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2020/05/04

Redmineとチャットツールはどのように使い分けるべきなのか

「Redmineとチャットツールはどのように使い分けるべきなのか」という疑問についてラフなメモ。

akipiiさんはTwitterを使っています 「第18回勉強会 - https://t.co/i2sJFMEe2v の議題は、やはり、テレワークにRedmineをどのように有効活用して運用できるか、という点と思います。多分Redmineを普段運用していればスムーズに移行できたはず。今回の緊急事態宣言によってRedmineのメリットが明確になったはず。 https://t.co/XHELA5jGsZ」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「Redmineを利用する一方、チャットツールを皆さんは何を使っているのか、も気にしてます。チケットに書くほどでないコミュニケーションはChatツールを使うならばRedmineとチャットツールを使い分ける基準は何か? チャットが重視されるとRedmineのチケット起票が重く感じられる為。」 / Twitter

y503Unavailable@Redmine Kindle本出版unofficialcookingさんはTwitterを使っています 「@akipii 先月からTeamsですが、チャットはフローでありストックではないことを明確にしています。 相談程度はチャットで軽く進め、途中経緯をRedmineにコピペし蓄積。 チケット起票しないと設定しない程度の運用を確立していれば回ると思います。」 / Twitter

齋藤さんはTwitterを使っています 「@y503Unavailable @akipii Teams には、内容のコピペとかコピーとかの配慮があまりなくて、長くなると面倒なんですよね。是非、そこは強化して欲しい。」 / Twitter

門屋浩文@redmineエバンジェリストの会1号さんはTwitterを使っています 「@akipii ストックとフローの話はどこかでやりましょう コミュニケーション設計からコストを下げるような」 / Twitter

たけちゃんさんはTwitterを使っています 「@akipii @MadoWindahead chatはTeamsを使ってますが、コミュニケーションとタスク管理で用途を分けているつもりが、プロジェクト毎に線引きが異なって来ました。Teamsもシェアポイントでのファイル共有ができるので、ちょっとしたファイルはこっちでやり取りしちゃう人も出てきます。」 / Twitter

akipiiさんはTwitterを使っています 「@ta_ke_chan_ @MadoWindahead そう、よく分かります。GSuiteを使ってると、Google Chat, HangoutMeetを使ううちにGoogleスプレッドシートなどで課題管理やタスク管理し始めてしまったり。ツールの利用シーンはどうしても組織文化が出てくる」 / Twitter

門屋浩文@redmineエバンジェリストの会1号さんはTwitterを使っています 「@akipii @ta_ke_chan_ そう、GSUITE派なのでどうしても二次元管理が横行してます 二次元で大丈夫なものはそれでもいいと判断したいので、redmineがいいパターンを出したい あと、chatやSNS系(salesforceなど)の長所短所もまとめればいいのかな? たけちゃんはhttps://t.co/EeqCzfWvkz参加ですね よろしくお願いします」 / Twitter

neta @ redmine.tokyo 5/23(土)オンラインやりますさんはTwitterを使っています 「@MadoWindahead @akipii @ta_ke_chan_ ウチは G Suite 『Google ( Hangout ) Chat』なので、まずは Redmine の通知を連携することからはじめたいと思ってる」 / Twitter

テレワーク中のシロくまさんはTwitterを使っています 「テレワークができる環境づくりに役立ったもの ペーパーレス⇒プロジェクト管理(Redmine) コミュニケーション⇒チャット(Microsoft Teams 秋から会社方針でGoogle Meets) 固定電話⇒クラウドPBX(Dialpad) 次は仮想オフィスツールがねらい目でしょうか。」 / Twitter

吉澤さんはTwitterを使っています 「パン工場じゃ無理だけど、WBS書いて、redmineでチケット切るようになれば、日本の事務職の生産性は飛躍的に向上すると思う。 https://t.co/E6V2xJhGIZ」 / Twitter

【1】昨今、急にテレワークの作業環境を強いられた場合、Redmineのようなプロジェクト管理ツールでプロジェクト運営していなかったら、案件で開発するのは非常に難しいだろう。

一方、従来からRedmineでプロジェクト運営していたら、VPNさえ確保できれば、オンライン上で作業の管理を継続できるので、スムーズに移行できているだろう。

しかし、日々にコミュニケーションはオフラインのチャネルが全て駄目になったので、オンライン上で何かしらのコミュニケーションが必要になってくる。
もちろん、Redmine単体でチケットのやり取りを通じて、日々の課題やタスクは管理できるが、それだけではコミュニケーションは足りない。
たとえば、非公式なコミュニケーション、ZoomやGoogleMeetによるオンライン打合せを補強するチャットなどでチャットツールが欲しくなる。
おそらく一般には、Slack、MSならTeams、GooleならGooleChat、他に、FB Messenger、LINE、Discordなどが使われているだろう。
つまり、Redmineのようなプロジェクト管理ツールだけではプロジェクト運営は不十分であり、もっと気楽でレスポンスの早いチャットツールが必要ではないか、と思われる。

【2】では、Redmineとチャットツールはどのように使い分けるべきなのか?
また、Redmineとチャットツールを併用することでどんな問題が噴出して、どんな課題が出てくるのか?

「顧客ごとにチャネルがこれだけ違うとは。リアル過ぎて参考になる。RT @_alimika_: 顧客A→Slack 顧客B→Facebook Messenger 顧客C→Chatwork 顧客D→Microsoft Teams 顧客E→メールオンリー 顧客F→Backlog オンリー 顧客G→Confluenceオンリー 顧客H→Redmine オンリー 顧客I→GitHubオンリー」 / Twitter

【2-1】一般には、Redmineのチケットは記録して残す内容、チャットは日々流れて消えてしまう内容、というように使い分けているだろう。
しかし、その使い分けは人によって様々に異なる。

Slackでは、数多くのスレッドをチャネルとしてどんどん追加できるので、チーム間や1対1のやり取りが非常にやりやすい。
すると、そのチャットのやり取りだけで、仕事が捗るので、チケットにわざわざ残すのが億劫になる。
チケット上で成果物のレビューをキャッチボールするのが非常に時間がかかるように思われて、チケットに逐一残すのが面倒に感じてしまう。

特に、気心の知れたメンバーであれば、チケット化しなくても、お互いの暗黙知でいい感じに何とかなってしまう時も多い。
すると、課題やToDoがあったとしても、お互いの頭の中に共有されていて、チャットで常に同期されている感覚になる。
わざわざチケットでやり取りするほどでもない、みたいになってしまう。

【2-2】一方、チャットでは大量の発言が流れる場合が多いので、何が決まったのか、どんな経緯で結論に至ったのか、を把握するのが難しくなる。
作業がスムーズに運ぶ場合はチャットで十分だが、試行錯誤しながら振り返りを参考にして進める場合には、何かしらのログを残したくなる。
しかし、チャットで議論した内容をチケットにまとめる作業は割と手間はかかる。
その手間とチケットの起票更新のコストのトレードオフを無意識に計算しているような気もする。

他方、Githubでプルリクをやり取りするプロジェクトであれば、ソースコードのコミットとプルリクが重要であるから、その部分は必ずチケット化される強制力は働く。

【3】Redmineとチャットツールの間の情報連携にも、いくつか問題や課題はある。

【3-1】ITS(Redmine)→チャット(Slackなど)へ連携する運用は多い。
その理由は、Redmineのチケット・Wiki更新の通知をメールではなく、チャットで把握したいからだ。

Redmineの通知メールは正直うっとうしい。
たとえば、コメントなしの単純なステータス更新、項目更新だけでも通知メールが飛ぶので、プロジェクトが活発になると、1日100通以上のメールが飛び合うのはよくある。
大量のメールに更新内容が埋もれてしまうよりも、チャットで流れた方が正直扱いやすい。

【3-2】一方、チャット(Slack)→ITS(Redmine)の情報連携は手作業でやるのが多い。
REST APIを駆使すれば、チャット内容をチケットに起票できるだろうが、チャットの手軽さの文化と合わない気はする。

しかし、チャットで議論された内容をチケットに記載したい場合は多い。
議論していくうちに、こういう課題は検討すべきだ、とか、ここまでは解決できたから残りはこのToDOだけだね、とか、色々出てくるはずだ。
それらの内容はチケットに残して、誰が担当してボールを持っているか、その課題はどんなステータスにあるのか、を後日把握したいからだ。

そういう運用をしたい時に、チャット→ITSの情報連携をもっと気軽にやりたい課題がある。

【4】Redmineとチャットツールの情報連携の問題点は、たとえば、RedmineやJenkins、GitLabなどの開発基盤の連携とは観点が異なる。

後者は、作業の起点がチケットであり、チケットが更新されていくたびに、Gitへコミットされたり、JenkinsやCircleCIなどでビルドされて、ビルドモジュールがリリースされていく。
つまり、ソースコードという成果物の構成管理が、利用シーンに応じて各種ツールで管理されていくべきだ、という観点になる。

一方、前者は、プロジェクト内のコミュニケーションは、どんなチャネルでやり取りすべきなのか、という点が本質的な観点だ。
議論で発散していくフェーズならばチャット、発散した議論を収束させて検討すべき課題や残タスクにまとめて管理していくならば、Redmineのようなチケット管理ツールが必要になる。
つまり、チームで議論している内容を、チャネルごとに無意識に使い分けているのではないだろうか。

だからこそ、コミュニケーションチャネルをどんな利用シーンでどのツールでやるべきなのか、をプロジェクトリーダーは明確に意識しておくべきだろう。
コミュニケーションチャネルを意識することで、Redmine単体で運用している時よりも、チーム内のコミュニケーションが活発になり、単純な命令伝達だけでなく、メンバーのモチベーション向上も期待できるだろう。

この辺りの事例も色々収集してみたい。

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