内容的には遺伝子の発生は分子がコピー能力を獲得した瞬間に始まった、
そして現在のありとあらゆる生物はその習性から人類の文化に至るまで遺伝子の延長線上にある、
遺伝子がコピーされて増えることに有利に働くものだけが淘汰されて残るというものだった。
買ったきっかけはインターネット・ミームの語源であるmemeの概念が気になったからだ。
この本の著者のリチャード・ドーキンスは動物行動学の博士だ、最近話題になったダーウィンの進化論の次の理論をこの「利己的な遺伝子」にまとめたといった感じである。
動物行動学は文字通り動物の行動を研究する学問だ、自死や利他的行為などを一見生きるのにマイナスに働く行動に理由をつけたりする学問でもある。
とは言っても遺伝子や動物行動なんて身近な暮らしから結構かけ離れててよくわからんなーという人のために身近な例を出してみようと思う
A:「その必要性はありません、貴方の脳の報酬系が若い女の子の声や仲良くしているところに生のフィードバックを与えてるだけですのでそれ以上以下でもありません。ついでに言うならVtuberの見た目は現実にいない見た目ですので麻薬的な反応、いわゆる超正常刺激というものです。カッコウなんかはこの効果で托卵を成功させます、Vtuberのスパチャはとても托卵の仕組みに似ていますねw貴方が必死に働いて稼いだお金を気持ちよくVtuberに投げている時の脳はまさに遺伝子の言いなりの状態なんです!遺伝子が作った神経細胞への超正常刺激としてお金を投げてるのです。安心してくださいそういう遺伝子は自分のコピーを作る機会に恵まれず次世代に引き継がれません。案外日本の少子化の原因はこの辺にあるのかもしれませんね。あとはコンテンツにハマるオスが増えれば他のオスは生殖の機会を多く得ることができますので案外Vtuberやアイドルの運営のオスはそういう部分を本能的に感じてコンテンツを作ってるのかもしれませんねw貴方がアニメにうつつをぬかしてる間に他のオスは正しく遺伝子の言いなりになって遺伝子のコピーを作るために働いてますよ」
身近な貴方の行動にも遺伝子の性質を引き合いに出せば説明はついてしまうのである
賭け事でなぜ人は負けるのか?
全ての答えが書いてありました。
生物から始まって人間社会の経済活動、人種差別、コロナウィルス、戦争などなど「銃 鉄 病原菌」なんて遥かに超える知己を与えてくれる本でした。
ただその身も蓋もない説得力のせいで今の人生って一体何なんだろう?鬱だ・・・みたいになりました。みんなも「利己的な遺伝子」を読んで鬱になろう!
Vtuberに投げる金稼がなきゃならん
実際、読んだ人から不快になった!ってクレームはたくさん寄せられたらしいね もし今の時代に同じ本を書こうとすれば、出版自体が反対運動で差し止められかねない危険な内容だわ 青...
頭の悪いやつが読んだら頭の悪い結論にしかならないという点では、ダーウィンの進化論によく似ているな。
他人に優しくするような利他的行動ですら近い遺伝子を持つ個体を助けることは遺伝子にとっては利己的だからということで説明がついてしまったりと色々身も蓋もない領域だよな。
最近なんか考えてたんだけど、人間のあいだでは度々家畜の権利というのが話題にのぼるけれども、家畜の方はというと自由にされるよりは最後は飼い主に殺されるにしても飯を食わ...
この本は「進化には目的がある」とか「進化とはより良い方へと向かうことだから、進化の末に現存するものはそうでないものより優れている(に違いない)」みたいな「一応進化を学...
古い本一冊読んで「全部書いてあった」とか頭悪そうすぎる メンタリストDaigoとか好きそう