SWOTと因果関係図は相性がいい
「成功する仕事術―プロジェクトマネージャー/リーダーのための参加者をリードする会議の進め方」を読み返して、気づいたことを書いてみる。
SWOTは、自社の強み・弱み・機会・脅威をマトリックスに書く。
アイデア発散の方が書きやすい。
でも、整合性を取る時や深く掘り下げる時に、この項目だけで十分か不安になる。
因果関係図は、プロジェクトの悪循環の現象などを原因と結果をつなげてシスティマティックに書く。
時系列で表現できる指標をつなげると書きやすい。
でも、項目が漏れていないか、何か物足りない時がある。
SWOTで出てくる項目を因果関係図でつなげると、発想が進む。
そもそも、長所と短所、機会と脅威は同じ現象の表裏一体であることが多い。
つまり、お互いが関連し合い、相互にエネルギーを補完する関係にあるときが多い。
例えば、品質と再利用は表裏のコイン。
品質が良いものは再利用したくなる。
再利用できるものは、色んな観点から使われているので品質が良い。
因果関係図で書くと下記になる。
SWOTと因果関係図はペアで考察した方が思考も進む気がする。
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