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#週刊金曜日 1361号 2022.1.21目次 「憲法9条の碑」を歩く

20220121,1361 
*注目記事 P11内田樹 新聞メディアの終焉 読売と大阪府が包括連携協定。ジャーナリスト有志の会が抗議声明維新
P24日本だけコロナ禍でも、賃下げ 特集
P26「9条の碑」を歩く 伊藤千尋 2018年の憲法特集で紹介。その後碑が増えた。
「全国の学校の校門のそばに、奉安殿に代わって憲法9条の碑がほしい」
→最北端が茨城県古河市、下妻市。全国に拡がってほしい!
P38医療費控除の間違えがちなポイントを徹底解説 内藤眞弓
P44 急逝を悼む 極私的「外岡秀俊」論 本田雅和
P59善戦した立憲北海道 護憲派野党は結集し、改憲をもくろむ自民と対決していただきたい。
P61論考「生徒の就職指導にうそをつく権利を」梅原聡氏 君が代不起立訴訟 維新
P63ヒラ社長が行く植村隆 追悼・外岡秀俊さん「新聞と戦争」の思い出
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「連続して発生する事件と無視されてきた警告」 雨宮処凛
■金曜アンテナ
・ミニシアターの草分け「岩波ホール」が今年7月閉館を発表 映画ファン、業界関係者に衝撃 
藤田正
・福島第一原発で内部被ばく事故が多発。「原因不明」のケースも 杜撰な安全確認作業が背景に? おしどりマコ
・徳島市長のリコール署名集めが1月27日から開始へ 期待された市長に何が 佐藤和雄
■ジェンダー情報
■さらん日記
■凱風快晴ときどき曇り「新聞メディアの終焉」 内田樹
■政治時評 西川伸一
■経済私考 浜矩子
■「賃下げ社会」を変える
・数字でみる 日本だけ賃下げ、コロナ禍でも賃下げ 井上伸
・「経営の論理」に対抗するには 企業を超える労働組合を 竹信三恵子×浜矩子
■新型コロナウイルス感染症 
期待される新型コロナの治療薬 オミクロン株出現と第6波にどう対応するか 舘田一博
■メディアウオッチ
・NHK「河瀨直美が見つめた東京五輪」事実と異なる字幕問題の背景 
繰り返された“放送倫理違反” 臺宏士
■最新版「9条の碑」を歩く 憲法9条を「目に見える形」に 伊藤千尋
■黒風白雨「日米地位協定の抜本的見直しが必要」 宇都宮健児
■著者インタビュー 『ラジオ報道の現場から 声を上げる、声を届ける』の著者 
澤田大樹TBSラジオ記者に聞く 普遍的な価値を大切に質問を繰り返す 
■日本の民俗信仰 祀りをたずねて 道祖神信仰 写真・文 山田しん
■自由と創造のためのレッスン 「『労働力商品』から『生身の存在』へ」 廣瀬純
医療費控除の間違えがちなポイントを徹底解説いたしましょう 内藤眞弓
■新・買ってはいけない 常温販売のジレンマ 「駅弁」をチェック 渡辺雄二
■たとえば世界でいま 鈴木真奈美、スティーブン・マキンタヤ
■急逝を悼む 極私的「外岡秀俊」論 本田雅和
■花巻の風 最終回 宮沢賢治が追い求めた「ほんとうの幸せ」とは 
大伯父賢治さんの想い、祖父清六さんの想いを伝える 宮沢和樹さん 写真・文/北山 公路  
■【提携連載企画】公害『PFOA(ピーフォア)』05 
環境省、非公開会議で摂津市長に 「直ちに健康に影響があるとは限らない」 Tansa 中川七海
■「夫(仮放免者)の在留資格を求める日本人配偶者の会」のムセンブラ晴佳さんに聞く 
「夫に在留資格をください。私たちには結婚の実態があります」 樫田秀樹
■きんようぶんか 本・映画・音楽・TVドキュメンタリー・TV批評・本箱
■橋本勝の風刺画報
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、みんなの写真展、論考
■松崎菊也の無責任架空対談(イラストレーション/石倉直樹)
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ

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 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>  2022.1.21

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内

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【1】注目の記事

■「賃下げ社会」を変える

●数字でみる 日本だけ賃下げ、 コロナ禍でも賃下げ

1997年以降、日本の実質賃金は長期減少傾向にある。低成長の時代にあっても増加している先進諸国と比べるとその差は歴然としている。そもそもこの「賃下げ社会」の何が問題で原因はどこにあるのか。その解決策は──。

●【対談】竹信三恵子×浜矩子
「経営の論理」に対抗するには企業を超える労働組合を

岸田文雄首相は「新しい資本主義」で「所得を上げる」と訴える。来年度の与党税制改革大綱でも賃上げ税制が掲げられたが、労使の圧倒的な力の不均衡のもと、実効性は疑問だ。『賃金破壊』を上梓した竹信三恵子さんと経済学者の浜矩子さんが、賃下げの仕組みに迫り、その対抗策を示す。



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【2】 編集長後記

本誌記事をめぐる裁判のご報告

 本誌記事で名誉が毀損されたとして会社経営の男性(以下、原告)が本社と筆者に損害賠償を求めた裁判の控訴審判決の言い渡しが昨年12月10日、大阪高裁(松井英隆裁判長)でありました。

 当該記事は2018年7月6日号に掲載されたもので、ジャーナリストの成田俊一氏が執筆した「警察の闇 暴力団の破門状事件めぐり京都府警が過去を隠した男」です。

 記事では、複数の証人の証言をもとに原告が元暴力団組員であった可能性が高いことを疑惑として指摘しましたが、原告は組員ではなかったと争っていました。

 1審京都地裁判決(20年9月28日)では、本社と成田氏に対し、連帯して110万円を支払うよう命じましたが、原告と筆者、本社は控訴しました。

 2審で原告は本社と筆者に1100万円の損害賠償を求めていました。大阪高裁は、1審判決を支持し、本社と成田氏の控訴を棄却。本社は最高裁判所に上告しました。(文聖姫)



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【3】2022年1月28日(1362)号予告


【特集】いま、なぜ矢嶋楫子なのか 
●山田火砂子監督と俳優・常盤貴子さんに聞く
映画『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』が私たちに伝えるもの|聞き手 森聖加
●近代日本の女性は、いかに差別と闘ったのか|北原みのり

【新連載】これからどうする?
●つなげる|田中優子

【連載】歓喜へのフーガ 今回のお相手は写真家の渋谷敦志さん
●最後にシャッターを押すのは人間のぼくであるべきです 聞き手|崔善愛

●軍事政権下の韓国から発信したT・K生=池明観氏が遺したもの|善元幸夫

●大阪市が夜間中学2校を統廃へ?|平野次郎

【くらしの泉 お金】
●消費税減税で家計負担を減らせ!|垣田達哉

【連載“日の丸ヤミ金”奨学金】
●私は一括請求を撃退した!(下)若者から収奪する「日本学生支援機構」|三宅 勝久

【新龍中国】
●「選挙権」に続き奪われる「知る権利」 香港社会の今|ふるまいよしこ

【Tansa】「PFOA」
●ダイキン工場から45メートルに小学校|中川七海

【第3期金曜ジャーナリズム塾】尾崎孝史

肯わぬ者からの手紙|山口 泉

【きんようぶんか・本】
『ベトナム戦争と韓国、そして1968』|田沢竜次
『皆のあらばしり』|高原到
『なぜ私たちは友だちをつくるのか 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係』|永田希

【きんようぶんか・映画】
『名付けようのない踊り』|さこうますみ

【きんようぶんか・舞台】
温泉ドラゴン『続・五稜郭残党伝?北辰群盗録』|藤原央登

【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●風速計|崔善愛
●2月の原発裁判|脱原発弁護団全国連絡会
●きんようアンテナ
●内田樹|凱風快晴ときどき曇り
●政治時評|榎本順一
●経済私考|高橋伸彰
●メディアウオッチ|李美淑
●言葉の広場/論考
●櫂未知子の金曜俳句
●さらん日記
●STOP!9条改憲|高田健
●猫様|想田和弘
●話の特集
●読者会から
●きんようびのはらっぱで
●ヒラ社長が行く|植村隆



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 【4】近刊のご案内  http://www.kinyobi.co.jp/publish/index.php


★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php

『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。


★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う

『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php

今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。


┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年

斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php

「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
 著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
 この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。

【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき

【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
 伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
 伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
 2006年10月17日永眠。


┃Kindle版┃マイナンバー

明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php

「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。


┃Kindle版┃バラ色のひきこもり

勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php

「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。


┃Kindle版┃何がどうして発達障害

司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php

自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?

あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?

本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。



┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵

古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php

最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。

【『エシカルに暮らすための12条』目次】
 はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開

【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。


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