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2011/06/30

Scrumの謎をRedmine Backlogsプラグインで解く

先日行われたScrum Boot Campに参加した方から、Scrumの謎が解けた、というつぶやきがあったのでメモ。
僕はScrum研修を受講した経験がなく、書籍による理解しかないことを先に断っておく。

【元ネタ】
Scrum Boot Camp 横浜に参加してきた - Diary of absj31(2011/07/01から移行します:→http://d.hatena.ne.jp/shinyaa31/)

Twitter / @frerudev: @hideo_sa 私はScrum Boot Camp終了後、Redmine Backlogプラグインの使い方がようやく理解できました。ずーっつスッキリしなかったScrumの謎がかなり解けた感じです。行ってよかったです。

Twitter / @akipii: @frerudev Scrumの謎はどこにあったのでしょうか? よろしければ教えて下さい。

Twitter / @frerudev: @akipii Scrumはxpに比べると具体的な方法が限定されていないので、断片的に各要素についての知識は有っても、(実経験がないので)全体の流れのイメージが理解出来ていなかったのだと思います。

Twitter / @frerudev: @akipii 私の場合、障害管理の観点からチケット駆動開発を導入した経緯があり、プロダクトバックログの概念が薄かったというのがあります。優先度ではなく優先順位を明確にして、見積ゲームで工数予測・スコープの限定を行う部分はやってみて納得しました。

Twitter / @frerudev: @akipii RedmineならBacklogsプラグインを使えば、Scrumの電子化が楽になりますよね。ようやく理解できました。ただ、実際にScrumを導入されている方々はポストイットを使ったタスクボードを薦めますけど

@frerudevさんの感想は、違う文脈で僕もとても共感している。
ScrumはXPよりも誕生が古いけれど、XPが暗示した概念を明示化して一つのフレームワークにしたのはすごいと思う。
Scrumが定義した概念であるプロダクトオーナー、プロダクトバックログ、スプリント、ベロシティなどは、とても優れていると思う。
僕が理解したことは下記に書いた。

オンサイト顧客が暗示したもの~プロダクトオーナーとアーキテクトの役割: プログラマの思索

TiDDを実践して気づいたことpart9~Scrumのベロシティ #tidd: プログラマの思索

TiDD初心者が陥りやすい罠~バージョンをCloseしないRedmineはVelocityが分からない: プログラマの思索

Redmine BacklogsプラグインはScrumを理解していないと使いづらいけれど、Scrumの諸概念を理解していれば、とても分かりやすいだろうと思う。
逆に言えば、Scrumを運用する前に、Redmine BacklogsプラグインでScrumをシミュレーションして実際の運用をイメージする手法を意図的に取ることもできるだろう。

RedmineのBacklogsプラグインを入れてみた: プログラマの思索

Backlogsプラグインの使い方は@daipresentsさんの記事がとても詳しく説明しているので、参考にしたらいいと思う。

Redmine Backlogsで簡単スクラム!プロダクトオーナーとして使う編 | 世界 - @daipresents

Redmine Backlogsで簡単スクラム!スクラムマスターや開発チームとして使う編 | 世界 - @daipresents

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