漠然としたイメージから「本当に必要なこと」へ区別する家づくりをしよう

新築・リフォームをしようと考え始めたときに、住まいにまつわるあらゆるものの漠然としたイメージを持つ人は結構います。それは憧れや理想から生まれるものでそれはそれでいい。

ただそのイメージから徐々に進化させて「何故そうなのか」と自分に問いかけて行くことで、漠然としたイメージから「本当に必要なこと」へ区別できて行きます。

例えば床面積のこと。「家族の人数から延べ床面積40坪が欲しい」とイメージがあるとします。

はじめは漠然としているから、人数分の部屋を並べてみる。ゲスト用やこどもの遊び場で和室を設ける。トイレは2つあってなどと頭に描いていきます。

そこから「何故それが必要なのか」をじっくりと検討してみてください。こどもの人数分なぜ部屋が必要なのか。ゲストって誰だ?泊まる頻度年一?こどもの遊び場は何年で終了になるなど。

家族構成は新築・リフォームしてから10年でガラっと変化します。その変化にその部屋数は対応できますか。ゲストを招くのはこども達が小さいうちだけなら和室の優先順位は低いかもしれません。

40坪の家が必要十分とイメージしていても廊下や何LDKと仕切られたプランニングは、暮らしの変化に耐え切れなくなります。そうなると結局40坪でも狭くなり45坪あれば良かったなと失敗したと言ってしまいます。

失敗したのは延べ床面積なのではなく、自分たちへの問いかけが少なかったことです。もちろん床面積が増えれば総予算は膨らみ、逆に10年後家族人数は減り部屋は余るでしょう。

今の暮らし、家族だけを見るのではなく、せめて10年後の暮らし方を夫婦で良く相談し合い本当に必要なことを区別した家づくりにして行きたいですね。
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