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涙が止まらない!ロサンゼルス山火事を5日間生き抜いた犬、飼い主と感動の再会

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image credit:Instagram @lizkreutznews

 多くの被害を出しているカリフォルニア州ロサンゼルスの山火事は、発生から1週間を過ぎてもまだ延焼が続いており、どれだけの被害になるのか、その全貌はまだ判明していない。

 人間だけでなく多くの動物たちも被害に遭い、ケガをしたり飼い主と別れ別れになったりと、今この時も不安な中での生活を余儀なくされている。

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 そんな中、行方不明になっていたペットの犬が、5日間ひとりで生き抜き、飼い主と再会したという明るいニュースが入って来たので紹介しよう。

避難命令が出て、愛犬の待つ家に帰れない!

 ケイシー・コルビンさんの自宅のエリアに避難命令が出たのは、彼が職場で仕事中のことだった。

 自宅にはオレオとティカティカティカという2匹の愛犬が取り残されていた。ケイシーさんは危険を顧みず、愛犬たちを迎えに自宅に向かおうとした。

 だが道路は避難する人々で溢れかえっており、渋滞を抜けるのに5時間も費やすことに。そしてその時、既に彼の家は炎に包まれていたのだ。

 ケイシーさんの話を聞いた消防士が、代わりに愛犬たちを探そうと彼の自宅に向かった。消防士はティカティカティカを見つけたが、オレオの姿はなかった。                                                                            

 ケイシーさんは断腸の思いでオレオを残し、焼け落ちていく自宅を後に避難するしかなかったのだ。

 ケイシーさんが避難してから5日が経った。彼の家は全焼したが、オレオの行方はわからなかった。そこで彼ははチラシを作り、SNSなどで情報を求め続けた。

 その結果、近所の人からオレオの目撃情報が寄せられた。どうやらオレオは無事で、ケイシーさんの隣人宅の瓦礫の中にいるらしい。

5日ぶりの愛犬との再会

 ケイシーさんは捜索隊とともに、変わり果てた自宅へと足を向けた。焼け残った門の前にたどり着くと、なんとその向こうにオレオの姿が。

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image credit:Instagram @lizkreutznews

 ケイシーさんが呼びかけると、オレオは真っすぐ門に向かって走って来て、ケイシーさんの腕の中に飛び込んだ。

 感動の再会を果たすケイシーさんとオレオ。「感謝します、神に感謝します!」と、泣きながら声を上げるケイシーさん。愛犬を抱きながらガッツポーズをした。

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image credit:Instagram @lizkreutznews

 感極まって、オレオを抱きしめながら踊るように歩くケイシーさん。この様子を取材していたNBCニュースの特派員は、次のように語っている。

オレオはケイシーさんを見るとすぐに走ってきました。このよう悲惨な状況の中で、信じられない瞬間であり、明るい話題でした

 ティカティカティカを助けてくれた消防士と。2匹とも無事に見つかって本当に良かった。

まだペットと再会できずにいる飼い主も多い

 だが無事に再会できたのはほんの一握りだ。Xに投稿されていた動画には、やはり避難命令が出た時に職場にいて、家に帰れなくなった男性が紹介されている。

 彼は自転車を借り、何とかして自宅に向かおうとしていたところを警察官に止められた。

 だが彼はあきらめきれず、「犬は僕の家族なんだ!」と泣きながら訴え、警察官に愛犬を助けてくれと懇願している。

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image credit:X @bri_sacks

 この動画が投稿されたのは1月8日のことだが、この後自転車の男性は愛犬と再会できたのだろうか。

 今回の山火事では、既に焼失した住宅は12,300棟以上に達し、死者や安否不明者の数も増え続けている。

 一日も早い鎮火を、そして住人たちはもちろん、ペットたちが無事に元のような生活を取り戻せる日が来ることを祈りたい。

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この記事へのコメント 21件

コメントを書く

  1. 一刻も早く山火事が鎮火して、家族が1人も1匹も欠けることなく一緒にいられます様に

  2. 以前行ったショッピングモールに火の手が迫ってて、消防士の人が対応してたけど時間の問題って感じだった
    辛い

  3. 本当に本当に再開できてよかった
    よく生き延びてくれた
    あとティカティカティカの名前の由来が知りたい

  4. 引き留める警官も辛いだろうな
    正直行かせてあげたい気持ちだろう

  5. もしうちの子だったらと思うと泣けて泣けて
    ティカティカティカ、3回繰り返すのが何だか良い

  6. 庭があって家が密集してるわけでもないのにめっちゃ燃えたなぁ・・まあ水無きゃ消火出来ないよね・・・・。ペット達が無事に飼い主さんの元に戻れます様に(´・ω・`)

  7. うれし泣きにむせぶケイシーさんに抱っこされたオレオ、いい笑顔だしティカティカティカも無事で良かった。
    人的被害ばかりがニュースになるのは仕方ないことだしケイシーさんは運が良かったとは言え、影にはこういうペットの悲劇が数多くあるのも忘れてはいけないよね。日本でも震災の時には人にもペットにも多くの犠牲が多く出た。

  8. 犬は子供同然だもんなぁ、そりゃ心配で避難なんてしてられないよ

  9. ケイシーさんがどうしていたか解らないけれど、万一に備えてのマイクロチップ、大事よね。

  10. ケイシーさん5日間、どんだけ胸がつぶれる思いしてたか
    元気なオレオと再会できて本当によかった(;∀;)
    オレオはうれしいけどきょとんとしてるというか、喜び方が日常の延長のように見えるね
    あっケイシーさんだーやっと戻ってきたー(ニコニコ)、みたいな
    迎えにきてくれるのを信じて疑わなかったからこそ、日常の喜び方だったのかもしれない
    いやとにかくよかったよかった
    離ればなれになってる他のペットたちもみんな、飼い主と再会できるよう願わずにはいられない

  11. 捜索の報から実際に腕におさまるまでのインスタでのアップデートの日々、引き込まれて読んじゃいますね
    遠巻きにお世話してくれていた方々にも朗報だ

  12. なんてことだ
    避難命令で犬が取り残されてるケースがあるんだね・・・
    だいぶ犠牲になったろうな

  13. 昭和の話だけど伊豆大島の噴火で住民全員が緊急避難した時、動物は置き去りにしなければならなかったんだ
    でも避難所でインタビューを受けていた中年女性が「置いてきました」と言ったタイミングで彼女のリュックから犬が顔を出したんだ
    昔だから色々言われただろうけど、その女性はきっと一度も後悔しなかったに違いない

  14. この記事の4枚目の写真を他所で見たんだけど、オレオは黒白の犬の方だと思ってた。薄茶の方がオレオだったことに驚いた。

  15. この子は飼い主と再会できてよかったけど見つかったかどうかわからない自転車の方とかその他の方々を思うとつらい
    仕事で遠くにいてどんなに頑張ってもたどり着けない中で大事な家族である子たちが炎の中で苦しんでいるかもなんて考えたくもない、つらすぎる

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