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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

天竜川の子守唄(鎮魂歌)追記あり。

2013年08月28日
14
天竜川


小舟 ゆらゆら
揺りかご ゆれる
寝た子 起こすな
船頭さんよ
一つ二つは よいけれど
三つ みなもに
陽が沈む
暴れ天竜
この川 越えて
母さま 待つ里
恋しや 我が子
寄せては 返す
船頭さんの
舵取る 手に降る
波しぶき



 2011年8月17日、天竜川ライン下りで起こった転覆事故で5人が死亡したが、中にはオムツも取れない幼子がいた。事故現場は奇しくもわたしの母校である「天竜養護学校」の直ぐ下を流れる場所であり、当時は病室を出て裏山に行き毎日のように眺めていた。
 わたしにとっての天竜川は母のように大きな存在であり、このような場所で痛ましい事故が起きてしまい哀しみに暮れるばかりであった。犠牲者を弔う意味も込めてこの子守唄を作りました。

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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント14件

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みゆきん

勝手に作曲して歌っちゃった(≧m≦)ぷっ!

2013年08月28日 (水) 16:37

rukira

詩を読んで

どことなく悲しげな感じが伝わって来ましたが・・・そうだったんですね・・・

痛ましい事故があったんですね・・・心よりご冥福をお祈り致します。

でも、透き通った綺麗な誌ですね^^

2013年08月28日 (水) 17:07

孝ちゃんのパパ

こんばんは。

まだ、あれから2年しか経っていないのですね。
その事実に驚いています。

傍観者であった僕たちにとっては遥か昔のことのように感じられますが
子供を亡くしたお母さんにとっては
その時から時間が止まっているのかもしれませんね。

詩からもそれが伝わってきます。

2013年08月28日 (水) 19:10

yume-mi

俊樹さんの詩から、母の思い、子の母への思い
舵取る船頭さんの一生懸命さ・・・
いろいろな思いが見えました。

赤ちゃんはまだわからなくとも
母を求めているはず。
母は当然のごとくに・・・・

事故などのニュースを見るたびに
心が痛みますね。
被害に合われた方にとっては一生心に傷を負っていかなければ
いけないのだから・・・・

2013年08月28日 (水) 20:14

ネリム

こんばんわネリムです。
子供を亡くした親は辛いなと思います。

2013年08月28日 (水) 20:53

おこちゃんちゃん

赤い鳥の一番好きな曲の(竹田の子守唄)…貧しい片田舎で子守りをしながら故郷、親への想いを切なく歌っているこの曲と、俊樹さんの詩の親の気持ちが、かぶさります。。きっとこの詩に、曲をつけたならば、竹田の子守り唄のようになるのでしょう。

2013年08月28日 (水) 22:46

koyuri

事故が起きた時だけ騒ぐ日本と

全く違うのが、俊樹さんならでは。

事故というのは、その前の些細な出来事が積み重なって、大きな過ちに繋がって行くのでしょうね。

2013年08月28日 (水) 22:53

みゆきん

私の歌を聴いたら眠れなくなります
雑音だもん(*^^*ゞ

2013年08月29日 (木) 09:17

みゆきん

母が亡くなって4年
まだ側に母が居ます。
私が心配なんでしょうか?

2013年08月30日 (金) 09:05

荒野鷹虎

俊樹さんへ!!

おばんです!
まずは(ブろ友)に序列された事を誇りに思います。‼
ありがとうございました。私は「詩」は最も弱い分野ですが
俊樹さんの描く記事には人生観が詰まっています。!
私も満身創痍と言ったら笑われそうですが非常に励まされています。

両親に早く分かれ、戦争で次兄が戦死して以来、考えがいつの間にか。詩的になったように思います。日本人の自殺は本当に悲しい事実ですがなんとか防ぐ事が出来るのではないかと常々思っています。それが文学だと思っています。!これからも宜しく‼☆!!

2013年08月30日 (金) 19:50

マルコびっちjr

天国への地図

今40ちかくになって 
若い時はどう生きればよいかとおもてった 今は どう最後を迎えるか
今 天国への地図を作成中

私は20代 刑務所に2度行きました 法からはずれた私です 
自分の犯した罪 加害者 両親への謝罪 なにもかも半端です
死にたいと思うけど みなさんに頭を下げながら生きていきます
今は勝手ながら 自分の趣味を生かし 収入を得ています 
生きていかなければ・・・ 
なにはともあれ 日本人は幸せな境遇です
ぬるいこといってられません

2013年08月30日 (金) 22:30

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2013年08月31日 (土) 12:00

くわぁ

死ぬときは一緒とはいいながら、
溺れて死ぬのは苦しくて悲しくて…。
後悔の念が湧くものです。

ましてや事故での望まぬ死。
人の哀れを感じてしまいます。
合掌です。

2013年08月31日 (土) 21:24

緋奈蜜

はじめまして。緋奈蜜(ひなみつ)と申します。
先日は私のブログにご訪問いただきありがとうございました。

read moreを読まずにまず、この詩を読ませていただいたのですが、文章の流れや言葉遣いが美しいなと感じていたのですが、そんな悲しい事故が背景にあったんですね・・・
天竜川の事故は私の住む地域でも伝えられたのですが、すっかり忘れていました。
やはり、住んでいる地域が違うだけでこんなに関心や感じ方が違うのだなと強く思いました。


犠牲者の冥福を祈るばかりです。


また、訪問させていただきますね。

2013年08月31日 (土) 22:45