#週刊金曜日1359号 2021.12.24/2022.1.7目次 一生読み続けたい絵本
STOP9条改憲88 高田健 改憲岸田政権 維新、国民民主が憲法審査会の幹事会に参加した。
改憲反対の「9条改憲NO!全国市民アクション」が「憲法改悪を許さない全国署名」運動を始めている。
【1】注目の記事 【2】編集長コラム
【3】次号予告
【4】近刊のご案内
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ヒラ社長が行く151 俵義文 戦後教科書運動史(平凡社新書)「教科書攻撃は日本の再軍備問題と憲法改悪の動きが強まったとき、一体のものとして出てくる」
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fujisan目次
内容
■表紙
■それでもそれでもそれでも 齋藤陽道
■風速計「名作の力」 想田和弘
■金曜アンテナ
・元教諭・梅原聡さんが「君が代」不起立訴訟で逆転勝訴 大阪高裁、府の違法を認定 永尾俊彦
・森友公文書改竄問題、国が赤木雅子さんの訴えを「認諾」 裁判幕引きで真相隠蔽か 粟野仁雄
・徳島市議会 前市長への損賠提訴議案を大差で否決 「市民が議会動かした」 佐藤和雄
・大賞は渡辺延志さん、橋本勝さんに奨励賞 2年ぶりにPCJF賞贈呈式 岩本太郎
■さらん日記
■1月の原発裁判
■凱風快晴ときどき曇り「『土着の知』と『格付け』社会」 内田樹
■政治時評 阿部岳
■提訴目的は「テラスハウス」制作時の真相解明 木村花さんの母がフジテレビを提訴へ 小川たまか
■メディアウオッチ
・「民主主義サミット」岸田首相の演説も空しい日本の状況「報道の自由度」悪化には触れず 臺宏士
■【特集】一生読み続けたい絵本
・特別インタビュー 落合恵子・子どもの本の専門書店「クレヨンハウス」 主宰
年齢からもセクシュアリティからもそれぞれの言語からさえも自由なのが絵本です
・落合恵子さんが選ぶ20冊
・私の推し絵本
・インタビュー 土井章史・絵本古書店 「トムズボックス」 店長
絵本は創作の最初の段階から絵と文の両方で生み出される理想的な本の状態
・土井章史さんが選ぶ11冊
・古典童話原作の絵本に描かれたマイノリティーや下層階級の苦難 植松青児
・インタビュー どいかや・絵本作家
暮らしのなかで自然に浮かんでくる「大事だな」と思うことを描く
・絵本作家どいかやさんの世界 自然や動物たちへの限りない尊敬と愛情
・累計200万部突破した『ノラネコぐんだん』大ヒットの背景
漫画界の伝説的編集者が脱帽「絵本なめてて、すみませんでした!」 岩本太郎
・浦安市立中央図書館
長く愛されている絵本をいつ来ても楽しめるよう複数取りそろえる 伊田浩之
・浦安市立図書館が選ぶ20冊
■新龍中国「台北から見た『台湾有事』の虚と実」 本田善彦
■【連載】“日の丸ヤミ金”奨学金 第4回
若者から収奪する「日本学生支援機構」 私は一括請求を撃退した! (中) 三宅勝久
■土井敏邦監督のドキュメンタリー映画『沈黙を破る・Part2』
30年におよぶパレスチナ取材の集大成 中村富美子
■金曜ジャーナリズム塾 第3期第4講
大切なのは自分の取材結果を、どうやって世の中に示そうかと考え続けること 佐藤大介
■癒えない傷、進まぬ除染 福島県浪江町津島地区 復興から取り残されて 平舘英明
■経済私考 高橋伸彰
■2021年に亡くなった方々 さようなら。その歩みを振り返る
■きんようパズル 数独
■言葉の広場、金曜川柳、イラストレーション、みんなの写真展、論考
■櫂未知子の金曜俳句
■ヒラ社長が行く 植村隆
■読者会から
■市民運動から講演・映画・音楽イベントの情報案内板
■金曜日から、編集長後記、『週刊金曜日』からのお知らせ
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<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2021.12.24
_________________________________________________________『週刊金曜日』
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【1】注目の記事
■一生読み続けたい絵本
さあ、絵本を手にとってみましょう。
長く愛され数百万部に達することも珍しくない絵本には、普遍的な魅力がたくさん詰まっています。
大切な人に読み聞かせてもいい。ひとりでゆっくり味わうのもいい。
おうち時間を絵本とすごしませんか。
●【特別インタビュー】子どもの本の専門書店「クレヨンハウス」 主宰・落合恵子
年齢からもセクシュアリティからもそれぞれの言語からさえも自由なのが絵本です
1976年に設立された「クレヨンハウス」は、確かな品ぞろえで人気を博し続けている。主宰の落合恵子さんに絵本の魅力について聞いた。
◆落合恵子さんが選ぶ20冊
●私の推し絵本
インターネットを使った募集に、多くのお薦め絵本が寄せられた。弊誌編集者の一推しと合わせて紹介する。
●【絵本と出逢える場所1】絵本古書店 「トムズボックス」 店長・土井章史インタビュー
絵本は創作の最初の段階から絵と文の両方で生み出される理想的な本の状態
東京・西荻窪。駅から徒歩6分の住宅街にあるトムズボックスは絵本の本屋さんだ。絵本の世界で長年編集者として多くの作品を生み出し、トムズボックスの店長も務める土井章史さんにお話をうかがった。
◆土井章史さんが選ぶ11冊
●古典童話原作の絵本に描かれたマイノリティーや下層階級の苦難
植松青児
●絵本作家・どい かやインタビュー
暮らしのなかで自然に浮かんでくる「大事だな」と思うことを描く
シリーズ累計40万部を超えた「チリとチリリ」など、色鉛筆を活用した柔らかな描写が人気を集めるどいかやさん。犬や猫たちの殺処分にも心を痛め、行動を起こしている。
●累計200万部突破した『ノラネコぐんだん』大ヒットの背景
漫画界の伝説的編集者が脱帽「絵本なめてて、すみませんでした!」岩本太郎
企業トップのリストラ方針に反発した現場の努力から大ヒット作が生まれた。シリーズ累計200万部を超えた絵本『ノラネコぐんだん』(白泉社)の誕生秘話と魅力に迫る。
●【絵本と出逢える場所2】浦安市立中央図書館
長く愛されている絵本をいつ来ても楽しめるよう複数取りそろえる 伊田浩之
絵本を楽しむのに図書館はとても大切な場所だ。浦安市立中央図書館は1983年の開館以来、先駆的な活動で日本における図書館の可能性を広げてきた。児童サービスの担当者に魅力を聞いた。
◆浦安市立図書館が選ぶ20冊
●絵本作家どいかやさんの世界
自然や動物たちへの限りない尊敬と愛情
特集に登場いただいた絵本作家どいかやさん(28ページ参照)の作品をカラーで紹介しよう。
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【2】 編集長後記
2018年に朝鮮籍から韓国籍に変更した。朝鮮籍の時は「再入国許可書」で北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)や中国などを訪れていた。「再入国許可書」とは、日本の法務省が発行するもので、在日朝鮮人が日本から海外に渡航する際、日本に戻れる許可を与えられるものだ。そこに取得した渡航先の国のビザが貼られる。パスポートとは異なる。そのため、中国では空港やホテルで「これは何ですか。パスポートを見せてください」と言われることもしょっちゅうだった。
そんな不便さが嫌になったこともあって、韓国籍を取得し、パスポートも得た。格安航空券で韓国にもたびたび行くようになった矢先、新型コロナウイルスのパンデミックが起きた。
21年も今日を入れてあと8日。今年も1年中マスクを外すことができなかった。来年こそは新型コロナが収束し、マスクをせずに外出できる日が来ることを願う。
今年も本誌をご愛読いただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。(文聖姫)
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【3】2022年1月14日(1360)号予告
【特集】
NHK番組改竄から20年
●『朝日新聞』報道の真相を掘る|臺宏士
【不謹慎な旅】
●ステイ・ホーム・レス 台風水害の多摩川河川敷|写真・文 木村聡
くらしの泉【健康】
●『週刊現代』でなぜか再浮上した環境ホルモン空騒ぎ説|植田武智
【きんようぶんか・本】
●『産業革命史 イノベーションに見る国際秩序の変遷』|永田希
●『アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド』|伊高浩昭
●『同志少女よ、敵を撃て』|高原到
●『国家をもたぬよう社会は努めてきた クラストルは語る』|中村隆之
●『ジェネレーション・レフト』|石崎 凛
●『私は男でフェミニストです』|山下 渉
【きんようぶんか・映画】
●『声もなく』|中村富美子
●『クライ・マッチョ』|佐々木誠
【きんようぶんか・音楽】
●『スピリチュアル ユニティ』 登川誠仁|松村洋
【TVドキュメンタリー】
●1月14日号からの番組|ワタナベ=アキラ
【強力連載】
●それでもそれでもそれでも|齋藤陽道
●猫様|想田和弘
●風速計|田中優子
●ジェンダー情報|宮本有紀
●半田滋の新・安全保障論|半田滋
●金曜アンテナ
●政治時評|望月衣塑子
●経済私考|鷲尾香一
●たとえば世界でいま
●言葉の広場/論考
●さらん日記
●話の特集|矢崎泰久、中山千夏、松元ヒロ、小室等
●読者会から
●きんようびのはらっぱで(情報欄)
●ヒラ社長が行く|植村 隆
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★追悼 石牟礼道子 毒死列島 身悶えしつつ
石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美 1000円+税 A5判並製・104頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002593.php
『苦海浄土 わが水俣病』などの作品で知られる作家の石牟礼道子さんが2018年2月10日に亡くなった。『週刊金曜日』立ち上げ時の編集委員でもあった石牟礼さんと現編集委員の田中優子さんの対談を中心にブックレット化。
★日中戦争から80年 加害の歴史に向き合う
『週刊金曜日』編 1000円+税 A5判並製 136頁
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002464.php
今年は、日中全面戦争開始から八〇年。侵略戦争への深い反省から始まったはずの戦後はいま、大きな危機に直面している。歴史歪曲主義者の安倍晋三首相はふたたび「戦争国家」への道を暴走し、民主主義そのものが崩壊させられようとしている。私たちは、あらためてアジア太平洋戦争の実相をみつめ、いまと将来のために加害の事実を振り返り、向き合う姿勢が必要だ。本ブックレットは日中戦争開始から八〇年となる二〇一七年七月から一〇月の各月一回、「日中戦争80年共同キャンペーン実行委員会」が企画した学習会の内容を再録したもの。
┃Kindle版┃原発の来た町──原発はこうして建てられた/伊方原発の30年
斉間満:著 Kindle 購入価格:700円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002524.php
「安全」であれば原発はよい、とは言えない。原発の建設や運転の過程ではさまざまな「暴力」が吹き荒れ、またカネの力によって人々の心や生活を傷つけ、踏みにじってきた。
著者の斉間満さん(2006年10月17日永眠)は、伊方原発の誘致話が表面化して以降、自らの一生をかけてこの問題に取り組んできた。新聞記者として、一人の住民として、裁判の原告として長い長い闘いだった。
この書籍は、斉間満さんが2002年5月、南海日日新聞社から刊行した著書『原発の来た町─原発はこうして建てられた/伊方原発の30年』を元に新たに編集した新版。伊方原発のためになにが起きたかを知ることは、日本のエネルギー政策の今後を考えるために必要だ。
【目次】
はじめに
まえがき(小出裕章)
【年表】伊方原発をめぐる動き
1.原発はこうして建てられた
2.安全協定無視の3号炉増設
3.出力調整試験
4.伊方原発のいま
5.原発と地域
あとがき
【筆者紹介】
斉間 満(さいま みつる・1943年生)
伊方原発建設当初、地方紙の記者として取材したのが伊方原発との関わりの始め。取材していく中で地元にあるローカル紙が原発の危険性に少しも触れないことに疑問を感じて焦りを覚える。経験も知識も資金も貧しい中ではあったが、地元で原発を批判していく必要を強く感じて一九七五年「南海日日新聞社」を立ちあげる。以来一貫して原発反対と匿名報道を貫き、伊方町を含む周辺の町や八幡浜市の人々に原発の危険性を伝え続けてきた。
伊方原発二号炉設置許可取消裁判は、本人訴訟として起こされたが、原告の1人に加わり23年間法廷で闘った。しかし、2000年12月判決の4日前に持病の心臓病が原因で脳梗塞を発病し、左半身不随車椅子生活の身となる。現在施設に通いながらリハビリに励む傍ら、原発を止めるまで南海日日新聞を発行し続けることが自分のできる反原発運動であると考え、同じ原告、反原発の仲間であり社員の一人である近藤誠さんの助けを得ながら残された右手でワープロを打つ日々である。
2006年10月17日永眠。
┃Kindle版┃マイナンバー
明石昇二郎:著 Kindle 購入価格:500円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002448.php
「マイナンバー」の通知が始まった2015年10月から2年が経った。だが、便利になるどころか、さまざまな不具合が生じている。問題点を洗い直すとともに、「マイナンバー」によって余計な負担を強いられる市民一人ひとりが自衛策を考える上での"処方箋"を提供する。
┃Kindle版┃バラ色のひきこもり
勝山実:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002203.php
「ひきこもり」というと、白い目で見られがち。
でも、当事者が日々、どんな思いで暮らしているのか、
その声が伝わることはほとんどありません。
高校3年生から45歳の今まで、ひきこもりを続ける
自称「ひきこもり名人」の勝山実さんに、
なぜにひきこもり続けるのか、
自身のひきこもり生活の極意を書いてもらいました。
┃Kindle版┃何がどうして発達障害
司馬理英子:著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002011.php
自分では気をつけているつもりなのに、「うっかり」ミスばかり。
時間やお金の管理も超苦手。
やらなきゃいけないことはたくさんあるのに、何から手をつけたら……?
あの人ってなんでいつもいい加減なの!
スケジュールどおり仕事ができないし、融通も利かないし、
人の気持ちをわかろうともしない。社会人失格なんじゃないの?
本書は発達障害という切り口で、そんな悩みに迫ります。
近ごろメディアで取り上げられることの多い発達障害ですが、
肝心なのは周囲の対応であることは、あまり知られていません。
自分(あるいは相手)の言動に悩んだら、本書をひもといてみてください。
きっとそれまでとは違った視点で、
自分や相手のことを見つめられるようになりますよ。
┃Kindle版┃エシカルに暮らすための12条 地球市民として生きる知恵
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう):著 Kindle 購入価格:300円
http://www.kinyobi.co.jp/publish/002859.php
最近よく耳にする「エシカル」という言葉。
エコやオーガニックとちょっと似ていますが
生産者の人権や労働環境、商品生産の背景まで考慮する点が違います。
本書がグローバル化によって地球のすみずみにまで広がった生産・消費のつながりを
改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
【『エシカルに暮らすための12条』目次】
はじめに
第1条 グリーン(環境)からエシカル(社会)へ
第2条 ファッションだってエシカルに
第3条 鰻を食べて大丈夫かな? 水産物こそエシカルでありたい
第4条 有機=エシカル? オーガニック認証への問い直し
第5条 森のエコラベル
第6条 動物福祉─アニマルウェルフェア 先を進む世界の動向
第7条 町ぐるみでエシカルめざす フェアトレードタウンの広がり
第8条 過熱するペットビジネス 輸入ペットの動向にも注意!!
第9条 日本にもある現代の奴隷制度
第10条 つくる責任・つかう責任 SDGsのゴール12
第11条 銀行・投融資を変えるエシカルなお金って?
第12条 『バナナと日本人』のその後
補論 日本でのエシカルの広がり──エシカル通信簿、ブラック企業大賞、地方での展開
【著者略歴】
古沢広祐(ふるさわ・こうゆう)
1950年生まれ。國學院大學経済学部教授、NPO「環境・持続社会」研究センター代表理事。著書に『みんな幸せってどんな世界』(ほんの木)、『食べるってどんなこと? あなたと考えたい命のつながりあい』(平凡社)、『地球文明ビジョン』(日本放送出版協会)、共著に『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開』(明石書店)など。関連するトピック情報として、サステナブル・ブランドジャパン(SB-J)ネットサイト(http://www.sustainablebrands.jp/)で連載コラムを掲載しています。
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