一般企業から、公立中学校の教員に来年度から、転職を予定しているのですが、給与などの詳細は、いつ教えてくれるのでしょうか？ 働き出してからでないと、分からないのでしょうか？

公立学校の教員の給与は、正式な金額がわかるのは働き始める直前、具体的には辞令交付時となるのが一般的です。ただし、内定から実際の働き始めまでの間に、ある程度の目安や概算について確認することは可能です。 給与の詳細がわかる時期 最終的な決定 採用される校種（小・中学校、高校など）、学歴、教員免許、そして職歴がすべて確定し、辞令が交付されるタイミングです。 辞令交付 多くの自治体では、4月1日の採用辞令が、3月下旬頃に交付されます。この辞令には、あなたの号俸（きゅうごう）や初任給の額が記載されています。 働き始める前に概算を知る方法 正式な金額でなくても、概算であれば働き始める前に確認できます。 採用試験の要項や募集案内を確認する 教員採用試験の募集要項や、都道府県・市区町村のウェブサイトには、初任給の目安が掲載されていることが多いです。 「前歴換算」の仕組みを知る 公立学校の教員給与は、これまでの職歴が給与に反映される「前歴換算」という制度があります。 一般企業での経験も、一定の基準に沿って教員としての勤続年数に換算され、初任給に加算されることがあります。 ただし、すべての職歴が100%換算されるわけではないため、事前の問い合わせで「だいたいどのくらい加算されるか」を確認しておくのが良いでしょう。 採用担当者に問い合わせる 採用が内定している（または内定が出た後）のであれば、採用先の教育委員会などに直接問い合わせてみるのが最も確実な方法です。 「これまでの職歴を加味した場合の初任給の目安」や「前歴換算の計算方法」について尋ねてみましょう。 なぜ詳細な金額が直前までわからないのか 個別の状況による 公務員である教員の給与は、学歴や教員としての経験年数だけでなく、一般企業での職務経験なども考慮して個別に決定されます。 辞令で確定する すべての条件が確定するのは、最終的な辞令交付時です。それまではあくまで目安となります。 まとめです 正式な給与額は働き始める直前の辞令交付時まで確定しませんが、内定段階で概算や前歴換算について問い合わせることで、ある程度の見通しを立てることができます。不安な場合は、採用先の教育委員会に相談してみましょう。