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2017/04/13

Redmineを帳票ワークフローツールとして強化するstatus_buttonプラグインが面白い

Redmineでステータスに応じた担当者を自動設定するstatus_buttonプラグインなるものがあると知ったので、メモ。
稟議書申請・承認のような事務処理ワークフローで役立ちそうで面白い。

【参考】
QA #312: Redmineの画面上で、編集操作を行わずにステータスを変更+ステータスに応じた担当者自動設定 - Unofficial Redmine Cooking - redmine.tokyo

Status Button - Plugins - Redmine

fanzai0403/status_button: redmine plugin status_button

(引用開始)
Status Button プラグインで対応可能です。

・ステータス変更はボタン押すだけ(特に承認者)
・権限外のステータス変更は実行不可(標準のWF操作と同じ)
・次の担当者は最初にまとめて設定できる。(起票者が設定しておく)
(引用終了)

以前、Redmineを稟議書申請・承認のような事務処理ワークフローとして使いたい場合、どんな機能が必要なのか、を考察した時があった。

RedmineをBPMツールとして使うアイデア: プログラマの思索

Redmineは事務処理の申請承認ワークフローに使えるか?: プログラマの思索

Redmineにワークフローエンジンとして必要な機能~ワークフローに組織マスタの情報を持たせる: プログラマの思索

Redmineのワークフロー管理機能に分岐やロジックを追加するプラグインredmine_custom_workflows: プログラマの思索

Redmineのワークフロー設定を拡張する機能提案~Redmineは汎用的なBPMツールになりうるか: プログラマの思索

Redmineの現状の機能でも、簡易な帳票ワークフローツールとして十分に使える。
しかし、細かな操作性が不足しているので、そこが気になる場合がある。

僕が一番気になる点は、ステータスごとに担当者を絞り込んで表示して欲しい機能が不足している点だ。
課長承認、部長承認、経理承認のようなステータスでは、役職や権限を持つ人は限定されているので、その人達だけが担当者に表示されて欲しいのだ。

この問題は、上記のプラグインで解決できるみたい。
status_buttonプラグインで面白い点は、管理画面であらかじめ、ステータスごとにロールを設定する点だ。

つまり、課長・部長・経理のようなロールをあらかじめ作っておき、status_buttonプラグインの管理画面で、課長承認、部長承認、経理承認のようなステータスに各ロールを割り当てておく。
そうすれば、各PJでロールを人別に設定できるので、ステータス遷移できるロールの人だけ、承認操作ができる。
次のステータスは誰か、逐一考えながら設定する必要はない。

また、status_buttonプラグインでは、完了までの全ステータスが表示されているので、今後、どのようなワークフローを経由するのか一覧できて便利だ。

このような機能がRedmineに取り込まれたら、事務処理ワークフローとしてRedmineはほぼ使えるレベルになるだろうと思う。

Redmineが面白いのは、Redmineのデフォルト機能で、タスク管理以外のありとあらゆる雑務をWeb化して一括管理できる可能性を秘めている点だ。
業務改善というBPRの観点で、Redmine導入や運用を考えてみると、さらに面白いかもしれない。

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