地球温暖化と熱中症時代の到来!
先ずは皆さま、暑中御見舞い申し上げます。
猛暑、酷暑、そして烈暑と外出するのも躊躇うような殺人的な暑さが連日続き、埼玉県熊谷市では観測史上最高気温の41.1℃を記録するなど、日本列島各地が灼熱地獄と化している。僅か1週間に熱中症で救急搬送された人が全国で2万2千人を超え、そのうち死亡者が65人にも及んでいると言う。まさにこれは災害ならぬ炎害であり、熱中症時代の幕開けとも言えるだろう。
この猛暑は日本だけではなく世界各地で起こっており、米カリフォルニア州デスバレーでは52℃を観測、90人以上の死者が出るなど猛暑の凄まじさを物語っている。北欧の北極圏でもノルウェーで33℃を超え、スウェーデンでは至る所で森林火災が発生していると報じられている。またある国では猛烈な熱波の影響でアスファルトが溶け出し、中のコールタールが車のタイヤに絡みついて走行不能に陥ると言った信じ難い情報も飛び交っている。ベトナムでは南シナ海で発生した台風の影響で大洪水に見舞われて多数の死者が出ており、中国でも19万人が避難するなど、猛暑と豪雨がセットとなってアジア各地に被害を齎している模様。
WMO(世界気象機関)によれば「北半球で異常な高温や豪雨、干ばつが発生するなど世界各地で異常気象が起きている」と警鐘を鳴らしている。これらの現象が気候変動によるものかは特定できないにしろ、温室効果ガスの上昇傾向には関連しているだろうと述べており、各地の異常気象の背景に森林伐採などの環境破壊も地球温暖化に拍車をかけているものと思われる。
このまま温暖化の状態が進めば、そう遠くない未来で35℃を超える体温並みの気温が当たり前となり、日本では四季が無くなり夏と冬だけが交互に訪れるという、極端な気候に陥り、私たちの生活環境や生活スタイルも大きく変化せざるを得ない状況になる事も考えられる。
日本の美しい四季を守るために私たちがやるべき事は温室効果ガス排出削減の努力であり、それが自分の身を守る、或いは未来の子どもたちに残す環境と言う財産にも繋がるのである。地球の環境を生かすも殺すも私たち人間の心がけ次第、自分の命を守りたければ地球に優しく接する事、それが責務ではないだろうか…。
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