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今年の「#文学」
type-r.hatenablog.com
OVA版『アップルシード』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、「アニメ制作会社のガイナックスが破産した」というニュースが話題になりました。 ガイナックスといえば劇場アニメ『王立宇宙軍 オネアミスの翼』を作るために1984年に設立された会社で、以降も『トップをねらえ!』や『ふしぎの海のナディア』など数々の人気作品を生み出した老舗のアニメスタジオです。 中でも最大のヒットとなった『新世紀エヴァンゲリオン』は最初のTV放送から30年近く経った今でも高い人気を保ち続けており、まさにガイナックスの代表作の一つと評しても過言ではないでしょう(※なお、現在エヴァの権利は庵野秀明氏の会社「カラー」が保有している)。 そんなガイナックスがなぜ破産したのか?詳しい経緯は公式ホームページにも載っているので、興味がある方はご覧ください(ちなみに株式会社カラーもこの件について見解を発表しています)。
劇場アニメ『攻殻機動隊』(1995年) どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、『攻殻機動隊』の新作TVアニメに関する情報が発表され、ファンの間で話題になりました(制作は『犬王』や『映像研には手を出すな!』のサイエンスSARUが担当)。 theghostintheshell.jp 何故そんなに話題になったのか?というと、『攻殻機動隊』は今まで劇場版やTV版など何度もアニメ化されていますが、士郎正宗先生の原作に準拠した作品はほとんど無かったからです(PS1のゲームに収録されたムービーが最も原作に近いと言われている)。 ところが、今回公開されたポスターや特報映像を見ると”原作の絵”をそのまま使っているではありませんか! これを見たファンは「ついに士郎正宗の原作に忠実なアニメが作られるのか!?」と期待値が爆上がりしているわけなのです。 youtu.be が、そもそもなぜ『攻殻機動隊』のア
巨神兵と庵野秀明監督 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、金曜ロードショーで宮崎駿監督作品『風の谷のナウシカ』が放送されました。 劇場アニメ版ナウシカといえば、若手時代の庵野秀明さんがアニメーターとして参加し、クライマックスの「巨神兵が王蟲を薙ぎ払うシーン」を担当したことでも有名ですね。 ところで現在、庵野さんは『新世紀エヴァンゲリオン』のアニメーション監督として知られ、さらに『シン・ゴジラ』や『シン・仮面ライダー』など実写映画も撮っています。 しかし『風の谷のナウシカ』に参加する前は、イベントで上映するための自主制作アニメ(『DAICONⅣ』)を手掛けており、ほぼ素人同然の若者でした。 一応、TVアニメ『超時空要塞マクロス』で原画を描いてはいたものの、その時点ではまだ大阪芸術大学の学生で、プロとしての経験はほとんどありません。そんな庵野さんがどうして『風の谷のナウシカ』へ参加
ドキュメント「シン・仮面ライダー」 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、NHKのBSプレミアムにて『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~』という番組が放送されました。 この番組は、現在公開中の映画『シン・仮面ライダー』の制作現場にNHKが密着取材し、監督の庵野秀明さんや参加したスタッフ・俳優たちがどうやって作品を作り上げたのか、その舞台裏をカメラに収めたドキュメンタリーなのですが… あまりにも過酷な撮影現場の様子に多くの視聴者が衝撃を受け、放送直後からSNS上では「庵野監督のこだわりが凄い」とか「いや、これってパワハラなのでは?」など様々な反響が巻き起こりました。 なぜかと言うと、『シン・仮面ライダー』の撮影は監督である庵野さんの指示によって進められていくんですけど、その指示がメチャクチャ細かくて、変更や修正も非常に多かったからです。 特に厳し
THE FIRST SLAM DUNK どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、先日は『THE FIRST SLAM DUNK』の「試合シーン」について、過去のアニメ版との比較を述べつつ、原作者の井上雄彦先生が何を目指して本作に取り組んだのか等を色々と書いてみました(詳しくはこちらの記事をご覧ください↓)。 type-r.hatenablog.com そして本日は肝心の”内容”について書いてみようと思うんですが、世間の反応を見ると試合シーンはほぼ絶賛一色なのに対し、内容に関しては割と賛否両論あるみたいなんですよね。一体なぜか? ※以下、ネタバレしてます まずオープニングが非常に素晴らしく、一言で言えば「最高!」でした。 真っ白な紙に鉛筆で湘北高校のメンバーが描かれていき、描き終わった途端にそのキャラたちが動き出すという、まさに『スラムダンク』の漫画がそのまま動き出したような臨場感! さ
THE FIRST SLAM DUNK どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、大ヒット公開中の劇場アニメ『THE FIRST SLAM DUNK』を観てきたんですが、結論から言うと非常に素晴らしい映画でした! 詳しい内容についてはネタバレになるため後日じっくり書くとして、やはりファンの間で話題になっている「試合シーン」が凄かったですねぇ。 原作の漫画版『スラムダンク』で描かれたキャラクターたちが漫画そのままの姿で、しかも本物のバスケットボールの試合を見ているかのようなリアリティで動いている! 少年ジャンプの連載中からリアルタイムで読んでいた僕としては、もうこの時点で「うおおおお!」と大興奮でしたよ。 ただし、「あれ?『スラムダンク』って過去にもアニメ化されてなかったっけ?」と思った人もいるでしょう。 確かに『スラムダンク』のTVアニメは1993年から96年まで放送され、多くのファ
バック・トゥ・ザ・フューチャー どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、「土曜プレミアム」にて『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』が放送されます。 ご存知、製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、監督:ロバート・ゼメキスによる人気シリーズの完結編で、1990年に公開され世界中で大ヒットを記録。日本でも多くの観客が劇場へ押し寄せ、82億円の興行収入を叩き出しました。 そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、「最初はエリック・ストルツが主人公だった」というのは割と有名な話ですよね。 もともとゼメキス監督はマイケル・J・フォックスを希望していたんですが、スケジュールの都合で起用できず、不本意ながら第二候補のエリック・ストルツで撮影を開始。 しかし6週間にわたって撮影を続けたにもかかわらず、監督は「どうしても自分のイメージに合わない」「やはりマイケルでなければダメだ」と訴え、エ
新海誠監督『君の名は。』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、金曜ロードショーで劇場アニメ『君の名は。』が放送されました。ご存知、新海誠監督の大ヒット作品で、公開時は250億円という凄まじい成績を記録し、日本歴代興行収入の第5位にランクイン! …なんですけど、公開当時から「ブルンブルン揺れるオッパイがいやらしい」とか「口噛み酒が気持ち悪い」など批判的な意見も多かったんですよね。 本作は「高校生の男女の体が入れ替わる」という物語であるが故に「互いの身体を見て驚く描写」などがどうしても出て来るわけですが、その辺の描写に批判が集まってしまった模様。 中でもヒロイン:三葉のパンツが見えるシーンに関しては特に気になった人が多かったようで、「どうしてパンチラシーンを入れたんですか?」というダイレクトな質問が公式ホームページに寄せられるほどでした(笑)。 新海誠監督『君の名は。』 ところがな
竜とそばかすの姫 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、金曜ロードショーで細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が放送されます。2021年に66億円の興行収入を叩き出した大ヒットアニメですが、なんと公開から1年あまりで早くも地上波放送が決定! ちなみに、この映画はインターネットの世界が舞台なんですけど、細田監督は2000年公開の『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』と、2009年公開の『サマーウォーズ』でも”ネット世界を描いた物語”を作ってるんですね。 デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム Amazonプライムビデオ Amazon.co.jpで詳細を見る サマーウォーズ Amazonプライムビデオ Amazon.co.jpで詳細を見る つまり、細田監督にとってはインターネットを題材にした映画の3作目になるわけで、ある意味「手慣れたジャンル」と言えるのかもしれま
スネーキーモンキー 蛇拳 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて昨日、TOKYO MX(MX2)で『スネーキーモンキー 蛇拳』が放送されました。 本作はジャッキー・チェン主演のカンフー映画ですが、今でこそ世界的に有名なジャッキーも、この映画の公開当時(1979年)はまだまだ無名の存在でした。 1960年代から主にスタントマンとして活躍し始めたジャッキー・チェンは、ブルース・リー主演の『ドラゴン怒りの鉄拳』では「リーに蹴られて吹っ飛ばされる役」や、『燃えよドラゴン』では「リーに首を折られる役」などで映画に出演(ほぼエキストラ)。 ドラゴン怒りの鉄拳(字幕版) プライム会員特典 Amazon.co.jpで詳細を見る そして1972年公開の『ファイティング・マスター』で、ついに俳優デビューを果たします。 ところが全くヒットせず、さらに73年にブルース・リーが急死したことでカンフー映画の制作本
映画『ダークマン』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、BS-TBSで映画『ダークマン』が放送されます。監督は、今年の5月に公開され大ヒットを記録した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のサム・ライミ! サム・ライミ監督と言えば、トビー・マグワイヤ主演の『スパイダーマン』シリーズなどでも知られていますが、『ドクター・ストレンジ』や『スパイダーマン』を撮るずっと前(1990年)に手掛けたヒーロー映画がこの『ダークマン』なのですよ。 スパイダーマン (字幕版) プライム会員特典 Amazon.co.jpで詳細を見る 当時のサム・ライミ監督は、友人や家族の協力を得て撮影したインディーズ映画『死霊のはらわた』が話題になり、続編の『死霊のはらわたII』も大ヒットするなど”ホラー映画界期待の若手監督”として知名度が高まりつつありました。 そんな時、大手映画会社のユニヴァ
『ULTRAMAN』(2004年) どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて現在、全国の劇場で『シン・ウルトラマン』が大ヒットしていますが、そんなウルトラマン人気に呼応するかのように、とある作品が注目を集めていることをご存知でしょうか? それが、2004年に公開された映画『ULTRAMAN』です。 この作品は、いわゆる”ウルトラマン映画”の一つなんですけど、「TVで活躍しているウルトラマンたちが集まって怪獣と戦う」みたいな話じゃなくて、本作オリジナルのウルトラマンがオリジナル怪獣と戦う、要は「TVのウルトラマンを知らない人でも理解できる映画」なんですよ。 以下、簡単にあらすじを紹介すると… 航空自衛隊のパイロットの真木舜一(別所哲也)は、ある夜、日本の領空内に侵入した未確認飛行物体を調査中に謎の赤い発光体と衝突して墜落する。ところが、その発光体は高度な知性を持つ宇宙人で、真木と融合するこ
シン・ウルトラマン どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて『シン・ウルトラマン』の公開から早くも1ヵ月が過ぎましたが、いまだにランキング3位の高順位をキープしており、10日からはMX4D、4DX、Dolby Cinemaでの上映もスタートするなど、まだまだ勢いは衰えていません。 そんな『シン・ウルトラマン』に関して、先日ちょっと興味深い記事を見つけたので読んでみました(↓)。 www.pronews.jp この記事は、『シン・ウルトラマン』の編集に関わったスタッフに具体的な作業内容や苦労話などを聞いてまとめたものなんですけど、驚いたのは「プリヴィズの扱い」ですね。 プリヴィズとは、「撮影前に完成状態のイメージを検討するためにCGで簡易的に作った映像」のことで、『シン・ゴジラ』や『シン・エヴァンゲリオン』の制作でも大活躍していました。 アニメーションの現場では、作画作業に入る前に画コンテ
シン・ウルトラマン どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて『シン・ウルトラマン』が公開されてから早くも4週間が経過し、観客動員数は200万人、興行収入は31億円を突破するなど大ヒットを記録中! ただし、作品に対する評価は賛否両論分かれており、否定的な意見の中には「全くリアリティがない」とか「『シン・ゴジラ』の方が面白かった」という声もチラホラと…。 『シン・ゴジラ』といえば、総監督:庵野秀明&監督:樋口真嗣が2016年に作り上げた特撮映画で、公開当時は連日TVで取り上げられるなど話題沸騰!最終的には83億円の興行収入を叩き出し、社会現象化するほどのメガヒットを記録しました。 なので、「あの二人が作るなら、きっとまた『シン・ゴジラ』みたいな凄いウルトラマン映画を見せてくれるに違いない!」と多くのファンが期待するのも無理はないでしょう。 しかし、そんな期待とは裏腹に『シン・ウルトラマン』は
シン・ウルトラマン どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて『シン・ウルトラマン』が公開されて早くも3週間が経過し、そろそろ世間の反応も落ち着いてきたかな~と思いつつ色んな感想や意見を見ていると、ちょっと気になったことがありまして… TV等で紹介される際に「庵野さんの最新作が云々」とか、あるいは映画を観た人のインタビューなどでも「さすが庵野監督、面白かったです!」とか、まず最初に庵野秀明さんの名前が出て来るんですよね。 いやいや、『シン・ウルトラマン』の監督は樋口真嗣さんでしょう?と。 庵野さんと言えば大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の生みの親であり、「あのエヴァンゲリオンの監督が!」と宣伝した方が訴求力があるのは分かりますけど、あまりにも庵野さんばかりフィーチャーされすぎでは?と(もちろん樋口監督の名前もちゃんと出てますが)。 こういう話をすると、「『シン・ウルトラマン』の脚本
庵野秀明版『帰ってきたウルトラマン』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、いよいよ昨日から全国の映画館で『シン・ウルトラマン』の上映が始まりました。脚本・製作・企画・総監修:庵野秀明、監督:樋口真嗣という『シン・ゴジラ』コンビが「今度はどんな世界を見せてくれるんだろう?」と待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。 そんなウルトラマンに関して…まぁ割と有名な話ですけど、庵野さんは学生時代にも自主制作でウルトラマンの映画(通称:DAICON FILM版)を作ってるんですよね。タイトルは『帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令』! 題名を見ると「TVで放映していた『帰ってきたウルトラマン』のオマージュ?」って感じですが、それだけではありません。実は、『マットアロー1号発進命令』の前に2本の自主制作ウルトラマンを撮っていたのです。一体なぜそんなにウルトラマンを? というわけで
劇場アニメ『魔女の宅急便』 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて昨日、金曜ロードショーで『魔女の宅急便』が放送されました。 もはや説明不要の有名作品ですが、角野栄子さんの児童文学小説を宮崎駿監督が映画化した本作は「新米魔女キキの活躍を描いた物語」で、1989年の7月に公開され大ヒットを記録。 宮崎監督によると「思春期の女の子の話を作ろうと思った」とのことで、主人公は魔法使いだけど「地方から上京して来て生活している”ごく普通の女性”のストーリー」を目指し、日常描写に特に力を入れたそうです。 ただし、これが難しかったようで制作を担当した原徹さんも「宮崎さんは地に足のついた等身大の女の子を描きたいという考えがあった」「しかし最近のアニメはじっくりと生活描写を見せる作品が少なくなっているため、描けるアニメーターがなかなかいない」と苦労を語っていました。 そんな『魔女の宅急便』ですが、実はその
ボーン・アルティメイタム どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、「午後のロードショー」で人気映画「ジェイソン・ボーン」シリーズの3作目『ボーン・アルティメイタム』が放送されました。 ジェイソン・ボーンといえば、マット・デイモン演じる「記憶を失った男」が自分の正体を求めて世界各地を駆け巡る…というサスペンス・アクションで、1作目の『ボーン・アイデンティティー』は2002年に公開、世界中で大ヒットを記録しました(日本でも2003年に公開) そして2004年には続編の『ボーン・スプレマシー』が作られ、これまた大ヒット!その後も、マット・デイモンに代わってジェレミー・レナー主演の『ボーン・レガシー』(2012年)が、さらに再びマット・デイモンが登板して『ジェイソン・ボーン』(2016年)が制作されるなど、現在まで計4本の映画が作られるほどの人気作です。 『ボーン・アルティメイタム』は、そ
ドラゴンボール超 ブロリー どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、フジテレビの土曜プレミアムにて劇場アニメ『ドラゴンボール超 ブロリー』が地上波初放送されます。 ご存知、鳥山明先生の人気漫画を原作とするアニメ『ドラゴンボール』シリーズは、1986年の『ドラゴンボール』から始まり、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、そして2015年の『ドラゴンボール超』まで次々とTV放送されました。 さらに「東映まんがまつり」のメイン作品として映画化決定!1986年に第1作目の『ドラゴンボール 神龍の伝説』が公開されると、以降は毎年のように新作が作られ、『ドラゴンボール超 ブロリー』は第20作目の劇場アニメとして2018年に公開されたのです。 原作・脚本・キャラクターデザインを原作者の鳥山明先生が自ら担当!過去作品で悟空を苦しめた強敵ブロリーが再び登場し、地獄から舞
藤本タツキ著『さよなら絵梨』より どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日、藤本タツキ先生の新作読み切り漫画『さよなら絵梨』が「ジャンプ+」にて公開されました(現在は見れません)。 shonenjumpplus.com 藤本先生といえば『チェンソーマン』の作者として知られていますが、2021年に「ジャンプ+」で読み切り漫画『ルックバック』を公開したところ、なんと一晩で閲覧数が120万回を突破! 読者の反響も凄まじく、さらに『このマンガがすごい!2022』のオトコ編第1位を獲得するなど、大変な注目を集めました。 そして今回も、わずか1日足らずで閲覧数は220万回を超え、「前作を上回る200ページの特大ボリューム!」など、様々な面で話題になっているようです。 しかし作品の評価は賛否両論で、「さすが藤本タツキ先生だ!」と絶賛の声がある一方、「何だかよく分からない」「『ルックバック』の方が良
クラッシャージョウ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先月、BS12(トゥエルビ)の「日曜アニメ劇場」で映画『クラッシャージョウ』が放送されました。 『クラッシャージョウ』といえば、作家の高千穂遙さんが手がけたSF小説が原作で、「壊し屋(クラッシャー)」と呼ばれる”何でも屋”たちの活躍を描いたスペースオペラです。 もともと高千穂遙さんは漫画家志望だったんですが、「ストーリー漫画を描きたかったのに、僕の絵のクセではどうしても4コマ漫画になってしまう」とのことで断念。 そこで、大学在学中に知り合った仲間(松崎健一や宮武一貴)たちと共に有限会社「クリスタルアートスタジオ」を立ち上げ、SF作家活動を開始しました(1972年頃)。 やがて「クリスタルアートスタジオ」は、アニメのメカデザインやSF設定などを請け負う「スタジオぬえ」へと移行していくわけですが、当時の高千穂さんの主な仕事は”マネー
大怪獣のあとしまつ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、色んな意味で話題を集めた怪獣映画『大怪獣のあとしまつ』が公開されてから約1ヵ月が経ちました。 公開直後は「こんなひどい映画は観たことがない」「令和の実写デビルマン」などと批判が殺到した本作ですが、怪獣映画好きの僕はそんな声にもめげず観に行ってきたわけですよ。 その結果… 確かにギャグはすべり散らしてるし怪獣映画としての評価もアレだけど、設定自体は非常に魅力があって、役者の演技も映像的にも頑張ってる”惜しい作品”だなという印象でした(詳しい感想はこちらの記事をどうぞ↓)。 type-r.hatenablog.com で、そろそろ騒ぎも沈静化してきたかなぁ…と思っていた頃に、『大怪獣のあとしまつ』のプロデューサーから驚きのコメントが飛び出したんですよ(参照元はこちら↓)。 www.oricon.co.jp 企画・プロデュースを務め
スチームボーイ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、BS12(トゥエルビ)の「日曜アニメ劇場」で大友克洋監督の劇場アニメ『スチームボーイ』が放送されます。 大友監督といえば、1988年に自身が描いた原作漫画『AKIRA』を自らの手でアニメ化し、日本だけでなく海外でも高い評価を受けました(むしろ海外の方が評価は高いかも?)。 その後、『老人Z』や『MEMORIES』、『スプリガン』、『メトロポリス』など様々な映像作品に関わり、『AKIRA』から約16年ぶりに満を持して手掛けた長編アニメが『スチームボーイ』なのです。 メトロポリス プライム会員は追加料金なしで視聴可 Amazon.co.jpで詳細を見る しかし、ファンの期待とは裏腹に興行面では非常に苦戦しました。 本作が公開された2004年は、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』や押井守監督の『イノセンス』など大作アニメが揃い、さらに『
遊星からの物体X どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて昨日、NHKのBSプレミアムでジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』が放送されました。久しぶりに観たんですが、やっぱりいいですねぇ、気持ち悪くて(笑)。 『遊星からの物体X』といえば1982年に公開されたSFホラー映画で、日本ではほぼ同時期にスティーブン・スピルバーグ監督の『E.T.』が公開され、歴代1位の大ヒットを記録していました。 E.T. (字幕版) Amazonプライムビデオ Amazon.co.jpで詳細を見る 『E.T.』と『遊星からの物体X』は、どちらも「地球人と地球外生命体の遭遇」を描いた物語ですが、内容は全く正反対で「よくこの2作を同時期に公開したなあ」と今考えたらビックリですよ(笑)。 ちなみに『E.T』の方はうちの親に連れられて観に行った記憶があるんですけど、『物体X』は映画館では観ていません。恐らく
大怪獣のあとしまつ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 いま世間で話題沸騰中の『大怪獣のあとしまつ』を観て来ました。まぁ話題になってるから観に行ったわけじゃなくて、もともと観る予定だったんですけど、ネットでは批判の声がすごいじゃないですか? 初日に観た人たちが感想をツイッターに投稿してるんですが、「こんなにひどい映画を観たのは生まれて初めて」とか「人生で一番つまらなかった」など、9割近くが酷評という大惨事! あまりにも批判が多すぎて「クソ映画」や「令和のデビルマン」といった見慣れないワードがトレンド入りするぐらい、みんなメチャクチャに貶してるんですよ。 松竹映画の元プロデューサーの奥山和由さんに至っては「『北京原人 Who are you?』以来、いや遥か上を行く絶望と怒り」などと不満をぶちまける有様。うわあ… ちなみに『北京原人 Who are you?』とは1997年に公開された日本
紅の豚 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、金曜ロードショーで『紅の豚』が放送されます。本作は1992年に公開された宮崎駿監督の大ヒット劇場アニメですが、この映画には原作があることをご存知でしょうか? 当時、『風の谷のナウシカ』(84年)、『天空の城ラピュタ』(85年)、『となりのトトロ』(88年)、『魔女の宅急便』(89年)と連続して長編映画を作り続けていた宮崎監督ですが、さすがにこのペースは厳しかったようで、すっかり疲れ果てていました。 しかし、スタジオジブリはスタッフを社員化したばかりで、彼らの給与を払うためには休む間もなく新作を作り続けなければなりません。 そこで出て来たのが「大作ではなく短編映画を作ろう」というアイデアです。 その頃、宮崎さんは模型雑誌『月刊モデルグラフィックス』に『雑想ノート』という漫画を連載していたので、その中の「飛行艇時代」というエピソードが映画
千と千尋の神隠し どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて本日、「金曜ロードショー」で『千と千尋の神隠し』が放送されます。ご存知、宮崎駿監督の人気劇場アニメで、2001年に公開されるや日本全国で大ヒットを記録! 最終的には316億8,000万円の興行収入を叩き出し、2020年に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が記録を更新(404億円)するまで、20年近くにわたり歴代興収第1位を維持し続けた作品です。 そんな『千と千尋の神隠し』ですが、内容については過去に色んなところで語られ、考察もされていると思うので、今回は観客を魅了した見事な「作画」や制作に関わった「アニメーター」などについて色々解説してみますよ。 ●作画監督:安藤雅司 「作画監督」とは文字通り作画の監督であり、キャラクターの顔を整えたり動きをチェックするなど、絵のクオリティを保つために欠かせない重要なポジションです。 『千と千尋の神
マトリックス どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日17日、超大作映画『マトリックス レザレクションズ』がついに公開されました。ご存知、キアヌ・リーブス主演の『マトリックス』シリーズ最新作で、なんと前作『マトリックス レボリューションズ』から約18年ぶりの続編となります。 監督を務めたラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟は、その間に性別適合手術を受けてラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹になりましたが、ファンを魅了した激しいアクションシーン等は今回も健在だとか。 思えば、初めて『マトリックス』(1999年)が公開されてから、もう22年も経ったんですねぇ…。というわけで本日は、全世界に衝撃を与えた第1作目の『マトリックス』について、制作裏話や知られざるエピソードなど当時の状況を改めて振り返ってみたいと思います。 1960年代にシカゴで生まれたウォシャウスキー兄弟は、大学を中退したあと
機動警察パトレイバー2 the Movie どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先日より、押井守監督の『機動警察パトレイバー2 the Movie』に関する記事をずっと書き続けてきましたが、いよいよ今日で最終回です(長くなってしまってすいませんw)。前回の記事を読んでない方はこちらをどうぞ↓ type-r.hatenablog.com 前回は、「ついに柘植のグループが行動を開始し、東京が大混乱に陥る」という辺りまで書いたので、本日はその後の出来事について解説してみますよ(なお、言うまでもなくネタバレしているため未見の方はご注意ください)。 ●鳥を引き連れて飛ぶ飛行船 機動警察パトレイバー2 the Movie 東京上空をゆっくりと浮遊している黄色い飛行船は、強力な妨害電波を発信している影響で周囲に大量のカラスが集まってるんですが、これは作画監督の黄瀬和哉さんが「カラスはお前が責任をも
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