温湿度を記録したデータから暮らし方を見つめ直す

新築竣工後お客様の暮らし方が慣れて来たころを見計らい、温湿度を測定記録ができるデータロガーを各所に置かせて貰っています。

データ蓄積の目的は室内の温度ムラを極力小さくするためです。それぞれの場所での温湿度を比較してデータから読み取れることを検証して、必要あれば暮らし方や空調機の使い方などを改善するために行っています。

設置場所はリビング、トイレ、2階ホール、床下と外気の5ヵ所を測定します。データは60分毎に記録され、温度と湿度をそれぞれ約1年分蓄積できます。

室内の温度ムラがあると、快適な場所とそうでない場所に分かれてしまう。例えばこちらは大丈夫でもあちらではカビが発生しやすいことや、冬場だと窓の結露の可能性があり得るなど。

1階にリビングがあれば2階ホールとの温度差はどれくらいになっているか。特に冬2℃以上温度差があると、1階へ降りると少し寒さを感じてしまう場合が多い。温度差があった場合暮らし方を工夫して対処方をアドバイスします。

断熱気密性能は計算や現場測定で決めています。しかしその設計が良かったかどうか。日射遮蔽や日射取得、空調機の使い方など実際に生活を始めてから、データ記録やヒアリングを通じて確認を取っています。

データ記録は仕様を変えたタイミングや、お客様の家族人数から検討して選択しています。これまで繰り返し行っている温湿度のデータ記録。データから我々が学ぶ事はとても多く、今後も引き続き検証していきたい。

▼集計データをグラフにして、時間軸と温湿度変化を検証してお客様へ報告
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