回答受付終了まであと4日

ノーベル賞受賞の制御性T細胞はリウマチに効果を発揮するようですが、シェーグレン症候群や全身性エリテマトーデスなどの、他の膠原病も効果があるのでしょうか?

病気、症状483閲覧

2人が共感しています

回答(8件)

制御性T細胞を制御する治療理論は、既に確立されている。今更、新しい薬の開発などは無用であり、無駄なことである。

この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう

制御性T細胞のはたらきを模倣する生物学的製剤にアバタセプトというものがあり、おっしゃる通り関節リウマチに有効なお薬です。 その作用機序から、全身性エリテマトーデスやシェーグレン症候群への効果も期待されており、今までに幾つかの臨床試験が行われてきました。残念ながら、明らかな有効性を示せず適応拡大には至っておりません。

ワクチン後遺症、自己免疫疾患、ターボ癌に 効果あればいいですね

いや、まだ効果が期待され、研究開発に取り組んでいるだけかと。 私は膠原病ですが、阪大系の医師,研究者が書いた免疫学の本を何冊か読みました。 制御性T細胞の章に関しては、「膠原病(自己免疫疾患)はあまり関係ないな」と流し読んだくらい・・・ 書れていたのは、殆ど癌の話でした。 研究者や製薬会社は、利益性や社会的なインパクトの関係から患者数の多い病気を中心に研究開発を進めます。 患者数の多い関節リウマチはともかく、他の自己免疫疾患は、他の病気を狙って開発した薬が特定の病気に著効を示した...みたいな感じで世に出てきます。 なので、過大な期待はできないかと。 がん細胞を叩くのであれば、免疫細胞を(大雑把に)活性化させれば良いわけです。 副作用として、自己免疫疾患様の症状は出てくるでしょうが、がん細胞を叩いる間だけの話で済みます。 一方、自己免疫疾患は逆。免疫細胞を抑制する方向性です。 仮に、免疫細胞全てを抑制できたとしたら、がんになり易くなりますし、感染症にも罹り易くなります。 罹患した感染症を免疫細胞が体内で叩くことができなくなり、最悪、死亡まで発展してしまうかもしれません。 広範囲に免疫不全になるマウスを作ったら、早晩死んでしまうのです。 従って、自己免疫疾患の薬は、免疫システムの経路上にある、その疾患に関係の深い物質だけを選択的に抑制する必要があります。 しかも、自己免疫疾患の症状を引き起こす物質を阻害するだけで、病気の大本を治せるわけではありませんから、一生薬を続けることになります。 高額になりがちな費用の問題,副作用の問題と難所は多数。 そもそも(制御性T細胞関係以外の)似たような作用の薬は既に幾つもあり、その薬よりも優秀な臨床成績を収めなければ、薬が存在する価値がありません。 つまり、ご質問の回答は、【制御性T細胞と関連性の高い疾患だけに効果が期待でき、自己免疫疾患なら何でも効くような話ではありません。】 効果が期待できるもののなかに、 ・関節リウマチ ・全身性エリテマトーデス ・1型糖尿病 ・多発性硬化症 などが含まれます。 その意味で、ご質問の一部に関してはYesかと。

アトピー性皮膚炎にも効果あり、とか どっかの漢方薬屋さん並みの効果がある。