回答(3件)

30億塩基対というのはゲノム(半数体ゲノム)の総塩基数です。 体細胞は二倍体なので一個の細胞がもつ(二倍体ゲノムの)総塩基数は60億塩基対ということになります。 ・もちろん、ぴったり30億塩基対ということではなく概数であるし、多少の個体差もあるので、そういった意味で多かったり少なかったりはあります。 ゲノムのサイズの話でなく、実際生きた細胞のなかのDNAの話なら、 ・分裂能のある細胞のなかではDNAの複製がおこなわれるので、総DNA長は複製の進行とともに増加し、複製が完了した時点で総DNA長は120億塩基対に達します。

約30億塩基対というのはヒトゲノムの塩基対数で、体細胞にはゲノム2組が含まれているため約60億塩基対になります。精子や卵のゲノムは1組なのでこれらの細胞では約30億塩基対です。逆に骨格筋の筋細胞は多核であるため細胞ひとつに含まれる塩基対数は60億より多くなります。