このNo. 12 Clemson@No. 5 Texasと、その前のNo. 11 SMU@No. 6 Penn State戦はTNTでの放映でした。通常TNTはカレッジフットボールシーズンに絡んでこないのが初の12校制プレーオフの一回戦の半分の放映権をゲット。私はTNTなんだなあ珍しいと知ってましたが、こういう急に変なところで放映されると迷子になる視聴者もいたりするかもしれません。

一回戦の3試合目にしてやっと第4Qまで勝敗の行方がわからない試合になりました。試合前のClemsonのHC Dabo Swinneyの発言を聞いていて、プレーオフ登場は4年ぶりですがやっぱりプレーオフの経験値の高さが感じられる落ち着いた指導ぶり、マスコミ対応。こういう無形の強みというのは決して軽視できないかなと思わせられました。

しかしです。第4QにClemsonがTexasゴールライン前1ヤードライン。14点を追う場面で残り時間は8分。ここは絶対に4thダウンまでTDを追求する場面です。そこで後半最初のタイムアウトを消化。それは良いと思いました。まだ8分以上時間があるのですからここでTDを取って1ポゼッション差にして、もう一度必ずClemsonに攻撃権は回ってくるという判断ですね。慎重に3rdダウンと4thダウンのプレーを指示をきっちりしておくのは決して批判できません。

しかしですよ。3rd & Goal@1ヤードラインで中央へのQBラン、失敗。時計は止まらない。続く4thダウンプレーも中央へのランで失敗。2TD差を縮められませんでした。つい先日も嘆いたばかりですけど、これはなんなんでしょうか。相手陣深くに入るとパスをしてはイケナイ、ランの方が成功率が高いというようなアナリティクスがカレッジおよびNFLで共有されてるんですか?なにがしたいのかさっぱりわかりません。アナリティクスに従わないとHCはADに怒られて死んじゃうんですか?あそこからエンドゾーンにパスを投げるのがとんでもない愚策とはとても思えないんですけど(特に3rdダウン)。

最終スコアはTexas 38 - 24 Clemson。これで一回戦は3試合ともホームチームが快勝。Texasの二回目の相手はBig XIIチャンピオンでNo. 12のArizona State@Peach Bowl。