カーブホームに合わせた架線柱の設置工事の続きです。
ふたつ目の設置が終わったところです。
設置手順は、架線柱を作って柱の長さを左右で調整(高さ・ホーム分のカット)して、架線通過位置をピアノ線で確認しながら、次の架線柱位置を決めます。
その際に架線柱のビームには、架線受け位置(碍子位置・ブラケット先端位置)をマークしておきます。
ホームの無い方の柱位置を決め、その対になるホーム屋根側に穴をあけて柱が通るようにして、最後にピアノ線で垂直位置を固定します。
架線通過位置を考慮すると、駅構内の分割面まで後2本架線柱が必要です。
このあたりは、4線ともに同じ半径で続いている区間ですので、架線柱もほぼ均等な間隔で設置する事が可能です。
屋根に簡易的にマークをしてある場所に架線柱を設置します。
これで屋根と架線柱の位置は、Aブロック台枠側では決まりました。
ここからは架線柱で架線を受ける加工を施していきます。
時間が掛かるので、なかなか面倒な作業です(笑)
両パンタ車両は一番架線追従が見やすいので、検測車両として使っています。
仮ピアノ線で架線位置から外れずに走行出来るかを、最終チェックの上で決めます。
架線柱位置決めで、架線通過位置は見ているのですが、設置後にもう一度確認します。
そうすると、少し微調整が必要な場合があります。
マークは色を変えつつ、どれが最新であるかを分かるようにします。
そのマークに合わせ、可動ブラケットを支える碍子類をビームに取り付けます。
中間は三角形のアングルに付いている碍子を使って、最終的に可動ブラケットを付けます。
可動ブラケットは真鍮線で後に作るので、加工でビームに取り付けるものには、固定穴をあけられる強度や架線の引張にある程度耐えれるよう、ビームへの取り付けは0.3mmピアノ線を2カ所に植えこんで挿し込み、接着固定していきます。
三角形のビームはTOMIXの物を使います。碍子が真っすぐでなく、少し斜め下向いているのが良いところです。
外から引張するブラケットの場合は、この形態が良いのです。
一番手前のボケているビームはKATOの物を使っていて、真っすぐにケーブルを張っての場合はこちらが良いのです。
ここもブラケットはまだ付けていません。
2番線の待避線にはカントが付いてないのが良く分かる画像です(^^)
架線柱の形態が整ってきて、駅構内も少しですが良くなってきました。
屋根が浮いていますが、これは脚の差し込みが甘いからです。
仮挿し込みなので気にしないでおきます。
全部の微調整は塗装などを行ってからです。
架線を受けるブラケットの強度を得るために、加工物は横からくっ付ける形にしているので、見た目は良くありませんがここは止むを得ません。
塗装して、架線でも張られれば、そっちに目が行くので、粗を探すような事をしなければ埋もれるでしょう(笑)
次は続きを行っていきたいので、Bブロック台枠側を久々に出して連結の上で、駅構内の屋根を付けていきましょう。
コメント
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gaouさん こんにちは。
架線を張るとなるとカーブによって架線柱の設置位置にも気を遣いますね。
ホームの屋根から架線柱が生えているのが斬新です。
こんな構造は既製品にはありませんね。
nari-masaさん、こんにちはです。
架線柱はホーム屋根を跨ぐという手もあったんですが、どっちにせよ駅舎前では屋根上に持ってくるしかなく、全部を揃える方向にしました。
柱が屋根を貫かないタイプも見るのですが、ただ単に飾りとしての架線柱ならそれもアリでしたが、架線を受けさせるとなると強度不安がありました。
1スパンビームを足さずに済むと、もっと工作が楽でした(笑)
でもしょうがないですね(^^;