男性の暴力性は敵と戦う為とありますが、ニュースを見ていると弱い者ばかり攻撃してます。女性や子供や猫が殺されてます。 どうして、男性は弱い者に冷たいのですか？

男性の暴力犯罪は、多くの場合、社会的地位（支配性）や女性との関係を得るための、リスクテイキングによる結果です。 若い男性（10代～30代）や低収入の男性の犯罪率が最も高いのは、まさにそれが原因です。究極的に言えば、繁殖のためのリスクテイキングなのです。 生物の進化とは「自分の遺伝子を残す」ことです。ヒトの女性の場合、産める子どもの数に限りがあり、産んだ子どもは確実に自分の子どもだと分かるので、集団や配偶者から保護や支援を引き出すことに焦点を合わせます。つまり女性は、集団の規則や権力に従順で、羞恥心も強く、安全な場所にいようとする傾向があり、できることなら集団や配偶者から資源や地位を引き出して自分の子どもへの投資に回したいと思っています。これが女性の繁殖戦略です。 一方で男性の場合、作ることのできる子どもの数は事実上無限です。そして、配偶者の産んだ子どもが本当に自分の子どもなのか分かりません。この状況でうまく繁殖するための戦略はいくつかあり、動物によっても大きく異なります。実際、オスの行動は動物によって多種多様です。ヒトの男性の場合は、社会的地位や支配性の獲得がカギになります。具体的に言うと、集団のヒエラルキーを強く意識して、なるべく繁殖に有利になる地位を欲します。女性に対しては「確実に自分の子どもを産んでもらって子どもに投資する」か「子どもへの投資は諦めて、多くの女性と短期的な性関係だけを持つ」かのどちらかの戦略をとります。どの戦略をとるかは、自分の社会的地位や相手の女性の性格などによって、戦略的に判断することになります。 このような挑戦的状況・性的欲求の状況に置かれていることが、男性の犯罪の多さの主要因です。特に、地位が低い（収入が少ない）男性や、若くて生殖能力の高い男性は、犯罪に関与する傾向が非常に高くなります。

犯罪行為は話題になりやすいですが、そうした一部の例でもって男性の性質は一般化できないですね。痴漢冤罪やるような女性と同じ異常者だと思ってください。 それでも異常者の割合は少ないから動物種としてここまで存続しているのでしょう（そもそも異常という言葉自体が少数派であることを意味していますが）。

猫を殺したりするのは少し異常で、特に恨んでいる訳でもない人を殺すのは大いに異常なので、性別で語られることではありません。