« IronRubyの行方 | トップページ | TortoiseHgでExcelの差分を見る方法 »

2009/08/10

チケット駆動開発に依頼や感謝の機能を表現させたい

面白いタスク管理サービスを見つけたのでメモ。

【元ネタ】
echo とは... | echo

echoもSaaS型のタスク管理サービスのようだ。
チケットをタスクセルと呼び、ワークフロー管理ができるようだ。

面白いと思った機能がある。

一つは、メンバーをキャストと呼び、何が依頼され、何を期待されているのかを意識させること。
チケット駆動開発を運用して馴染んでくると、チケットというタスクを他メンバーへ依頼する時が出てくる。
その時に、何を依頼して、どんな成果物を期待しているか、を伝えることが重要だ。

僕は、朝会で各自のタスクを確認し、チームのゴールに向けて、各メンバーの役割を伝えるようにしている。
ベテランでも新人でも、開発を終わらせるため、あるいは、結合テストを終わらせるために、タスクがアサインされ、彼ら自身の役割がプロジェクト内部で統一されている。

誰もがプロジェクトにとって必要な役割だ、と伝えるのは、モチベーションをアップさせる。

もう一つは、期待に応えてくれた仲間に感謝する機能があること。
echoでは、感謝のポイントを伝える機能があるらしい。
この機能は非常に面白いと思った。

誰かに依頼したチケットがとても良かった場合、そのメンバーを褒めたい気持ちが起きる時がある。
それは純粋に感謝の気持ち。

チケット駆動開発を僕が運用している時、自発的にチケット登録を奨励している。
開発者しか分からない、リファクタリングすべき怪しいソースはよくあるから、それらを優先度の低いチケットとして登録しておいて欲しいのだ。
そのチケットは、後に運用保守で工数見積もりする時に、非常に役立つ。
そのチケットを作った人を褒めておきたい気持ちがある。

但し、感謝の気持ちは、デスマーチのような余裕のないプロジェクトでは出てこないだろう。
デスマーチプロジェクトは、一部のヒーローとたくさんのIT土方しかいないから。

ニコニコカレンダーは、開発者自身の気持ちを表すカレンダーみたいなものだが、同様に、苦しい時に助けてくれた仲間に感謝したい気持ちを表現できる機能を、チケット駆動開発に導入できないだろうか?

|

« IronRubyの行方 | トップページ | TortoiseHgでExcelの差分を見る方法 »

プロジェクトマネジメント」カテゴリの記事

Redmine」カテゴリの記事

ソフトウェア工学」カテゴリの記事

プロジェクトファシリテーション」カテゴリの記事

チケット駆動開発」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チケット駆動開発に依頼や感謝の機能を表現させたい:

« IronRubyの行方 | トップページ | TortoiseHgでExcelの差分を見る方法 »