回答(10件)

そもそも論ですね。お答えいたしましょう。 草頭天子です。 余談ですが「象徴だぁぁぁ」と鼻水垂らしながら絶叫する者がもし、仮に、万が一いたら「象徴」の意味さえ理解していない馬と鹿です。 生身の人間に対し「象徴」などとは不敬極まりないのですから。 ※故に日本国憲法第一条は誤りです。

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天皇は王様ですよ。 いわば、日本国の国王です。 正確には皇帝、王の中の王、主権国家の君主です。 元々は天皇ってのは 神道の頂点の地位で、 それも神道が宗教組織、教団としてまとまってからの話であり それはおよそ2000年から2600年ほど前と言われてます。 2000年前と言われるとピンとくるでしょう。 イエス・キリストのキリスト教と 似たような時期に整理された宗教だということです。 元々の天皇はその神道のトップの地位でしかなく 誰がやってもよかったのですが、 割と早い時期に現在の天皇家で安定したと言われています。 ちなみに誰がやっても良かったと言っても 基本的には血統による世襲だったわけですが、 いくつかの血統のどれが担当してもよかったってことですね。 しばらくすれば一つ血統に落ち着くのは自然な流れだったでしょう。 その後、 天皇が君主を自称し始めたのは 7世紀頃。 初期の天皇はイチ宗教が勝手にやってたことで あまり信憑性のある記録もない話でしたが、 この頃にはもうしっかりと記録が残っている。 ただし時の日本は未だ統治者が一本化されていたわけではなく、 主要勢力の一角として天皇が目立ち始めたというだけのこと。 そして、 天下統一がなされ、 幕府のいち機関として 君主の立場から時の政府に統治のお墨付きを与える存在として利用され、 晴れて現在の日本国の王様になったわけです。 しかしその後長いこと日本を支配していたのは官僚組織である幕府であり、 独裁者として征夷大将軍の存在がありました。 天皇ってのは君主として確たる地位があったわけではなかった。 そして幕府時代が明治維新と共に終焉を迎え、 明治新政府により晴れて天皇は大日本帝國皇帝として 名実ともに日本の君主として祭り上げられます。 法的に君主になったのもこの時から。 ちなみに当時の日本はどこの国の傘下に入っていない完全な独立国であり、 どこかの傘下にあるたんなるイチ国王と違って、 大英帝国の国王と同じく、帝と呼ばれるただの王より上の存在です。 その後帝国は滅び、 民主国家としての日本国がスタートするも、 日本は共和制国家ではなく君主制国家として 君主である天皇はそのまま存続しています。 そのああり方は英国王を参考にしていますが、 英国王とちがって主権の一切をもたない存在です。 君主というのは その国家の一部または全部を所有する個人の事ですから、 日本国の天皇はすでに皇帝とも呼べないし君主の定義にも外れていますが、 しかしまぁ 王としての地位として現在に至るまで疑いなくその地位にあります。 王というのは必ずしも権力者ではなく、 あくまでその国の持ち主、オーナーでしかないです。 逆に言えば 征夷大将軍や北の将軍や国家主席のような独裁権力を持っていても それで王と呼ばれるわけではなく、 実際に独裁者だからと言って国を所有しているわけではない。 あくまで それぞれの独立国家が われわれはこの人の所有物だと主張して、 またそれが外国からも認められて はじめて王様となるわけです。 日本の場合は先にも言った通りすでに天皇の個人所有物ではなくなっているので 正確には、元持ち主 ですけどね。 あるいは所有権を得られる可能性の残る人といったところ。 日本が民主国家の実を捨てればまた天皇の所有物になるかもしれませんが、 天皇以外の所有物になることはあり得ないですからね。 天皇というのは日本で唯一 日本を自分の所有物にすることができる存在といったところ。

現代の君主で権力を持ってるような君主はほぼ居ません。 オーストラリア国王やカナダ国王なんぞほぼ憲法上だけの存在ですし。

天皇とは日本国憲法に規定されるとおり、日本国民の統合の象徴です。 内閣の助言と承認を得て国事行為をおこなうとともに、ものすごい数の宮中祭祀を行わなければならなかったり、王室外交をおこなったりと、まあ猛烈に多忙です。 政治的権能はありませんが、内閣総理大臣の任命と国会の召集・解散も天皇の重要な国事行為です。自民党は保守を名乗るわりには「天皇は目の上のたん瘤」みたいに思っているようですけどね。 政治権力を有さないという点ではタイ王国や英国王室に似てますが、英国王室には絶対不可侵の政治的権限がひとつだけあり、これは議会が何と言おうが国民がどう言おうが、国王が判断して決めるものがあるんですよ。