第二期アジャイルムーブメント
第二期アジャイルムーブメントの記事があったのでメモ。
【元ネタ】
第二期アジャイルムーブメント ~ アジャイル開発の商業的取り組み と Agile2.0 ないし 「2週目の世界」 について - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)
スクラムブートキャンプ ~ 今からスクラム/アジャイルをやってみようという人のための道しるべ - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)
スクラムチェックリスト by Henrik Kniberg @ crisp.se - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)
XPが2000年に出た頃が第1次アジャイルムーブメント。
アーリーアダプター層が中心。
Scrumが開発現場に適用され、数々の事例が紹介されて、注目を浴びている最近が第二期アジャイルムーブメント。
マーケット的には、アーリーマジョリティ層に広がりつつある。
上記の記事で面白いのは、アジャイルムーブメントの原因の一つに「WikiおよびWikiベースのプロジェクト管理ツール (Trac, Redmine)」があげられていること。
Redmineによるチケット駆動開発の経験を通じて、ツール無しでアジャイル開発を運用するのは難しいだろうと思う。
ホワイトボードやPostItによる牧歌的なアジャイル開発は、今のビジネスのスピードに付いていけないと思う。
スクラムチェックリスト by Henrik Kniberg @ crisp.se - kawaguti の日記 (id:wayaguchi)も面白い。
これは、[Agile]Agile Conference Tokyo 2009に行ってきた | Ryuzee.comであげられているIBMのAgileへの適合性のチェックリストの役割として扱えるかもしれない。
このチェックリストをあらかじめ収集できれば、アジャイル開発導入のリスクに未然に対処しやすくなる。
アジャイル開発の運用ノウハウはこの10年で色々溜まってきた。
後はどれだけ普及させて、運用事例を増やして、更に進化できるか、に鍵がかかっている。
そして最終的には、チケット駆動開発はAgile2.0を目指しているはずだ。
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