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2012/09/25

チケット駆動開発はフィードバック管理システム

チケット駆動開発フィードバック管理システムだと思う。

Twitter / akipii: #kansumi 及川さんの話を聞いて思う事。チケット管理システムはフィードバックシステムであること。顧客に価値ある製品を届けるには顧客の数多くの評価を収集し分析して製品にいち早く反映する仕組みが大事。でもフィードバックを集める仕組みがまだ発展途上

Twitter / akipii: 及川さんの話を聞いて思う事。顧客のフィードバックを生かすだけでなく顧客に問題発見、問題修復を支援してもらう仕組みの一つがアジャイル開発かな。#kansumi

フィードバックを収集し、集計できて、議論した結果をまとめたりして、ユーザの力を利用できるのが最大の利点。

フィードバックは、チケットで収集される。
フィードバックの内容は、障害報告もあれば、機能改善の提案、パッチ付きの提案、開発チーム自身の振り返りの運用改善、など様々だ。

顧客から、リリースしたソフトウェアに対し、これバグじゃないの、という障害報告。
熱心なファンから、リリースしたソフトウェアにこんな機能を追加したら、さらに使い勝手が良くなるのでは、という機能改善の提案。
熱心なユーザから、あのバグはこのパッチを当てれば直るよ、とパッチ付きの提案。
開発チームがリリース直後にふりかえりミーティングを実施して、障害検証のワークフローのこの部分はやりにくかったから、この運用に変えよう、と運用改善の提案。

それらフィードバックをチケット化すれば、チケットに優先度、期日、カテゴリなどの属性を付けて集計すれば、色んな観点で分析できる。
障害報告の多い機能は、回帰テストを増やそう。
機能改善の多い箇所は、開発の優先度を高めるようにしよう。
運用改善のために、既存のワークフローに新たなステータスを追加して、ペア作業しやすくしよう。
パッチをもらったから、コードレビューしてOKならリリースしよう。

チケットにするまでに、フォーラムでチャットみたいにユーザと議論してもいい。

ユーザからのフィードバックを収集するだけでなく、ユーザ自身に問題発見してもらい、問題解決のアイデアを出してもらう。
さらには、ユーザ自身にパッチを作ってもらうように、問題修復を手伝ってもらう。

たくさんのフィードバックを効率的に管理したい。
全てはチケットファースト。

フィードバックがチケット駆動開発の価値観の一つ。

【参考】
チケット駆動開発はステータス追跡システム: プログラマの思索

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