。
    放した場所が家族の住む水域だといいな。

  3. 保護されてよかった
    よじ登っちゃったのは子供だからまだ好奇心のほうが強いのかな

  4. ビーバーをまじまじと見るのは初めて。
    思っていた以上に平らなしっぽでびっくり。

  5. 大人のビーバーは結構攻撃的だし
    近くに親がいなくて良かったというべきかも

  6. 野生って言ってもまだ子どもでしょう?
    親がいる場所も分からないし・・・
    大きくなるまで保護施設に入れることはできなかったのかな?

  7. 育児放棄とかで衰弱してるわけじゃないし、野生動物は安易に保護するわけにもいかないからなあ…

  8. この頃はジャスティン君も可愛かった…って
    ビーバー違いか…(座布団お返しします)
    大人のビーバーは割と性格が荒いんだけど、子供だと
    こんなに人懐こいんだね。お腹減ったよ~助けて!!って
    言ってるみたいで、少し切なくなりましたけど、保護されたと聞いて、あぁ良かった~と安心しました

  9. トムとジェリーで丸太をすごい勢いで削るのがビーバーだったか

  10. なぜ野生だとわかるんだ?
    ペットが逃げたのかも知れないだろ

  11. 水鳥のヒヨコといいラッコといいカワウソといいカピバラといい
    水辺もふもふ系の赤ちゃんは例外なく人類征服目的の兵器だとは思わんか?

  12. よい子のみんな!「トレイル」は日本語で言うと「小道」または「脇道」とかいった意味合いの「小さな山道(やまみち)」の事だよ。

  13. どうか無事に育って欲しい。それにしてもゾンビーバーって・・

  14. 一人で生きてけるとは思えないけど放しちゃったのか
    動物保護施設かなんかに連絡して保護してもらったほうがよさそうだったのに

  15. 1人で生きていけるまで、保護してあげることはできなかったんだろうか・・・。
    この位の子で(多分)親とはぐれている子を野生にかえす・・・は、ちょっと残酷な気がする・・・。独り立ちできるまで、対処はあっただろうに・・・。

  16. こいつら噛む時アマガミなんかしないからな
    手を出して指が無くなった可能性だってある

  17. んああああぁぁっ!!
    こんなんされたら持って帰っちゃうよーー!!!

  18. 成体ビーバーってかなり凶暴なんだっけ
    ロシアかどっかで近づいた男性が噛みつかれて死んだってニュースになってた気がする

  19. 密輸業者が逃がしてしまった子とか?
    なんにせよ自然とココにたどり着いたとは思えない。まだ自立もしてない様子だし、動物園が保護した方が良かったと思う。

  20. まぁ普通に猛禽類とかの餌になったと思うわ・・・
    自立するには未熟すぎるし、親獣の保護が無ければ・・・

    1. ♪ぼくはビーバー なんたってビーバー
      が※35まで出てこないってどういうこと!?
      みんなバクさんのカバンを忘れちゃったの?

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