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ビーチサイドの人魚姫
俊樹

2019年9月Nikon D700で一眼レフデビュー。カメラは独学。2020年4月、Nikon D810へアップグレード。いつか写真展を開く為、日々精進。勿論、詩、小説、エッセイ、作詞は継続中。2021年夏、Nikon Z7Ⅱへと更にアップグレード。2022年10月、3回目の心臓手術に耐え抜き現在に至る。2023年8月ペースメーカー植え込み。

母が静かに眠る海(母の命日に寄せて)追記あり。

2013年09月08日
21
母の海


引き裂かれた想いを胸に抱きながら
僕は今日もこの海に来る
ざわめく風とさざ波が
母のため息となり
この小さな僕の足に纏いつく
何処まで行けども
深く暗い海の果て
あなたの瞳は
固く閉じた貝の中
二度と僕を見つめる事もない
母が静かに眠る海
だから僕も一緒に貝になる




 実家の藤枝に背を向けて福島の地に旅立った母は、常盤市で自ら命を絶ちました。多くの謎だけをわたしに残して逝ってしまいましたが、数十年経った今になって漸く数少ない母の痕跡を幾つか見つける事が出来ました。
 母の波乱万丈な28年間を振り返る事が自分に課せられた使命と思って、わたしはこれからも貴女の足跡を探し続けます。
初掲載
2012年6月24日
05時41分09秒。

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俊樹
この記事を書いた人: 俊樹
本名/神戸俊樹
静岡県藤枝市出身。
19歳の時に受けた心臓手術を切っ掛けに20歳から詩を書き始める。
2005年3月詩集天国の地図を文芸社より出版、全国デビューを果たす。
うつ病回復をきっかけに詩の創作を再開。
長編小説「届かなかった僕の歌」三部作(幼少編・養護学校編・青春編)父を主人公にした(番外編)を現在執筆中。
詩、小説、エッセイ、作詞など幅広く創作。
2019年9月、一眼レフデビュー。Nikon D700を使用。
2020年4月、Nikon D810にアップグレード。
2021年夏、ミラーレス一眼 Z7Ⅱへと更にアップグレード。
2022年10月3度目となる心臓手術を受け、大成功を収める。
2023年8月徐脈性心房細動で心停止(失神)したため、ペースメーカーを植え込む。

コメント21件

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konoha

天国の地図購入しました。

ゆっくり 読ませて頂きます。
貴方の訪問で 貴方を知りました。
痛みは 優しさを与える 考える力を与える
物にした物は 特別な使命を与えられた「人」
と思います。
逆境は 人に哲学させる、逆境の素晴らしい
パワー 人に凄い能力与えますね。
貴方のブログ 知り 良かったと思います。
「天国の地図」20日(月曜日)届きます,楽しみにして居ます。有難う\(・o・)/

2012年08月19日 (日) 09:27

俊樹

konoha さん

ありがとうございます。
読後の感想など聞かせて頂けると嬉しいです。

> ゆっくり 読ませて頂きます。
> 貴方の訪問で 貴方を知りました。
> 痛みは 優しさを与える 考える力を与える
> 物にした物は 特別な使命を与えられた「人」
> と思います。
> 逆境は 人に哲学させる、逆境の素晴らしい
> パワー 人に凄い能力与えますね。
> 貴方のブログ 知り 良かったと思います。
> 「天国の地図」20日(月曜日)届きます,楽しみにして居ます。有難う\(・o・)/

2012年08月19日 (日) 11:33

ネリム

夜分遅くに失礼します

お母様への思いが伝わってきました。

家族を大切にしないといけないなと思いました

2013年09月08日 (日) 00:50

トマトの夢3

こんにちは

お母上様への愛は海より深し
固く解けない絆・・・
慕い想う気持ちはとどいていると信じます

2013年09月08日 (日) 12:43

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2013年09月08日 (日) 13:34

koyuri

小説を読んだ後で

この詩を読むと、グッと来ます。

本当に幼子の時に、生き別れ、死なれてしまうというのは、大変なコトだったでしょうね。

2013年09月08日 (日) 23:25

yume-mi

母と子は永遠に強い絆で結ばれている
そう思っていました。

切れてしまっても目には見えない
強いものであなたを守ってくれているでしょう。
母に見てもらえない、お話できないと
思うだけで寂しく張り裂けそうです。

小さい頃にそれを経験されたのだから
どんなお気持ちだったことでしょう。

ごめんなさい。何もわからないのに
軽はずみでは書けないですが。・・

胸が熱くなる詩でした!

2013年09月09日 (月) 01:23

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2013年09月09日 (月) 10:12

孝ちゃんのパパ

こんにちは。

28年間・・・・・・・・・・
わずか28年にお母さんの人生が凝縮されているのですね。
もっとたくさんのおかあさんの足跡を探せ出せることを願っています。

2013年09月09日 (月) 15:53

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2013年09月09日 (月) 16:47

rukira

何も言葉に出来ません・・・悲しくて・・・

近くに私が居たらあなたを抱きしめます・・・(え?遠慮するって?へへへ・・・)

2013年09月09日 (月) 20:59

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2013年09月09日 (月) 23:27

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2013年09月10日 (火) 11:22

マムチ

こんにちわ~♪

悲しく、、心にグッとくる詩ですね。。
先日天国に旅立った父の事を思い出しました。。

2013年09月10日 (火) 15:30

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2013年09月10日 (火) 15:52

くわぁ

28年の人生ですか…。
私の母も40前で亡くなりました。
病弱で気だけが強い母でした。(病死)
悲しいですねぇ。

田舎で祖母に母の思い出を語った時があります。
祖母はお前が思うようなお母さんじゃなかったぞ。
そう言うんですね。
それが妙に悲しかったことを覚えています。
その祖母も亡くなりました。
明治生まれですから…。

詩の感想はむずかしいです。
ダビンチやアングルに感想は言えません。.
詩の評価ってどうしてるんでしょうね。
甥っ子みたいな奴も葛原さんと同じようなことをしてるんですよ。

俊樹さんの詩は感覚的にビビ~ンと響きます。
だけど言葉では言い表せません。
それで「なるほど」という失礼な言葉になってしまいます。

麻布十番に毎週通ってた時もありましたよ。
中堅幹部(劇団)から応援を頼まれまして…。
でも、あの人の詩だってどうなんでしょうね。
歴史としては残ってますが…。
私としては疑問です。

春日八郎。
お母さんは口ずさんでいたと思います。
でも、鼻歌としては良くても本格的に歌うには難しすぎます。
私も変な曲だなあと思ってました。 ^^
会津生まれなんですよね

2013年09月10日 (火) 21:16

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2013年09月10日 (火) 21:45

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2013年09月10日 (火) 22:55

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2013年09月11日 (水) 12:12

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2013年09月11日 (水) 13:50

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2013年09月14日 (土) 17:49