『これ余談なんですけど・・・』って番組で、東京からみた大阪の良いとこ悪いとこみたいな回があったんだが。
「マクド」呼びをおかしいと指摘する人がいて、番組内でも確かにおかしいよねって感じでその話題は終わったんだが、マクド呼びする側としてはちょっとモヤる。
こっちからすれば、日本で生活していて日本語で話している人がマクドナルドを「マック」っていう方が不思議とすら思うんだがな。
そんなわけで、これからクドクドいっていきますけども、「そんなこと言うなら、こっちも言わせてもらいますけどもね」くらいのトーンの話です。
正味「マック」呼びで全然いいんだけど、それを正道と思ってたり、対してマクド呼びは邪道のように扱うなら「ちゃいまっせ」ってこと。
まず誤解されがちだが、マクドナルドの略称や通称に関しては公式には定められていない。
だから略称・通称という立場において「マック」も「マクド」も同等である。
「えー、じゃあビッグマックとかはどうなるんだよ」と思われるかもしれないが、あれは“商品名”だ。
「マクドナルド」というブランド名と「ビッグマック」という商品名は別ってこと。
そして「マクド」呼びは「マクドナルド」という“ブランド名”の略称だ。
その略し方もマクドナルドから頭三文字をとっただけの極めてシンプルなもので、何ら凝ったことはしていない。
少なくとも、日本で生活して日本語で話す範囲内においては自然な略し方だ。
そしてグローバル的な観点から見ても、実のところマック呼びはそこまでマジョリティじゃない。
各国で多様な通称が用いられており、なんだったら本拠地アメリカですら割れる。
更にいうと、フランスやフィリピンのようにマクド呼びするところも多く、なんだったら一部商品名にマクドをつけてる国もある。
「そうはいってもビッグマックがあるし」は、か細い論拠なのだ。
というかブランドの略し方の話をしているときに、なんで商品の正式名称を持ち出して反論した気になってるんだ。
そりゃそうだろ「ビッグマック」って名前で売ってるし、略称じゃねーんだから。
もし「ビッグマックドナルド」って名前で売ってたら話は別だが、仮に略すとしても「ビッグマ」とか「ビクマ」あたりになるわ。
なぜならマクドと同じで名前の前半を抜き出すっていう略し方をするからな。
商品になんとかフラペチーノがあったからって、スターバックスのこと「ペチーノ」とかいわんやろ。
更に付け加えると、原語的な意味から顧みても「マクド」という略し方は理にかなってる。
そもそもマクドナルドは創業者の名前からとられていて、英語で「McDonald's」と書くわけだけども。
じゃあ、この「Mc」の部分、つまり「マック」って何を意味するのかっていうと「~の息子」という接頭語なんよ。
「御」と呼ぶだけで「御伽噺」の略だって分かるか?
でも「マクド」ならドナルドの「ド」も入ってるから略称として妥当なわけ。
ついでにいうと、マック呼びはパソコンブランドとダブってんのもよくないしね。
じゃあ、なんでマック呼びが日本で蔓延したかというと、持論だけど“悪貨が良貨を駆逐”した結果だと思う。
日本で生活して、日本語で喋っている環境で、「マクドナルド」を「マック」と略すのってどう考えても不自然。
ここまで挙げたマクド呼びが妥当な理由に相当する、何か有力な言い分があるとも思えない。
強いて言うなら商品名にマックと名のつくものがあるからだが、これが大した理屈じゃないことは既に述べた通り。
じゃあ、その次によく挙げられる言い分が「みんな(周り)が使ってるから」。
結局、大した理由もなく使ってるわけ。
「キミらが思ってるよりマック呼びは良貨じゃない」でってことだけは頭の片隅に置いといてください。
それすら嫌やっていうなら、せめてマクド呼びにそのツケを払わせんといて。
AI
「」を使いすぎ 接続詞多すぎ AIの特徴でございます