週刊金曜日 630号 2006.11.10 目次、9条否定で核も持つ タカまる出しの安倍"軍事"政権
週刊金曜日 630号 2006.11.10 目次
P4,金曜アンテナ 「省」昇格で政策は一大転換自衛隊海外派兵、本来任務へ(山本英夫「派兵チェック」編集委員会)
防衛庁「省」昇格法案は防衛庁設置法、自衛隊法、安全保障会議設置法の3法をはじめ、その他関連70法案に及ぶ。防衛庁を「防衛省」とし、・・。防衛庁「省」昇格法案は海外派兵を本務とし、明文改憲を呼び込むものですらある。
教育基本法「改正」を阻む3 やらせとアリバイ作りで衆議院通過の危機(星 徹)
衆議院教育基本法特別委員会での共産党の質問で、政府が青森県で9月に開催した教育改革タウンミーテングにおける内閣府作成「やらせ質問」文書が明らかになった。
憲法9条を変えて核も持つ タカまる出しの安倍"軍事"政権 天城慶
創価学会にひれ伏す
安倍自身も官房副長官時代に早大で「核兵器の使用は違憲ではない」と講演したことがある。
P14安倍政権の”軍師”葛西敬之という男 立山学
安倍政権の首相直属の「教育再生会議」の委員に、葛西敬之IR東海会長が指名された。
・葛西流の国家的リーダー養成構想
・JR民営化功罪の見直し
現憲法の担い手の護憲勢力の解体には、国鉄民営化は大いにメリットがあった、と彼は高く評価する。
国鉄改革の主な狙いが「闘う労働運動つぶし」であった・・。
・葛西「改憲レポート」 「明文改憲は容易ではない」。国益上、集団的自衛権行使が必要だ、と首相が判断すれば先行行使せよ。、と強調。
国鉄改革で不当労働行為を乱発し、闘う国鉄労働運動つぶしを先行させたやり方そのものである。
P16 ヨーロッパから見た安倍政権「オオカミと七匹の子やぎ」 梶村太一郎
「ドイツのネオナチと同じ思想を持つ」「ホロコーストを否定するイラン大統領と同じ」
・本性を隠す首相
(国外で)安倍氏ほど就任前から厳しい批判にさらされた首相はいない。
ニュールンベルク・東京裁判潘悦の否定、「自虐史観」拒否、戦犯崇拝、国家主義・・、どれをとっても安倍氏の思想が、ドイツのネオナチスと双子の兄弟のように瓜二つであることは良く知られている。
「歴史修正主義者安倍」
・アジアに差し出すメリケン粉まみれの手
防衛省昇格、教育基本法改悪、共謀罪実現、集団的自衛権確率、国民投票法・・。教育現場から民主主義を排除し「戦後レジーム(体制)を破壊するのだ。教育法改悪の目的は「国家が精神的権威と政治的権力を一元的に占有する超国家主義」(丸山真男1946年)への復古である。だまされてはならない。
日本が実現をめざすべきなのはメリケン(アメリカ)の軍事力に依存した古くさい反共旧体制ではない。南北朝鮮の非暴力による平和統一と、急速に力をつけているアジア諸国との共存共栄の実現だ。そこでは日本の平和憲法が強固な礎になることは間違いない。日本の足下からの民主主義と非武装の確立と実現は、アジアの最大の安全保障なのである。
P31 国民投票法案審議「改憲への一歩」報じないメディア 山口正紀
平和憲法を壊し、「戦争ができる憲法」を目指す自民党が改憲手続きを定める「国民投票法案」の実質審議に入った。
国民投票法を急いで作れという声は、改憲推進勢力以外からは上がっていない。
法案は「国民の知る権利」「表現の自由」を侵す重大な問題をはらむが、メディアは報じない。
1)改憲案の内容を周知させる「広報協議会」の構成を国会議席数に応じて割り当てる、自動的に改憲派が2/3以上を占め広報の主導権を握る。
2)新聞・放送での広告費用・スペースも議席数で割当、自動的に改憲賛成広告が反対広告を圧倒
3)投票7日前から政党以外の広告・広報活動禁止することは、市民の表現の自由を著しく侵す
4)公務員・教員に対する「国民投票運動」参加制限は、約500万人から言論・表現の自由を奪う
P32痛憤の現場を歩く62 鎌田慧 横須賀の米兵による女性殺害事件
2006.1.3早朝、横須賀市内で空母「キティホーク」乗組員の米兵が女性を暴行、殺害する事件が起こった。
きんようぶんか読書「ネオリベ化する公共圏」壊滅する大学・市民社会からの自律 すがひでみ・花咲政之輔 明石書店
この国の知をめぐる暗黒世界の向こうに 本橋哲也 思想
教育基本法改正案が大学教育の変形を目論んでいることが意外に理解されていないのではないだろうか。
ーー
<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2006.11.10
_____『週刊金曜日』
【1】今週号のことばから
【2】一筆不乱(編集長コラム)
【3】注目の記事
【4】今週号目次と次号予告
【5】最近話題の「裏窓」
【6】催し物のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】今週号のことばから
25、6年前、サンケイリビングでは主婦を編集長にすえる「奥様編集長」ということをやっていた。山谷えり子さんもその1人です。編集長といっても、テーマを編集長会議などで決めて、リビング内の編集部でお膳立てしたことにのっかって、ものを言ったり、対談をしたりして特集面を月1回くらいつくるものだった。(サンケイリビング新聞社の元関係者)
何かと思い、いったん、家に上がり玄関に回って開けると、背広姿の男が黒い警察手帳を右手で差し出した。「何で逮捕されるかわかるな、菊地」(山崎えり子 作家)
多くの人が獄中で絶望してしまうのは、自分のことを考えてしまうからでしょう。(魏京生 中国民主活動家)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】一筆不乱(編集長コラム)
自称「愛国者」の勇ましい人たちは、弱者に強く強者に弱い
三島由紀夫は「愛国心」という言葉が嫌いだったと、「一水会」顧問、鈴木邦
男さんの著作で知った。
(つづきはホームページでどうぞ)
[一筆不乱]はこちら↓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】注目の記事
■憲法九条を変えて核も持つ
タカ丸出しの安倍政権(天城慶)
参議院選挙まではタカ派色を隠す曖昧路線を続けると思われていた安倍晋三内閣。しかし、総理としてあまりにも存在が軽すぎるためだろうか。核武装発言など閣僚や党三役、そして議員たちの間では歯止めがきかなくなってきた。
隠されていたタカの爪が見え始めた。
参院選で与党が勝つと日本は崩壊する(平野貞夫)
安倍政権の“軍師”葛西敬之という男(立山学)
20年前の「国鉄分割民営化」で辣腕をふるい、不当労働行為をくり返し、JR東海の社長になった男が安倍政権のもとで「教育改革」の指南役になっている。一方で「改憲」の道筋を示す手引きも発表している。
「改憲」と「教育」をつなぐ重要な位置に座った葛西敬之を分析する。
山谷えり子研究(2)
疑問だらけの経歴(本誌取材班)
「900万部の情報紙の編集長をしておりました」が山谷氏のお決まりのフレーズ。経歴にはサンケイリビング新聞元編集長、特派記者、テレビキャスターなどとあるが、本当にそうなのか、また、肩書きに見合う働きをしていたのかは疑問だ。
■【告発手記】「カリスマ主婦」と呼ばれたベストセラー作家は今も逃亡生活だれか私を私と証明して
菊地直子と呼ばれて(上)(山崎えり子)
作家の山崎えり子さんは、2006年2月、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。
容疑は公正証書原本不実記載、同行使罪である。
しかし、この事件の背後にはオウム真理教が登場する別件逮捕が存在した。密室で行なわれる取り調べが表沙汰になることは希だ。
だが被害者が文筆家であったため、その驚くべき実態が明らかにされる。
■第17回 週刊金曜日ルポルタージュ大賞
特別賞入選作
聴け!! 南海の幽鬼の慟哭を
ニューギニアで散華した戦友たちに捧ぐ(山口宗一)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】今週号目次と次号予告
ホームページ上で一部全文公開しています。
━━━━━━━━━
P7.風速計 カエルの話(落合恵子)
━━━━━━━━━━━
9条否定で核も持つ
P8.タカ丸出しの安倍“軍事”政権(天城慶)
P11. ◆参院選で与党が勝つと日本は崩壊する(平野貞夫)
P14.安倍政権の“軍師”葛西敬之という男(立山学)
P16.ヨーロッパから見た安倍政権
安倍劇場 第1幕「狼と7匹の子やぎ」(梶村太一郎)
P18.山谷えり子研究(2) 疑問だらけの経歴(本誌取材班)
━━━━━━━━━━━
P22.JR福知山線事故から1年半 108人目の犠牲者(粟野仁雄)
P24.追悼の自由求める戦没者遺族 靖国合祀取消し訴訟始まる(田中伸尚)
P28.告発手記 だれか私を私と証明して
菊地直子と呼ばれて (上)(山崎えり子)
P47.水俣病50年フォーラム 水俣の教訓は生かされたか(服部美佐子)
P50.中国民主化活動家・魏京生氏インタビュー
民主化の条件は熟している(聞き手・竹内一晴)
P20.飛耳長目(9) 在勤手当をめぐる外務省と財務省の闘い(佐藤優)
P13.辻元清美の「永田町航海記」リターンズ(11)
沖縄知事選は負けるわけにはいかない
P32.痛憤の現場を歩く(62)
横須賀の米兵による女性殺害事件(鎌田慧)
P53.第17回「週刊金曜日ルポルタージュ大賞」特別賞
『聴け!!南海の幽鬼の慟哭を』(山口宗一)
生活情報ページ 暮らし・くらし・KURASHI
P37.セカンドライフの自立術(2) 医療費が心配、ならば!(石川由紀)
P38.大企業減税の一方で連綿と続く増税路線(浦野広明)
P40.新・買ってはいけない(79) ライオン/ルック・きれいのミスト(渡辺雄二)
━━━━━━━━━━━
きんようぶんか
P41.読書/この3冊
『ネオリベ化する公共圏』壊滅する大学・市民社会からの自律 スガ秀実・花咲政之輔=編(本橋哲也)
『アジア侵略思想のルーツ 近代日本の歴史認識を問う』「九条の会・さいたま」=編集・発行(北健一)
『どうぶつたちに、ありがとう』児玉小枝=著(編集部)
P43.読み方注意! 『男の品格』(谷川茂)
P44.映華館『手紙』
音楽館『空へ~Voice from the Sky』『Cantopiano』『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』
観客席『こほろぎ嬢』
P46.きんようぶんか案内板・非マスコミ紙誌から『安田さんを支援する会NEWS』
━━━━━━━━━━━
P12.政治時評
発言を責められると「言論の自由」に逃げるが、それは権力者を見張る市民の権利だ(大藤理子)
P58.経済私考
「福祉を消費税で」にひそむ危うさ 米国の格差システムの後追うはめにも(竹信三恵子)
P31.人権とメディア(373)
国民投票法案審議 「壊憲への一歩」報じないメディア(山口正紀)
P52.貧困なる精神(304) ロシアが火事場泥棒で侵略した千島列島(本多勝一)
P36.無責任架空対談(35) 現官房長官 vs 元官房長官(松崎菊也)
P59.自我作古(414) 軽挙妄動の火遊び(筑紫哲也)
P2.日本国憲法(40)(写真・長倉洋海 解説・伊藤真)
━━━━━━━━━━━
P4.金曜アンテナ
「省」昇格で政策は一大転換 自衛隊海外派兵、本来任務へ(山本英夫)
横須賀で住民投票を! 来月10日まで署名活動(星徹)
気候変動による経済損失「年率20%」と英国が報告(アンドリュー・デウィット)
仏の専門家ら招き死刑廃止巡るシンポ(佐藤類)
戦場で治療に命かけたチェチェン人医師来日(林克明)
難民デモの生んだ種 入管処遇告発に結実(岡崎智)
CFJの略奪的貸付 金融相が「断固是正」(北健一)
「違法な教科書採択」杉並区に費用返還請求(渡辺容子)
闘い続く沖縄県知事選(浦島悦子)
P6.教育基本法「改正」を阻む(3)(星徹)
P64.読者会から/市民運動案内板
P66.金曜日から
P67.珈琲破壊(42)(岡本光博)
━━━━━━━━━━━
P60.投書
子どもの自殺、大人の自殺(池ヶ谷八州志)
小学校の苦悩(服部晶代)
「受験に不必要な勉強」?(水谷均)
無答責国家の「国家無答責」判決(熊野勝之)
神奈川県警のAさん逮捕に抗議する(結城守保)
世襲政治家をなくす方法(石黒壽夫)
安全性を追求するはずの企業が責任逃れの非常識(湯谷邦彦)
自動車製造者の責任を問う(西尾恵一)
映画「硫黄島」に思う(菊池忠彦)
4コマまんが(小川弘幸)
P63.論争
危険極まりない「共謀罪」に反対の声を(小野正雄)
次号予告
◆ 警察の闇 第6弾
ここまできている思想弾圧
免許証の住所が古いだけで逮捕
◆ 国民投票法は年内がヤマ場
◆ 新連載 メディア・ウォッチング 高嶋伸欣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【5】最近話題の「裏窓」
カボチャについての予言
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【6】催し物のお知らせ
『週刊金曜日』主催 緊急市民集会
ちょっと待った! 教育基本法改悪 共謀罪 憲法改悪 11月19日(日)11時~15時30分(10時開場)日比谷公会堂(千代田区日比谷公園内)
参加費 1200円(前売り1000円)
メインキャスター 佐高信
出 演 内橋克人 永六輔 小室等 城山三郎 田中優子 中山千夏
本多勝一 矢崎泰久 梁石日 石倉直樹(予定) 姜尚中(予定)ほか主 催 『週刊金曜日』
問合せ TEL03-3221-8521
FAX03-3221-8522
全席指定。前売販売は下記のお取り扱いになります
ローソンチケット(全国のローソンで11/16まで発売中)
0570-084-003(自動音声/申し込みのLコード:37883)
0570-000-777(オペレーター対応10:00~20:00)
チケットぴあ
(チケットぴあカウンター、または、全国ファミリーマートで11/16まで発売中)
0570-02-9999(自動音声/申し込みのPコード:608-191)
---------------引用終了
11/19『週刊金曜日』主催 緊急市民集会 行かれる方、TRACKBACKやCOMMENTでレポートいただけたら幸いです。
P4,金曜アンテナ 「省」昇格で政策は一大転換自衛隊海外派兵、本来任務へ(山本英夫「派兵チェック」編集委員会)
防衛庁「省」昇格法案は防衛庁設置法、自衛隊法、安全保障会議設置法の3法をはじめ、その他関連70法案に及ぶ。防衛庁を「防衛省」とし、・・。防衛庁「省」昇格法案は海外派兵を本務とし、明文改憲を呼び込むものですらある。
教育基本法「改正」を阻む3 やらせとアリバイ作りで衆議院通過の危機(星 徹)
衆議院教育基本法特別委員会での共産党の質問で、政府が青森県で9月に開催した教育改革タウンミーテングにおける内閣府作成「やらせ質問」文書が明らかになった。
憲法9条を変えて核も持つ タカまる出しの安倍"軍事"政権 天城慶
創価学会にひれ伏す
安倍自身も官房副長官時代に早大で「核兵器の使用は違憲ではない」と講演したことがある。
P14安倍政権の”軍師”葛西敬之という男 立山学
安倍政権の首相直属の「教育再生会議」の委員に、葛西敬之IR東海会長が指名された。
・葛西流の国家的リーダー養成構想
・JR民営化功罪の見直し
現憲法の担い手の護憲勢力の解体には、国鉄民営化は大いにメリットがあった、と彼は高く評価する。
国鉄改革の主な狙いが「闘う労働運動つぶし」であった・・。
・葛西「改憲レポート」 「明文改憲は容易ではない」。国益上、集団的自衛権行使が必要だ、と首相が判断すれば先行行使せよ。、と強調。
国鉄改革で不当労働行為を乱発し、闘う国鉄労働運動つぶしを先行させたやり方そのものである。
P16 ヨーロッパから見た安倍政権「オオカミと七匹の子やぎ」 梶村太一郎
「ドイツのネオナチと同じ思想を持つ」「ホロコーストを否定するイラン大統領と同じ」
・本性を隠す首相
(国外で)安倍氏ほど就任前から厳しい批判にさらされた首相はいない。
ニュールンベルク・東京裁判潘悦の否定、「自虐史観」拒否、戦犯崇拝、国家主義・・、どれをとっても安倍氏の思想が、ドイツのネオナチスと双子の兄弟のように瓜二つであることは良く知られている。
「歴史修正主義者安倍」
・アジアに差し出すメリケン粉まみれの手
防衛省昇格、教育基本法改悪、共謀罪実現、集団的自衛権確率、国民投票法・・。教育現場から民主主義を排除し「戦後レジーム(体制)を破壊するのだ。教育法改悪の目的は「国家が精神的権威と政治的権力を一元的に占有する超国家主義」(丸山真男1946年)への復古である。だまされてはならない。
日本が実現をめざすべきなのはメリケン(アメリカ)の軍事力に依存した古くさい反共旧体制ではない。南北朝鮮の非暴力による平和統一と、急速に力をつけているアジア諸国との共存共栄の実現だ。そこでは日本の平和憲法が強固な礎になることは間違いない。日本の足下からの民主主義と非武装の確立と実現は、アジアの最大の安全保障なのである。
P31 国民投票法案審議「改憲への一歩」報じないメディア 山口正紀
平和憲法を壊し、「戦争ができる憲法」を目指す自民党が改憲手続きを定める「国民投票法案」の実質審議に入った。
国民投票法を急いで作れという声は、改憲推進勢力以外からは上がっていない。
法案は「国民の知る権利」「表現の自由」を侵す重大な問題をはらむが、メディアは報じない。
1)改憲案の内容を周知させる「広報協議会」の構成を国会議席数に応じて割り当てる、自動的に改憲派が2/3以上を占め広報の主導権を握る。
2)新聞・放送での広告費用・スペースも議席数で割当、自動的に改憲賛成広告が反対広告を圧倒
3)投票7日前から政党以外の広告・広報活動禁止することは、市民の表現の自由を著しく侵す
4)公務員・教員に対する「国民投票運動」参加制限は、約500万人から言論・表現の自由を奪う
P32痛憤の現場を歩く62 鎌田慧 横須賀の米兵による女性殺害事件
2006.1.3早朝、横須賀市内で空母「キティホーク」乗組員の米兵が女性を暴行、殺害する事件が起こった。
きんようぶんか読書「ネオリベ化する公共圏」壊滅する大学・市民社会からの自律 すがひでみ・花咲政之輔 明石書店
この国の知をめぐる暗黒世界の向こうに 本橋哲也 思想
教育基本法改正案が大学教育の変形を目論んでいることが意外に理解されていないのではないだろうか。
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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2006.11.10
_____『週刊金曜日』
【1】今週号のことばから
【2】一筆不乱(編集長コラム)
【3】注目の記事
【4】今週号目次と次号予告
【5】最近話題の「裏窓」
【6】催し物のお知らせ
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【1】今週号のことばから
25、6年前、サンケイリビングでは主婦を編集長にすえる「奥様編集長」ということをやっていた。山谷えり子さんもその1人です。編集長といっても、テーマを編集長会議などで決めて、リビング内の編集部でお膳立てしたことにのっかって、ものを言ったり、対談をしたりして特集面を月1回くらいつくるものだった。(サンケイリビング新聞社の元関係者)
何かと思い、いったん、家に上がり玄関に回って開けると、背広姿の男が黒い警察手帳を右手で差し出した。「何で逮捕されるかわかるな、菊地」(山崎えり子 作家)
多くの人が獄中で絶望してしまうのは、自分のことを考えてしまうからでしょう。(魏京生 中国民主活動家)
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【2】一筆不乱(編集長コラム)
自称「愛国者」の勇ましい人たちは、弱者に強く強者に弱い
三島由紀夫は「愛国心」という言葉が嫌いだったと、「一水会」顧問、鈴木邦
男さんの著作で知った。
(つづきはホームページでどうぞ)
[一筆不乱]はこちら↓
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【3】注目の記事
■憲法九条を変えて核も持つ
タカ丸出しの安倍政権(天城慶)
参議院選挙まではタカ派色を隠す曖昧路線を続けると思われていた安倍晋三内閣。しかし、総理としてあまりにも存在が軽すぎるためだろうか。核武装発言など閣僚や党三役、そして議員たちの間では歯止めがきかなくなってきた。
隠されていたタカの爪が見え始めた。
参院選で与党が勝つと日本は崩壊する(平野貞夫)
安倍政権の“軍師”葛西敬之という男(立山学)
20年前の「国鉄分割民営化」で辣腕をふるい、不当労働行為をくり返し、JR東海の社長になった男が安倍政権のもとで「教育改革」の指南役になっている。一方で「改憲」の道筋を示す手引きも発表している。
「改憲」と「教育」をつなぐ重要な位置に座った葛西敬之を分析する。
山谷えり子研究(2)
疑問だらけの経歴(本誌取材班)
「900万部の情報紙の編集長をしておりました」が山谷氏のお決まりのフレーズ。経歴にはサンケイリビング新聞元編集長、特派記者、テレビキャスターなどとあるが、本当にそうなのか、また、肩書きに見合う働きをしていたのかは疑問だ。
■【告発手記】「カリスマ主婦」と呼ばれたベストセラー作家は今も逃亡生活だれか私を私と証明して
菊地直子と呼ばれて(上)(山崎えり子)
作家の山崎えり子さんは、2006年2月、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。
容疑は公正証書原本不実記載、同行使罪である。
しかし、この事件の背後にはオウム真理教が登場する別件逮捕が存在した。密室で行なわれる取り調べが表沙汰になることは希だ。
だが被害者が文筆家であったため、その驚くべき実態が明らかにされる。
■第17回 週刊金曜日ルポルタージュ大賞
特別賞入選作
聴け!! 南海の幽鬼の慟哭を
ニューギニアで散華した戦友たちに捧ぐ(山口宗一)
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【4】今週号目次と次号予告
ホームページ上で一部全文公開しています。
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P7.風速計 カエルの話(落合恵子)
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9条否定で核も持つ
P8.タカ丸出しの安倍“軍事”政権(天城慶)
P11. ◆参院選で与党が勝つと日本は崩壊する(平野貞夫)
P14.安倍政権の“軍師”葛西敬之という男(立山学)
P16.ヨーロッパから見た安倍政権
安倍劇場 第1幕「狼と7匹の子やぎ」(梶村太一郎)
P18.山谷えり子研究(2) 疑問だらけの経歴(本誌取材班)
━━━━━━━━━━━
P22.JR福知山線事故から1年半 108人目の犠牲者(粟野仁雄)
P24.追悼の自由求める戦没者遺族 靖国合祀取消し訴訟始まる(田中伸尚)
P28.告発手記 だれか私を私と証明して
菊地直子と呼ばれて (上)(山崎えり子)
P47.水俣病50年フォーラム 水俣の教訓は生かされたか(服部美佐子)
P50.中国民主化活動家・魏京生氏インタビュー
民主化の条件は熟している(聞き手・竹内一晴)
P20.飛耳長目(9) 在勤手当をめぐる外務省と財務省の闘い(佐藤優)
P13.辻元清美の「永田町航海記」リターンズ(11)
沖縄知事選は負けるわけにはいかない
P32.痛憤の現場を歩く(62)
横須賀の米兵による女性殺害事件(鎌田慧)
P53.第17回「週刊金曜日ルポルタージュ大賞」特別賞
『聴け!!南海の幽鬼の慟哭を』(山口宗一)
生活情報ページ 暮らし・くらし・KURASHI
P37.セカンドライフの自立術(2) 医療費が心配、ならば!(石川由紀)
P38.大企業減税の一方で連綿と続く増税路線(浦野広明)
P40.新・買ってはいけない(79) ライオン/ルック・きれいのミスト(渡辺雄二)
━━━━━━━━━━━
きんようぶんか
P41.読書/この3冊
『ネオリベ化する公共圏』壊滅する大学・市民社会からの自律 スガ秀実・花咲政之輔=編(本橋哲也)
『アジア侵略思想のルーツ 近代日本の歴史認識を問う』「九条の会・さいたま」=編集・発行(北健一)
『どうぶつたちに、ありがとう』児玉小枝=著(編集部)
P43.読み方注意! 『男の品格』(谷川茂)
P44.映華館『手紙』
音楽館『空へ~Voice from the Sky』『Cantopiano』『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド』
観客席『こほろぎ嬢』
P46.きんようぶんか案内板・非マスコミ紙誌から『安田さんを支援する会NEWS』
━━━━━━━━━━━
P12.政治時評
発言を責められると「言論の自由」に逃げるが、それは権力者を見張る市民の権利だ(大藤理子)
P58.経済私考
「福祉を消費税で」にひそむ危うさ 米国の格差システムの後追うはめにも(竹信三恵子)
P31.人権とメディア(373)
国民投票法案審議 「壊憲への一歩」報じないメディア(山口正紀)
P52.貧困なる精神(304) ロシアが火事場泥棒で侵略した千島列島(本多勝一)
P36.無責任架空対談(35) 現官房長官 vs 元官房長官(松崎菊也)
P59.自我作古(414) 軽挙妄動の火遊び(筑紫哲也)
P2.日本国憲法(40)(写真・長倉洋海 解説・伊藤真)
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P4.金曜アンテナ
「省」昇格で政策は一大転換 自衛隊海外派兵、本来任務へ(山本英夫)
横須賀で住民投票を! 来月10日まで署名活動(星徹)
気候変動による経済損失「年率20%」と英国が報告(アンドリュー・デウィット)
仏の専門家ら招き死刑廃止巡るシンポ(佐藤類)
戦場で治療に命かけたチェチェン人医師来日(林克明)
難民デモの生んだ種 入管処遇告発に結実(岡崎智)
CFJの略奪的貸付 金融相が「断固是正」(北健一)
「違法な教科書採択」杉並区に費用返還請求(渡辺容子)
闘い続く沖縄県知事選(浦島悦子)
P6.教育基本法「改正」を阻む(3)(星徹)
P64.読者会から/市民運動案内板
P66.金曜日から
P67.珈琲破壊(42)(岡本光博)
━━━━━━━━━━━
P60.投書
子どもの自殺、大人の自殺(池ヶ谷八州志)
小学校の苦悩(服部晶代)
「受験に不必要な勉強」?(水谷均)
無答責国家の「国家無答責」判決(熊野勝之)
神奈川県警のAさん逮捕に抗議する(結城守保)
世襲政治家をなくす方法(石黒壽夫)
安全性を追求するはずの企業が責任逃れの非常識(湯谷邦彦)
自動車製造者の責任を問う(西尾恵一)
映画「硫黄島」に思う(菊池忠彦)
4コマまんが(小川弘幸)
P63.論争
危険極まりない「共謀罪」に反対の声を(小野正雄)
次号予告
◆ 警察の闇 第6弾
ここまできている思想弾圧
免許証の住所が古いだけで逮捕
◆ 国民投票法は年内がヤマ場
◆ 新連載 メディア・ウォッチング 高嶋伸欣
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【5】最近話題の「裏窓」
カボチャについての予言
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【6】催し物のお知らせ
『週刊金曜日』主催 緊急市民集会
ちょっと待った! 教育基本法改悪 共謀罪 憲法改悪 11月19日(日)11時~15時30分(10時開場)日比谷公会堂(千代田区日比谷公園内)
参加費 1200円(前売り1000円)
メインキャスター 佐高信
出 演 内橋克人 永六輔 小室等 城山三郎 田中優子 中山千夏
本多勝一 矢崎泰久 梁石日 石倉直樹(予定) 姜尚中(予定)ほか主 催 『週刊金曜日』
問合せ TEL03-3221-8521
FAX03-3221-8522
全席指定。前売販売は下記のお取り扱いになります
ローソンチケット(全国のローソンで11/16まで発売中)
0570-084-003(自動音声/申し込みのLコード:37883)
0570-000-777(オペレーター対応10:00~20:00)
チケットぴあ
(チケットぴあカウンター、または、全国ファミリーマートで11/16まで発売中)
0570-02-9999(自動音声/申し込みのPコード:608-191)
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11/19『週刊金曜日』主催 緊急市民集会 行かれる方、TRACKBACKやCOMMENTでレポートいただけたら幸いです。
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