JRubyの終焉
一時期流行したJRubyについて、JRuby on Rails は難しい、という記事を見つけた。
ラフなメモ。
【参考】
JRuby on Rails は無理かもしれんね、という話|Seahal
Redmine on JRuby part2: プログラマの思索
Redmine on JRuby part3~RedmineはJRuby+Tomcatで動かす方が簡単: プログラマの思索
JRubyでRedmineBacklogsプラグインを動かす: プログラマの思索
(引用開始)
かつて JVM のメリットとされた ‘Write once, run anywhere’ というメリットも Vagrant や Docker といった仮想環境や、Go言語のように多種の環境に対応したバイナリを吐き出せるコンパイラが出てきた今、それほど JRuby に対するメリットを感じるのが難しくなってきたような気がする。
(引用終了)
Redmineでも、Ver4からJRubyが外されたので、何かあったのかな、と思っていた。
10年前は、Railsのwarファイルが作れるし、JavaのWebサーバーも使えるぞ、と思っていたが、今となってはCRubyも十分高速化されてきたし、DockerやAnsibleなどで仮想環境を構築するのも簡単になった。
Windowsでも、WSLを入れれば、Ubunts上でRuby環境を作った方が安全だ。
こういう状況を振り返ると、OSSのライブラリや言語は時代の流行り廃りはどうしても発生することを痛感する。
10年前は、JavaからRubyへ、というキャッチコピーが流行り、ドメイン特化言語に適したRubyが非常に脚光を浴びていた。
今は、機械学習や深層学習、データ分析にスポットが当たっているので、PythonとRが注目されている。
昨年、大学の生協の本屋に行ってみたら、プログラミングコーナーにはPythonとRでほとんどが占められていて、他言語は申し訳無さそうに少しだけ飾られていたのが驚きだった。
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