回答(6件)

夫婦別姓制度の導入は、「改姓の手間を解消する」「個人の自由を尊重する」といった個人のメリットに主眼が置かれがちですが、その実現の裏側には、社会全体が抱え込む新たな複雑さと運用コストの増大という、無視できない現実があります。 1. 現場(行政・学校)の負担増 夫婦別姓、特に複合姓や親子異姓が一般化すると、行政や学校の現場では、対応すべき事務作業が大幅に増加します。 システムとデータベースの全面見直し: 住民票、保険証、名簿、各種学校書類などのデータベースやITシステムの設計を根本から改修する必要があります。これは、一時的ながら莫大なコストとIT現場の負担を伴います。 事務手続きの複雑化と確認作業の増加: 「どの姓が正式か」「兄弟で姓が異なる場合の扱い」など、例外的なケースの判断や事務的な確認作業が急増します。導入国でも、最初の10年間は現場の混乱が続き、職員の負担が軽くなるどころか、かえって煩雑さが増したという現実があります。 2. 社会全体の「煩雑さ」の増大 姓が単一で固定されている現行制度では、「山田家」「佐藤家」といった単一の名称で、家族や世帯を一括して呼称・把握することが可能です。 しかし、複合姓や親子異姓が一般化すると、呼称や書類の確認に「気遣い」や「手間」が生じる場面が増えます。「山田-加藤さん親子」のように、家族構成をその都度確認し、説明する必要が出てきます。 これは、個人が「姓を変えなくてよい」というメリットを享受する代わりに、社会の側が全体として新しい複雑さを引き受け、煩雑なコミュニケーションコストを抱え込む構造を意味します。 3. 公平な議論のための本質的な論点 制度の議論を行う上では、「個人の権利や利便性」だけを追求するのではなく、「社会全体の負担や運用の現実」を同時に考慮しなければ、公平とは言えません。 「誰か(個人)の手間を減らすために、社会全体がどれだけの複雑さとコストを受け入れるべきか」というトレードオフのバランスをどう取るかこそが、夫婦別姓制度をめぐる議論の本質的な論点となります。

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してはダメっていう今の制度がおかしい、というだけでしょう 別姓にしたいわけではない でも妻姓に選択できる状況ではない 夫となる人が妻姓を選んでくれない 要は現在の状況は妻姓を選択することは『おかしい』と認識される社会なのです 否定して自由にできますよ、といくら口で言おうと事実そうでないと認識している人が多いわけです それをおかしくない、と是正しないがためにそれならもう別姓でいいよ、ってなっただけ 逆に聞いてくださいよ 世の男性になぜ妻姓を選択してあげないのか?って 『その答え』が質問の答えになるんじゃないですか? 夫が『その答え』なので妻姓を選択できないからです、っこと

「山本早苗」だと「誰それ?」になって当選しないかもしれないけど「高市早苗」なら名前が有名だから、選挙活動しやすい、だから旦那の苗字を名乗らず、旧姓を名乗りたいんじゃないでしょうか?

「どうしても」というわけではないですが、私が結婚するときは、私がいろいろな国家資格を持っており、相手のほうが少なかったので、資格の苗字変更手続きが少ない相手の苗字を変えてもらいました。最近(これから)、いろいろな資格や仕事上の関連も男女ともに増えると思うので、苗字変更の手間を考えると別姓の利点が増えるのではないかと思います。

確かに名義変更は面倒ですね。私も資格持ちなので面倒さはわかります。 しかももし離婚したらまた変えなきゃいけないっていうのもね笑 でも法律変える方が面倒そうだなーと思うと、個人が数日面倒な思いをしてれば済むのでは?とも思ってしまって。 ま、つまりはどっちでもいいんですよね。それをゴリ押ししてまで、っていう人はその数日が耐えられないってことですかね〜??