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2021/08/01

OODAループの時代は、大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない

あるブログ記事で、OODAループの時代は、大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない、というメッセージが非常に心に残ったのでメモ。

【参考】
成績未達のものは、きつく叱責すべきか - ウィリアムのいたずらの開発?日記

PDCAサイクルは、1年毎の年間計画でよく使う。
しかし、超短期のサイクルでは使いづらい。
また、コロナ禍のような時代では、当初立てた計画が無意味となってしまった場合、PDCAを最初から作り直さないといけなくなる。

「PDCAサイクル全盛の時代は、目標を数値化してたてて、それを達成したらちょっと伸びた目標を立て続けていく」そんなやり方だった。
しかし、OODAループの時代では、「会社で大事なのは使命であり、目標は使命達成のための手段に過ぎない。」
つまり、「目標が達成しようがしまいが、目標と現実との差を常に感じ、使命達成のために行動する。そのためには目標の変更もあり得る。」

OODAループの考え方は、More Effective Agile ~“ソフトウェアリーダー"になるための28の道標で知っていたけど、腹落ちできていなかったと思う。
飛行操縦士が敵機を撃ち落とすための意思決定構造を形式化しただけ、というイメージで、ソフトウェア開発や経営に活用するイメージがなかった。

OODAループでは、目標よりも、価値や使命が最重要であり、目標や計画は達成するための手段に過ぎない。
目標や計画よりも、価値や使命が最優先であるという行動を誘発させること。

そんなことを考えると、OODAループはスクラムと相性が良いように思える。

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