スパイス小瓶問題
まず写真を見てください。 左は、某国内メーカーが市販しているナンプラーの小瓶だ。 口がパックリ開いているが、ずばりナンプラーには大きすぎる口である。 ナンプラーは魚に塩して自己分解させたのち出てきた汁であり、とても塩辛い。 トムヤムクンなどに少したらしてその妙味を楽しむものである。
それを瓶に不相応な大口開けちゃって、一体どういうつもりなのと。 一振りで一瓶使っちまうわと。 たらすには腱鞘炎になるほど緻密な前腕動作が必要になる。 これもひとえに、ただ単に沢山消費してもらいたいからなのでないの? と、つい勘ぐりたくなってくるほど口がデカい。
せめて右画像ぐらいのオチョボ口にしてくれたら、気兼ねなく活用できる小瓶なのに。 むしろそのほうが消費量は増えると思うのだけど・・・改善してもらえませんかメーカーさん。 ちなみにタイやベトナム本場の瓶は、安価で瓶自体は大きいが、キチンと口はすぼまっているものが、ほとんど。
五香はどれ
まず写真を見てください。 4つの瓶は、どれも国内メーカーの市販しているスパイス小瓶だ。 この中にひとつ、五香の瓶がありますが、さてどれでしょう?
ズバリ答えを言うと、なんと一番デカい口を開けている「B」こそ五香の瓶なのだ。 ちなみに他のはA:ターメリック、C:山椒、D:コリアンダーとなっている。 五香の瓶は、何も口についてあるキャップを外した姿ではなく、フタを開けたらご覧のようにポカンと口の開いた構造になっている。
そうとも知らず、きっと胡椒みたいに小口になっているものと思い込んで豪快に振れば、料理の上にドサリと五香は落ち、全体が太田胃散みたいな味になっちゃったことがしばしば。
五香なんて、ちょっと使うものでしょが。 これもひとえに、ただ単に沢山消費してもらいたいというメーカーの思惑が働いているとつい断言したくなってくるほど口がデカい。
せめてC並に改善してもらえませんかメーカーさん。 かえってそっちのほうが消費量増えると思うけど・・・現状のままでは料理の上にテンコ盛りされた五香がトラウマに、なりかねない。