ルルル伺い
夕食を終えてしばらくしたあと、自宅電話のベルが鳴った。
出ると次男の同級生のお母様だった。
一瞬「なにかやらかした系」の電話かと思ったがそうではなかった(一瞬でも疑ったりしてすまぬ息子)。
なんでも娘さんが帰宅するなり話すには、今日学校での次男の様子がいつもとずいぶん異なり元気がなかったので、大丈夫なのか今すぐ電話で確認して、と言われて代理でかけてきたのだという。
「お心遣いありがとうございます。 今のところいつもと変わらず食事も済ませ、くつろいでいますよ」と伝えて受話器を置いた。
すぐ次男の元へ行き、「あのー、今マナミ(仮名)ちゃんとこから電話あってね、元気なかったから大丈夫? て心配されてたけどどうなのさ?」と聞いたら「別に」とそっけない返事。
マナミちゃんはよくできた子で、次男の靴ひもがほどけていたら結んであげ、消しゴムがなくなれば貸してくれ、そういえば以前こういう事もあったという。
学校では歯ブラシとコップを持参する事になっており、うっかりそれを忘れてしまうと給食のおかわり回数を制限されるという罰則がある。
ある日どちらも忘れてしまった次男は、おかわりをできずに大いにヘコんでいたそうで。
それを傍らで見ていたマナミちゃんは、その日帰宅するなり母親にこの事を話し、すぐウチに連絡させた、「今すぐランドセルに2つを入れておいて」と。
ちなみにどうしてマナミちゃん自身が次男に直接そう伝えないの?と聞いてみたら、
「だって私の言うこと全然聞いてくれないんだもの」
という答えだった(冷汗)。
ちなみに元気伺いの電話があった夜中、次男は高熱を出した。 あいにく体がだるくて食欲がないだけなので、しばらく安静にしていれば回復するだろう。 連休はつぶれてしまうが、かえって体を休める機会にはなったかなと。
のんきな寝顔・・・しみじみ幸せ者よ。