30年振りの万年筆はネーム入り。
静岡市内でパソコン教室『ゆうらくの森』を経営・講師をしている息子の勇樹から、誕生日祝いのスペシャルプレゼントが届いた。それはネーム入りの黒い高級万年筆!金色でK.Toshikiと刻印されているのが確認頂けるだろうか。
万年筆で文字を書いていたのは30年以上も昔の事で、今ではもっぱらボールペンが主役となっている。パソコンが普及すると更に文字を書く機会が減り、筆記用具の代わりにキーボードを叩くのが日課となってしまった。
年末近くになるとほぼ99%の確率で心不全を起こし救急搬送になるため、ここ4年は年賀状を書く余裕すらないという情けない状態。
息子の「この万年筆で多くの作品を書いて欲しい」と言う熱い想いが篭められたネーム入り万年筆を手に取れば、執筆意欲も盛んに沸いて来るというもの。なんと書き心地の良い万年筆だろうと、感動で手までが震えて来る。
30年ぶりの万年筆は忘れ掛けていた作品への拘りをも思い出させてくれた気がする。息子からの優しく熱い想いに応え、小説・エッセイ・詩などを意欲的に書き綴って行こうと、今年の新たなスタートを切る事が出来た。
そしてまた1~2月に掛けて100%の入院を余儀なくされて来た訳であるが、今年はそれを回避出来ている事は実に喜ばしい限りだ。それには勿論、言葉では言い表せぬほどの努力が実っているからであり、一滴の水さえも我慢して忍の一字で入院回避を実現せねばと言う固い意思の下に自分の環境を置き、週一で訪れる看護師のアドバイスにも助けられながら、3分の2壊れてしまった心臓に「よく頑張っている」と感謝の念を忘れず、今年を無事に乗り切って行こうと思う次第である。
- 関連記事
-
- 息子の落語披露と40年越しの謝罪。 (2017/10/11)
- 父の日は似顔絵とともに。 (2016/07/21)
- 30年振りの万年筆はネーム入り。 (2016/03/18)
- ひとめぼれ30キロの思い遣り。 (2014/03/23)
- あの世からのメセージ。 (2012/10/17)