家が浸水した後に行う工事 床下浸水編2

九州では再び大雨による被害が各地で発生していて、僕たちが住む富山県は昨日の夕方以降呉西地区で大雨警報、土砂災害警報が発令。大雨による被害を未然に防ぐためしばらくは注意深くしておきたい。

床下浸水が起こり基礎断熱工法の場合は、床下通気工法より床下へ水が入ることは少ないです。しかし完全に防水された床下ではありませんから、周囲の土地が浸水した場合には床下を覗いて点検する必要があります。

起こると仮定すれば、周囲の水が引き基礎外側が相当濡れた状態から外気温が上がると、密閉された床下に結露が発生する可能性があります。

冠水した水は冷たいため基礎が冷やされます。基礎内側に断熱材はあるものの完全に結露を防げるかはわかりません。また外周部の土台が結露している可能性も考えられます。

床下を這って点検してみます。結露やしみ出たような水跡はないか。もちろん土間に水たまりが無いかを点検してまわります。結露や水跡有り。床下を覗いた空気感に湿気っぽさがあると対処が必要です。

対応策はとにかく風を強制的に回すこと。扇風機、サーキュレーターを全開にして床下へ向けます。並行して除湿機を付けます。床下点検口は開けたままにします。2カ所あれば風がうまく回るため両方開けておきましょう。

不要なのは石灰を撒く。炭を入れるなど状態をいかにも向上させるようなことは必要ありません。とにかく風を全開で送り乾かすのみです。
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写真日本経済新聞

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