はてなキーワード: 郵政族とは
SNSではデマが飛び交って、みんながいがみ合っているのが非常に嫌だ。
思えば私が大学生だった頃、小泉純一郎の郵政選挙があった。あのときも小泉人気に熱狂した人たちがたくさんいた。
「小泉さんのおかけで政治が身近になった。今まで投票にいかなかったけど今回は行きま〜す♡」ってテレビのインタビューで答えているおばちゃんがいた。
うるせー。お前が賢くなったわけじゃねーんだよ。ただ扇動されているだけだ。バカは選挙に来るな。私はそう思ってしまった。
この選挙で私は、亀井静香の国民新党に投票したのを覚えている。国民新党は郵政族として一方的に悪者にされて自民党から追い出された人たちが作った政党だ。小泉人気に熱狂している人たちに疑問を感じてしまったので、私はポピュリズムに反対する姿勢を示すために国民新党に投票したのだ。今思えば、誰かを悪者にして分断を煽る政治は、日本でも既にこの頃から始まっていたんだよな。
今の政治はプロレス化してしまっていて、誰かを攻撃してスカッとすることを言ってくれる人への人気投票みたいになっている。そういうのに熱狂している人たちは、投票によって自分たちの生活がどう変わるかなんて深く考えていない。そんなことで投票率が上がっても国は良くならないし、バカは投票に来るなって今でも思ってしまう。
あの頃って、バブルの後始末に失敗して終末感ただよう日本の状況を誰かに打破して欲しい国民が、しかし自民党を打倒したいが細川~村山内閣の記憶があって野党に国政を任せられないというジレンマがあって、それを解消してくれる存在と期待して小泉純一郎を熱烈に支持した
彼が、「自民党をぶっ壊す」という謳い文句を掲げて自分は党内野党であるとアピールしたからだ
そうした中で、小泉改革の名のもと、日本を抜本的に構造改革しようという流れがあって、その中で、郵便貯金の財政投融資が無駄な公共事業の一端を担ってるとテレビで盛んに報じられた。それにより、長年の政権叩きですっかり国民に内化された「公共事業は悪」という快感原則と、なにか国政にデッカイ変化が欲しいという気分と、『らいおんはーと』に代表される小泉純一郎へのアイドル消費とが合わさって、郵政民営化は国民から熱烈な支持を獲得した
一方、郵政族議員を抱えてる自民党からすると郵政民営化なんて自分達に対する敵対行動に他ならないわけで、それなのに郵政民営化に反対すると抵抗勢力というレッテルを貼られて、小泉純一郎の後援を受けた小泉チルドレンを自分の選挙区で立てられてしまうから、やむなく賛成に回った
誰が言ったか知らないけれど、郵政民営化は国民が賛成したからじゃないかってのは、自民党議員からすると、まごうことなき実感だと思うよ
>麻生氏の主張:郵政解散の当時は民営化するか、国営のまま現状維持するかが一番の争点だった。
>筒井議員の主張:郵政解散の当時は4分社かするか3分社化するかが一番の争点だった。
国民に関しては麻生の言う通りで、3分社化か4分社化かの問題なんてほとんどの人が知らなかった。
かと言って、筒井の言う事も、民主党の立場から言えば間違ってはいないと思う。
というか、はっきりと民営化そのものに反対していたのは共産党と一部の議員だけじゃないのかな。
民主党も当初は、民営化に反対(いうか自民党に反対)だったが、国民の小泉ブームに
押されたのと、郵政族(いわゆる自民党抵抗勢力)批判に異議を唱え辛い状況になった。
そこで「郵便局会社と郵便事業会社を分離する事は、国民へのサービスが低下する」
「田舎の郵便料金が上がって国民が苦しむ」というロジックで苦し紛れの抵抗をするしか
なかったのだと思う。この辺り、国会答弁で竹中にまともに突っ込めていたのは、
マスコミ自身も、小泉ブームに踊らされつつも、民営化によってサービスが破綻した
ニュージーランドなどの報道をしていた記憶はあるが、選挙の結果はご覧の通り。