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異世界ファンタジー小説の冒頭を書いてみました。評価をお願いします。 小説のタイトルは「ないないづくしの異世界転生、それなのにやる事てんこ盛りって酷くないですか?」 タイプとしては「小説家になろう」によくあるタイプ。完全にテンプレですね。 面白いと思いますか。文章はおかしくないですか。 ——ここから小説本文 僕の名前は木村広人。17歳の高校生だ。性格は根暗でヲタク。座右の銘は「働いたら負け」である。 友達もいないが、周りを気にするタチでもない。独立独歩といえば聞こえはいいが、だいたいボーっとしていて人と話を合わせることもできないのですがね。 そんな僕がスマホでWeb小説を読みながら歩いていれば、当然前から来た車に気付くこともなく、ぶつかった瞬間に意識を失った。 あれから何時間経ったのか。妙にスッキリした頭で目覚めた。 周りを見渡してみるとふわふわした雲の上におり、女神のような人が…… 「あなたは事故で死んだのです。不注意でね。画面を見ながら歩くのは感心できません」 まあ、そうだろうと思いました。歩きスマホの件は反省しておりますよ。手遅れですけどね。 「どうやら素直に話を聞くことができるようですね。これから異世界に渡ってもらいます。あなたは貴族の御曹司として生まれ変わることになります」 ああ、やっぱり異世界転生ですか。話の流れから言って順当ですね。とするとあとは転生特典。何がもらえるんだろう。 「転生特典はありませんよ」 「はい?」 「ですから、転生時にあなたに与える物は何もありません」 それはないんじゃないだろうか。 ああ、わかった。好きに生きろ。対して危険もないところだから泡沫貴族として自由にスローライフを満喫しろということなのだな? ……と思ったのだが。 「あなたには過酷な運命が待ち受けています。実家の男爵家は火の車。領地は荒れ果て頼みの綱の農業は凶作続き。隣国から戦争をふっかけられて王族は右往左往。やられるとしたらあなたの領地が真っ先にやられることになるでしょう」 「そんなあ………。あっ、課金! 僕、重課金勢なんです。アイテム買います。いや、相棒! 僕スキルとか全然いらないので、何でもやっくれる相棒付けて下さいよぉ」 僕の必死の懇願に女神さまが返してくれたのはジト目だった。 「まったくあなたって人は……。本当は内緒なのですが、実はあなたのご両親は異世界で大変な貢献をされた方々なのですよ。今回、うだつの上がらないあなたを救って欲しいというたっての願いを聞いて、わざわざ転生先での人生やり直しの機会を持たせてあげたのに……」 そうだったの? あの凡人丸出しのうちの親が異世界で? 信じられん。 「でも、それって親の欲目ですよね。僕も優秀だとは限らないじゃないですか」 「ああ、もう。本当にあのご両親の息子さんとは思えませんね。いいです。わかりました。せめて言語だけでも通じるようにしてあげようかと思いましたが、やめます。あなたは幼児として生まれ変わり、現地の言葉を覚えるところから始めて下さい。15歳までにせめて実家の借金だけでもどうにかしないと路頭に迷って死にますよ」 「それ。詰んでるやん。もう、転生とかいらないですからこのまま成仏させて下さい」 そう答えると女神さまはクスッと笑った。 呆れ果てるのにも飽きて、面白くなったのかも知れない。これはいよいよダメか……と思ったのだが。 「大丈夫ですよ。転生時には何も特典を与えないといいましたが、たった一つ。可能性だけはたっぷりつけて差し上げますから」 「それって、僕の1番苦手なヤツ……」 いやいやいや。どうも嫌な予感がする。 不吉すぎるワードですよ。可能性って。それ必要になるんじゃないんですか? 努力とか努力とか努力とか…… 「そうです。あなたにはとにかく努力が足りません。何もかも三日坊主。飽きっぽくて何をやっても長続きしません。それが、悲惨な最後を迎えた1番の遠因なのです」 「いや、関係ないでしょ。僕は不注意で車に轢かれて死んだんですから」 「いえ。あなたの今後の運命で1番マシなのが、今回の死に方だったのですよ」 そうなの!? あそこで車に轢かれてなかったらどんな人生だったんだよ! 「というわけで、次の人生ではせいぜい努力をすることですね」 それは困る。このままでは、憧れのダラダラライフが…… 僕の心の声は届くことはなく、呆れた女神様のため息と共に意識が遠くなっていった。

回答(7件)

展開はテンプレですが、主人公がしっかりクズっぽいのが珍しく、楽しんで読めました。 内容は今のところ面白そうとは感じますが、良くも悪くも今後の展開次第といった感じです。 文章についてもしっかり書けていて問題無いと思います。 以下、細かいですが気になった箇所を3つ挙げさせていただきます。 よかったら参考にしてください。 【僕の名前は木村広人。17歳の高校生だ。性格は根暗でヲタク。座右の銘は「働いたら負け」である。 友達もいないが、周りを気にするタチでもない。独立独歩といえば聞こえはいいが、だいたいボーっとしていて人と話を合わせることもできないのですがね。】 最後の文だけですます調(口語調)になっています。 【「あなたは事故で死んだのです。不注意でね。画面を見ながら歩くのは感心できません」】 不注意だったのが運転手か歩行者かハッキリしません。続く文章で理解は出来ますが、読み手側に分かりやすいノンストレスな文章を意識するのに越した事はありません。 (例)「あなたは事故で死にました。それもあなた自身の不注意が原因で。画面を見ながら歩くのは感心しませんね」 【「あなたには過酷な運命が待ち受けています。実家の男爵家は火の車。領地は荒れ果て頼みの綱の農業は凶作続き。隣国から戦争をふっかけられて王族は右往左往。やられるとしたらあなたの領地が真っ先にやられることになるでしょう」】 〜中略〜 【「ああ、もう。本当にあのご両親の息子さんとは思えませんね。いいです。わかりました。せめて言語だけでも通じるようにしてあげようかと思いましたが、やめます。あなたは幼児として生まれ変わり、現地の言葉を覚えるところから始めて下さい。15歳までにせめて実家の借金だけでもどうにかしないと路頭に迷って死にますよ」】 前半で自分の領地が戦争で滅亡の危機である話をしていたのに、後半では家の借金について危惧しています。 読んでいて『借金をどうにかする前に戦争をどうにかするべきでは?』と思ってしまいました。 戦争は15年以上先の話なのかもしれないですが、読み手と主人公側からしたら情報が無いので分かりません。 戦争の話の前に借金の話を入れるか、戦争がかなり先の話であるという旨の文章を挿入するべきかと。 執筆活動頑張ってください!応援しています!

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本名とか年齢とか死ぬ理由とか、伏線として活用する気ならともかく、転生後使わない要素なら全部削除でいいかと いきなり 「転生特典はありませんよ」「はい?」 とかから切り出してもいいくらいでは。どうせ出生直後の段階で意識とかあって状況把握できてその描写書いたりするでしょ? そもそもやり取りしてる対応もあんまりボーっとしてるキャラになってないでしょ?

多少の目立ちにくい誤字脱字はともあれ、酷い内容では無いですね。 興味もてるかどうかは別にして。 で、他の方への返信まで見て思ったことを書きます。 まず、この冒頭をコピペしたところ文字数は1787でした。 カウント方法で多少前後するとしても2000字に届いてないわけです。 これを説明に尺取ったら長くなってしまう。 と感じるのは問題だと思います。 1話辺りの文字数は年々減少傾向にありますが、3000弱が多かったはずです。 毎日更新されてる方で1000くらいの方はいらっしゃいますけど、そういう作品は毎日読みませんね、少なくとも私は。 書く時間と読む時間は全く違いますので、なかなか分かりづらいですけどね。 つまり、この冒頭は短い部類なのですよ。 何も作品のカラーが分からない中、こういうものでーす!と知ってもらう為には言葉尽くさなければなりませんし、テンプレだというならお約束に該当する部分はバッサリ切った方が良いと思います。

(冒頭の時点では)主人公に肩入れできないですけれど、いろいろ過酷なことが待ち受けているので、読み進めたいと思いました。 最初の自己紹介的なところは、女神とのやりとりでわかるなら不要かも、と思いました。 現時点で主人公は印象が良くないので、補うキャラを早めに出すことが大事かもしれません。 文章もおかしな点はないです。 が、 対して危険も~ は、対して、が現代日本との比較で用いているなら問題ないですが、違うと思いますので、大して危険も~、になるかと。

いわゆるラノベは未読なのですが、1人称文章として面白いと感じます。 「転生特典はありませんよ」 「はい?」 「ですから、転生時にあなたに与える物は何もありません」 ⇓ 「転生特典はありませんよ」 はい? 「ですから、転生時にあなたに与える物は何もありません」 主人公のセリフ全てに「」を排除の徹底をすれば、他作品との差別化が明確になります。 主人公目線に読者は集中できます。 スタイルとして、面白さと可能性を感じます。

そうか。なるほど。 ちゃんと書かないとわからないですね。 私としては主人公が頭の中で考えていることが筒抜けで、女神との会話が成り立っているという体で書いてました。 「はい?」と声が出たのは、思わず、という意味がありまして。 まあ、そんなの読者がわかるわけないですから。 はい?、は外だしした方がいいかも知れませんね。 脳内の考えで女神と会話が成り立っていることを 説明するとごちゃごちゃしちゃいそうなので。