NHLがメジャースポーツでは唯一リーグの拡張を続けています。来季2024−25年シーズンからThe Utah Hockey Clubが参入。参入初年度については名称はThe Utah Hockey Clubとして、2年目以降は別の名前にするかそのままで行くかは未定。NFLのWashington Football Teamっぽいそれですね。
チームカラーは水色。最も最近にNHLに参入したSeattle Krakenと水色はかぶるんですが気にせずに行くようです。細かい事情を抜きにすればアリゾナでホームアリーナが借りられなくなって家なき子になって放浪、カレッジの小リンクでプレーを余儀なくされていたArizona CoyotesがUtahに移転するという理解でも良いのですが、正確にはArizona Coyotesは休眠であってなくなったわけではないという今回は深く触れませんがそういう事情ではあります。
NFL/NBA/MLBはリーグの拡張が止まってもう長い。チームの移転はときどきあるのでそれなりに新味はあるんですが、チーム数が増えているのはNHLだけ。通常メジャースポーツという括りにはいれてもらえないその下となるサッカーMLSがチーム数の増加ではさらに多い。ビジネス規模的にメジャー4大リーグの最下位のNHLとしては眼下の潜在的脅威としてサッカーMLSの拡張攻勢が政策的に気になっていた面があると見ることもできそうです。
MLSは29チーム(米26、カナダ3)、NHLは新規参入するThe Utah Hockey Clubを加えて33チーム、但しArizona Coyotesが休眠になるので実際の運営は32チーム(米25、カナダ7)。米国内でのチーム数では既にMLSがNHLを抜いている。Arizona Coyotesが休眠から目覚めれば同数になるという状況です。
NHLが直近に参入した都市はこれでUtah、Seattle、Las Vegasとなってます。Las Vegasはそれ以前にはプロスポーツはマイナープロしかなく、NHL Vegas Golden Knightsの参入が完全な新規開拓だったんですが、SeattleとUtahは先にMLSがSeatle SoundersとReal Salt Lakeというチームを持っていた都市。言ってみればサッカーMLSが初めて所在都市にメジャースポーツの新規侵攻を受ける側の立場になったNHLの拡張とも言えます。よく見ればNHL側はかなり意識してやっている可能性があります。NHLコミッショナーのGary Bettmanの采配は冴えてる。
若干話が逸れるんですがここのところ北米は糞暑い。こんな時期に野外のサッカーとか野球とか見に行くのはただの苦行ではないのかということを10年以上前に書きました。当時指摘したのはカネがあり稼働日数も多いMLBならドーム化で切り抜けられる可能性もあるけれど、マイナーリーグベースボールやサッカーはそれができなくて長期的にかなり苦しいのではないのかという点。大昔は春夏は気候が良いからベースボールでも見に行くか、だったのが夏が暑すぎてインドアスポーツの方が良いとパラダイムシフトになる可能性が否定できないんですよね。
いま始まるところのCopa America北米大会みたいな特別な試合なら暑くても来てくれるでしょうがレギュラーシーズンの試合はいかがなものか。
そういうタイミングでインドア、それもNBAと同じ会場を使っていてもNBAの開催日よりも場内がひや〜っとして涼しいNHL観戦は快適なユーザーエクスペリエンスを提供できてしまうのかもなとも思ったりもします。ビジネス需要なんかだと汗かいて見るよりこっちの方が良いという判断も加わる可能性を感じます。
The Utah Hockey Clubの2年目以降の新ニックネーム候補としてはBlizzard, Mammoth, Outlaws, Venom, Yetiの5候補の他にThe Utah Hockey Clubのまま継続も候補とされてます。地元での評判ではYeti(イエティ雪男)が現在人気だとか。雪男っていうとColorado Avalancheが肩に付けているパッチが雪男の足跡のロゴになっていたんですがそれだとかぶりますよね。と思って今季のAvalancheのユニフォームを見たら付いてないかも。
あとBlizzardという名前だと「zz」が重なっているのが、NBA Utah Jazzとお揃いになるんですよ。オーナーはNBAとNHLのUtahは同じ人なので相乗効果の出るなにかのマーケティングで「zz」を重ねたいという意向が働く可能性が指摘されています。なるほど。いろんなことを考えるものです。
チームカラーは水色。最も最近にNHLに参入したSeattle Krakenと水色はかぶるんですが気にせずに行くようです。細かい事情を抜きにすればアリゾナでホームアリーナが借りられなくなって家なき子になって放浪、カレッジの小リンクでプレーを余儀なくされていたArizona CoyotesがUtahに移転するという理解でも良いのですが、正確にはArizona Coyotesは休眠であってなくなったわけではないという今回は深く触れませんがそういう事情ではあります。
NFL/NBA/MLBはリーグの拡張が止まってもう長い。チームの移転はときどきあるのでそれなりに新味はあるんですが、チーム数が増えているのはNHLだけ。通常メジャースポーツという括りにはいれてもらえないその下となるサッカーMLSがチーム数の増加ではさらに多い。ビジネス規模的にメジャー4大リーグの最下位のNHLとしては眼下の潜在的脅威としてサッカーMLSの拡張攻勢が政策的に気になっていた面があると見ることもできそうです。
MLSは29チーム(米26、カナダ3)、NHLは新規参入するThe Utah Hockey Clubを加えて33チーム、但しArizona Coyotesが休眠になるので実際の運営は32チーム(米25、カナダ7)。米国内でのチーム数では既にMLSがNHLを抜いている。Arizona Coyotesが休眠から目覚めれば同数になるという状況です。
NHLが直近に参入した都市はこれでUtah、Seattle、Las Vegasとなってます。Las Vegasはそれ以前にはプロスポーツはマイナープロしかなく、NHL Vegas Golden Knightsの参入が完全な新規開拓だったんですが、SeattleとUtahは先にMLSがSeatle SoundersとReal Salt Lakeというチームを持っていた都市。言ってみればサッカーMLSが初めて所在都市にメジャースポーツの新規侵攻を受ける側の立場になったNHLの拡張とも言えます。よく見ればNHL側はかなり意識してやっている可能性があります。NHLコミッショナーのGary Bettmanの采配は冴えてる。
若干話が逸れるんですがここのところ北米は糞暑い。こんな時期に野外のサッカーとか野球とか見に行くのはただの苦行ではないのかということを10年以上前に書きました。当時指摘したのはカネがあり稼働日数も多いMLBならドーム化で切り抜けられる可能性もあるけれど、マイナーリーグベースボールやサッカーはそれができなくて長期的にかなり苦しいのではないのかという点。大昔は春夏は気候が良いからベースボールでも見に行くか、だったのが夏が暑すぎてインドアスポーツの方が良いとパラダイムシフトになる可能性が否定できないんですよね。
いま始まるところのCopa America北米大会みたいな特別な試合なら暑くても来てくれるでしょうがレギュラーシーズンの試合はいかがなものか。
そういうタイミングでインドア、それもNBAと同じ会場を使っていてもNBAの開催日よりも場内がひや〜っとして涼しいNHL観戦は快適なユーザーエクスペリエンスを提供できてしまうのかもなとも思ったりもします。ビジネス需要なんかだと汗かいて見るよりこっちの方が良いという判断も加わる可能性を感じます。
The Utah Hockey Clubの2年目以降の新ニックネーム候補としてはBlizzard, Mammoth, Outlaws, Venom, Yetiの5候補の他にThe Utah Hockey Clubのまま継続も候補とされてます。地元での評判ではYeti(イエティ雪男)が現在人気だとか。雪男っていうとColorado Avalancheが肩に付けているパッチが雪男の足跡のロゴになっていたんですがそれだとかぶりますよね。と思って今季のAvalancheのユニフォームを見たら付いてないかも。
あとBlizzardという名前だと「zz」が重なっているのが、NBA Utah Jazzとお揃いになるんですよ。オーナーはNBAとNHLのUtahは同じ人なので相乗効果の出るなにかのマーケティングで「zz」を重ねたいという意向が働く可能性が指摘されています。なるほど。いろんなことを考えるものです。
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