仏様に願いを込めて(助け愛)。
東海から関東甲信、東北に至る広範囲にかけて未曽有の大雨を降らせ各地に河川の氾濫、堤防の決壊を齎し甚大な被害を与えるなど、これまでに類を見ない正にモンスター級の台風19号(ハギビス)。私も今回に限ってはかなり神経質になった。瞬間最大風速60mの暴風がもし吹き荒れたら古い木造、しかも家の前は風を防ぐ物は何も無い公園、昨年の台風ではベランダの仕切り板が私の所だけ木っ端微塵になった経緯があるため、洗濯機を部屋に仕舞い込むなど備えをした。
家からさほど遠くない所に新河岸川、荒川が流れているが川の上流(支流)では氾濫が相次ぎ、牙を剥いた水の怖さを物語っており、次々と伝えられる警報や避難指示に戦々恐々としていた。暴風がピークを迎えた頃、部屋が『ミシミシ』と音を立てて揺れたため、避難勧告は出ていなかったが、一ヶ月分の薬をバッグに詰め、いつでも避難出来るよう準備をした。
神奈川県の武蔵小杉に住んでいる友人宅は多摩川から500mほどの距離にあり、かなり危険な状況だったと後に話してくれた。私自身10代の時に静岡市を襲った『七夕豪雨(24時間508mm)』を体験しており、その時の被災者の一人であったため、今回のような大雨に見舞われると必ず数十年前の悪夢が鮮明に蘇る。道路上をモーターボートが叫ぶように走り、晴れ渡る青い空には自衛隊のヘリコプターが何機も飛び回っていた。周りの家々は深い所では屋根まで水に浸かり、その屋根で救助を待つ人々。巴川と安倍川が氾濫し静岡市全域が水没したかのようだった。
地球温暖化が進み地球全体を侵食し始め、自然のバランスが大きく崩れ始めて来た現在では今後も19号と同程度の台風は数多く発生し想定を越えた被害をもたらす事は必至であり常に自分とそして隣人の命を守る、助け『愛』が必要不可欠であると思う。
※アップした写真は増上寺に行った際、一眼レフで撮った観音菩薩とお地蔵様たち。一眼レフカメラ購入に関しては近日中にお話ししたいと思います。
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