OSSのMSProjectクローンProjectLibreの使い方
OSSのMSProjectクローンProjectLibreの使い方に関するWebページを見つけたのでメモ。
【参考1】
ProjectLibreのインストールと使い方、基礎、入門 - SEO対策 大阪
OSSのMSProjectクローンProjectLibre: プログラマの思索
ProjectLibreを使ってみたら、MSProjectとほぼおなじアプリと考えていい感じだ。
実際、ProjectLibreでガントチャートをXML出力すれば、MSProjectで読み込んで開ける。
つまり、プロジェクトリーダーはMSProject、MSProjectのライセンスを持たないユーザはProjectLibreで使い分ける、という運用は可能だ。
僕が使う操作はこんな感じ。
ExcelでWBS、予定工数、担当者を作る
↓
ProjectLibreにプロジェクトを新規作成
↓
ProjectLibreのガントチャート画面でWBS、予定工数、担当者をコピペする
↓
ProjectLibreのリソース画面で担当者全員もコピペする
↓
ProjectLibre上で、WBSを階層化する。
↓
ProjectLibre上で、WBSの先行後続関係をマウス操作で付けて、綺麗にして入力完了
MSProjectの最大の利点は、WBSの先行後続関係がマウス操作だけで簡単にできることだろう。
ProjectLibreも同様に、WBSで先行後続関係を結ぶには、先行タスクをドラッグして、矢印線を後続タスクへロドップすればいい。
そうすると、鎖アイコンが表示されて、先行後続関係のリンクが貼られる。
ProjectLibreのガントチャート画面で作業負荷の山崩しをやりたいならば、ビュー>ヒストグラムを画面下部に表示させて、100%以上の負荷のタスクをずらすか、担当を変更すればいい。
この辺りもMSProjectと似たような操作感で簡単にできる。
他に、タスク>更新で実績入力できるし、タスク>ベースライン保存で、基準計画を保存できる。
基準計画の個数も11個あり、MSProjectと全く同じなのが何となく笑える。
MSProjectに慣れたマネージャなら、ProjectLibreは全く問題ないと思う。
但し、無料版ではイナズマ線やクリティカルパスは表示されないので注意。
個人的には、MSProjectにある機能は全てRedmineのガントチャート機能で実現して欲しいと思う。
そうすれば、Redmine上でプロジェクト計画も実績管理も全て一元管理できる。
最近はRedmineのガントチャートを機能拡張した有償プラグインが続々出ているので、取り入れてみたらいいと思う。
たぶんMSProjectのライセンスよりも安いだろうと推測する。
【参考2】
MS Projectを使いこなせない理由: プログラマの思索
RedmineのガントチャートはMS ProjectのWeb版になりうるか?: プログラマの思索
Redmine Lychee Enterpriseシリーズの解剖part1~Redmineの本来あるべきガントチャート機能 Lychee Gantt Chart: プログラマの思索
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