fc2ブログ
ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

Legend of The Moon(伝説の月)。

2014年10月12日
エッセイ 23
月食

 宇宙の存在が現在ほど明らかにされていなかった遥か昔、古代人の眼に月はどのように映っていただろうか。月に纏わる話しは世界各地に散らばっており、そこの住人によって語り継がれている月の姿は様々だ。
 日本では「かぐや姫」の伝説が最も有名であり、そしてまた「うさぎの餅つき」はインドが発祥地となっている。古代から人類と密接な関係にある月、子どもが産まれる確立が最も高いのが満月の時であり、潮の満ち引きも月の引力によって引き起こされる自然現象である。
 どれほど文明や科学が進んでも、人は月の持つ神秘に魅せられ、果てしなき浪漫と情景を月に求めるものである。
  10月8日夕暮れ過ぎ、夜の帳が下り始めた頃に3年ぶりの皆既月食が始まった。東京は生憎の薄曇りであったが、日本全国でその姿を確認。月が地球の本影(太陽の光を完全に遮る領域)に入り、オレンジや赤の色合いに月が染まる様子を約1時間に亘って観測。
  この皆既月食に纏わる伝説も世界の神話の中に散りばめられており、北欧では太陽と月が2頭の狼に追い回され、「月が狼に飲み込まれた」と捉えられている。 そしてまたインド神話によると、ヒンドゥー教の神・ビシュヌの怒りを買い、首だけにされた4本腕の魔族「ラーフ」が、月を飲み込んでしまう等、「悪が月を飲み込む」と言った説が多く見受けられる。
 いかにも古代人らしい、日蝕や今回の月蝕にしても不吉な予兆として捉えられていたようだが、その人類の叡智を超えた宇宙神秘の前にあっては、まさに「神と悪魔」を象徴していると言ってよいのではないだろうか。
 運よく、この神と悪魔が織り成す天体ドラマを見たという方がおられたなら、ぜひご一報頂ければと思います。


関連記事

気に入ったらシェア!

俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント23件

コメントはまだありません

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月12日 (日) 01:26

アイヌラックル

どうもアイヌラックルです。
部活の練習終わりにみました。
月食とは真に美しいものだなと改めて認識しました。

2014年10月12日 (日) 02:54

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月12日 (日) 10:55

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月12日 (日) 15:29

ネリム

こんばんわ
赤い月は神秘的だなと思います。

2014年10月12日 (日) 17:54

ちょび 

何時もお立ち寄り有難うございます! 

 日食の場合はまぶしいけれど、その点月はいいですね・・・
一時間以上も月を眺めていたのははじめてですが、散歩の時などにも
月が出るのを楽しみに歩いています。
  そして海に沈む熟したトマトのような色の夕日なども
神秘的ですよね。

2014年10月12日 (日) 20:17

sado jo

こんばんわ^^

赤い月…不気味ではありますが、それはそれで美しいものですね^^
自然の営みは偉大だと感じます。人は小さな存在です。奢ってはいけませんね。

2014年10月12日 (日) 21:29

イヴまま

おはようございます 俊樹さん。
札幌でも空の天体ショーがはっきり観測できました。
赤い月は怖いほど神秘的で不思議な時間でした。
ちょうど元宇宙飛行士の山崎直子氏のお話を
うかがう機会がありましたので
尚更また果てない宇宙へのロマンを感じました。
体調はいかがでしょう。温かくして過ごしてくださいね。

2014年10月13日 (月) 10:01

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月13日 (月) 11:12

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月13日 (月) 20:28

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月13日 (月) 20:33

koyuri

見ようと思いつつ

仕事が遅くまであったので、疲れて忘れてしまいました‥‥

2014年10月13日 (月) 22:58

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月14日 (火) 02:26

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月14日 (火) 14:20

野津征亨

こんにちは。

仕事終わりの職場から失礼します。
皆既月食、見ましたよ。
空が曇っていたのか、霞んであまり形がはっきりとは見えませんでしたが、不気味な紅に鳥肌が立ちました。
それでも見上げずにはいられない、月には人を惹き付ける不思議な力があるように思います。

2014年10月14日 (火) 17:26

マムチ

こんばんわ~♪

皆既月食、見れなかったのです(泣。。
次の日TVで見たのですが
直接見たかったなぁぁ。。

体調の方はどうですか!?
今日はジムで筋トレをしてきたので
明後日はきっとバキバキです(笑)
明日じゃなくて、明後日というのが・・ミソ(笑)

2014年10月14日 (火) 20:23

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月15日 (水) 10:53

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月16日 (木) 01:16

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月16日 (木) 16:41

たけぞう

こんばんは(*^^*)

風も雲もなく良く見えました(*´∀`)

月食のところはモヤッとしてましたが…

月は数多の人の営みを見て来たのでしょうね(*´ω`*)

これからも様々な物語を見続けるのでしょうね(*´ω`*)

2014年10月16日 (木) 20:03

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月17日 (金) 15:06

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月18日 (土) 19:10

-

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2014年10月21日 (火) 21:14