TIME
別名:タイム誌、TIME誌
アメリカ合衆国ニューヨークに本拠を置くタイム社(Time Inc.)が発行している週刊誌。1923年創刊。主に、世界各地の政治や経済、科学、医学などの分野のニュースを発信している。姉妹誌に『タイム・ヨーロッパ』、『タイム・アジア』、『タイム・サウスパシフィック』などがある。
TIME誌は毎年、「世界で最も影響力のある100人」(タイム100、TIME100、The 100 Most Influential People in the World)や「パーソン・オブ・ザ・イヤー」(Person of the Year)を発表している。
関連サイト:
TIME - (英語)
TIME100 - TIME(英語)
Person of the Year - TIME(英語)
TPO
別名:Time, Place, Occasion
「TPO」は「時・場所・場面」を意味する略語であり、「時と場合に応じた格好や振る舞いをする」「場違いな服装や態度を慎む」という意味で用いられる言葉である。服装・言葉遣い・態度・作法などを、その時々の状況に応じて適切に選び、その場にふさわしい振る舞いをする、ということ。主に「TPOに応じた服装」「TPOをわきまえる」のような言い方をする。
TPOの3文字はそれぞれ「Time(時)」「Place(場所)」「Occasion(場合)」の頭文字である。要するに「時と場合」である。
TPO の別の言い方としては「ドレスコード」や「マナー」などが挙げられる。ドレスコードは服装を、マナーは態度や作法をあげつらう場面で使える。
TPOは和製英語である。
「TPO」の由来
TPO という表現が使われ出したのは、1964年の東京オリンピック開催にされた年のことである。当時は、時と場所によった洋服の使い分けをする風潮がなかった。そこで、オリンピック観戦のために海外からやってきた旅行者に恥ずかしくないよう、時と場所に合わせた服装をするように啓蒙活動が行われるようになった。その際に盛んに用いられた言葉がTPOである。「ドレスコード」や「服装規定」よりも浸透し、定着も早かった。TPOの意味は当初、「時・場所・場合をわきまえた服装」という意味合いが強く、使われる場所も、ファッションに関するところや、服装のマナーを教える場などに限られていた。その後、TPOの語が定着してくるにつれ、「時・場所・場合をわきまえた振る舞い」といった意味が後付けされていった。近年では、「マナー」や「常識」といった意味でもTPOの語が用いられる。また、「空気を読め」という意味で「TPOをわきまえろ」といった使い方もされるようになってきた。
なお、TPOの語は和製英語のため海外では意味が通じない。TPOに近い意味を持つ英語としては occasional dressing や flexible clothing などが挙げられる。
ビジネスシーンにおけるTPOの語の使い方
- お得意先へ挨拶や営業に行く際は、TPOを意識して服装やもちものに気を配る
- TPOをわきまえた服装が自然にできるようになれば、社会人として一人前だ
- 服装は自由と言われても、TPOを意識することが重要だ
- ビジネスの服装はTPOが第一
- TPOをわきまえられない服装をしていれば、社会人失格
- 就活の服装はTPOが大切。自由にと言われても真に受けないこと
ファッションシーンにおけるTPOの語を使った例文
- TPOに合わせなければ、せっかくのファッションも台無し
- TPOに合わせたファッションをすることが大切
- TPOに合わせたファッションをしないと一緒にいる人に恥をかかせてしまう
- カジュアルな場でもTPOを考えてね
ファッションシーンにおいては、時や場所、場合よりも、場の雰囲気や空気にあった服装という意味に使われることが多い。TPOにはドレスコードといった意味合いもあり、最近のマナーブックには、「結婚式の服装、TPO」「お葬式、法事の服装、TPO」といったフレーズがよく使われている。
TPOの語は、時代に合わせて少しずつ変化していると言える。最初は、「時・場所・場合を考えた服装」を意味するだけだったのが、やがて、「言葉遣いや振る舞い」が加わり、さらに今は「空気やしきたり、常識を考慮した行動」といった意味も加わっている。
time
「time」とは、時間・時刻・期間のことを意味する英語表現である。
「time」とは・「time」の意味
「time」は、時間・時刻・期間のほかに、時代・~回・~倍・時間を調整する・時間を計るなどの意味がある。「time」の派生語には、「timer(時間記録係・タイマー)」「timely(時宜を得た・ちょうどよい時の)」などがある。「time」の発音・読み方
「time」の発音記号は「táim」。カタカナ読みは「タイム」である。「time」の活用変化
動詞として使用する「time」は、現在分詞は「timing」、過去形・過去分詞は「timed」、3人称単数現在は「times」。名詞として使用する場合の複数形は、動詞の3人称単数現在と同じ表記の「times」である。「time」の語源・由来
印欧語根の「dehy-(分割する)」が、ゲルマン祖語「timo(時間)」、古期英語の「tima(時間)」などを経て、現在の「time」となった。「time」を含む英熟語
「ahead of time」とは
「定刻よりも早く」「前もって」などの意味である。
「all the time」とは
「その間ずっと」「終始」などの意味である。
「at any time」とは
「いつでも」という意味である。
「at a time」とは
「一度に」「一気に」などの意味である。
「at one time」とは
「かつては」「一度に」などの意味である。
「at that time」とは
「当時は」「あの時は」などの意味である。
「at the same time」とは
「同時に」「とはいうものの」などの意味である。
「before one's time」とは
「時が来ないうちに」「天寿を全うせず」などの意味である。
「by this time」とは
「この時までには」「今時分は」などの意味である。
「for a time」とは
「しばらくの間」「一時」などの意味である。
「from time to time」とは
「ときどき」という意味である。
「in good time」とは
「時間通りに」「早めに」などの意味である。
「in time」とは
「間に合って」「そのうちに」などの意味である。
「keep time」とは
「拍子を取る」「時間を正確に守る」などの意味である。
「kill time」とは
「時間をつぶす」という意味である。
「of the time」とは
「現代の」「当時の」という意味である。
「on time」とは
「定刻に」「時間通りに」などの意味がある。
「out of time」とは
「遅れて」「時期に外れて」などの意味がある。
「take time」とは
「時間がかかる」「日時を要する」などの意味がある。
「with time」とは
「時が経つにつれて」「やがて」などの意味がある。
「time」を含む英語表現
「time bomb」とは
「時限爆弾」のことである。
「time capsule」とは
「タイムカプセル」。その時代の物品や記録を入れる容器のこと。
「time card」とは
「タイムカード」「勤務時間記録票」のことである。
「time clock」とは
「タイムレコーダー」。従業員の出勤・退出時間を記録する機能を備えた時計のことである。
「time lag」とは
「時間のずれ」のことである。
「time limit」とは
「制限時間」のことである。
「time signal」とは
「(ラジオ・テレビの)時報」のことである。
「time signature」とは
「拍子記号」のことである。
「time zone」とは
「時間帯(共通の標準時を用いる地帯)」のことである。
「time」の使い方・例文
Time will tell.:時が経てばわかる。Time flies.:光陰矢の如し。
Time is money.:時は金なり。
Time and tide wait for no man.:歳月人を待たず。
He felt less sad as time passed.:時間が経つにつれて、彼の悲しみは薄れた。
Don't waste your time.:時間を無駄にしてはいけない。
She lost no time in answering the question.:彼女は即座にその質問に答えた。
What time is it?:何時ですか?
It is time for children to go to bed.:子供たちは寝る時間です。
I arrived at the appointed place on time.:私は約束の場所に時間通りに着いた。
I met him at Christmas time.:私はクリスマスの時に彼に会った。
We had terrible times during war.:戦争中は恐ろしい時代だった。
Your piece of cake is two times the size of mine.:あなたのケーキは私の2倍の大きさだ。
She timed her journey so that she could arrive at the hotel before dark.:彼女は暗くなる前までにホテルに着けるように旅の日程を調整した。
The train is timed to leave at eight o'clock.:列車は8時に出発する予定です。
I wrote to her from time to time.:私はときどき彼女に手紙を書いた。
タイム time
time
time — 現在の Unix タイムスタンプを返す
説明
int time ( void )現在時刻を Unix エポック (1970 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT) からの通算秒として返します。
例
例 435. time() の例 <?php
$nextWeek = time() + (7 * 24 * 60 * 60);
// 7 日 * 24 時間 * 60 分 * 60 秒
echo 'Now: '. date('Y-m-d') ."\n";
echo 'Next Week: '. date('Y-m-d', $nextWeek) ."\n";
// あるいは strtotime() を使用します
echo 'Next Week: '. date('Y-m-d', strtotime('+1 week')) ."\n";
?>
上の例の出力は、たとえば 以下のようになります。Now: 2005-03-30 Next Week: 2005-04-06 Next Week: 2005-04-06
注意
ティップ
PHP 5.1 以降、$_SERVER['REQUEST_TIME'] によってリクエスト開始時のタイムスタンプが取得できるようになりました。参考
date() |
microtime() |
Time!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/09 14:34 UTC 版)
『Time!』(タイム!)は障子久美4作目のシングル。1993年7月21日に、ビクターエンタテインメントから発売された[1]。2020年9月2日にMEG-CDから再発売[2]、同年10月14日に配信でも発売[3]。本シングル収録の両曲ともにアルバム・ヴァージョンは、「SCOPE OF SOUL」に収録。
- ^ 障子久美, Time! 2021年11月7日閲覧。
- ^ “障子久美/Time!”. tower.jp. 2021年11月7日閲覧。
- ^ “障子 久美 | Time! | ビクターエンタテインメント”. ビクターエンタテインメント | Victor Entertainment. 2021年11月7日閲覧。
- 1 Time!とは
- 2 Time!の概要
タイタン表層海探査
TiME探査機の想像図。 | |
任務種別 | タイタン着陸機 |
---|---|
運用者 | NASA |
任務期間 | 7.5年 輸送: 7年 探査: 3–6ヶ月[1] |
特性 | |
消費電力 | 140 W |
任務開始 | |
打ち上げ日 | 2016年(当初予定)[2][3][4] 構想のみで未開発。 |
ロケット | アトラス V 411 |
打上げ場所 | ケープカナベラル空軍基地 SLC-41 |
打ち上げ請負者 | ユナイテッド・ローンチ・アライアンス |
タイタン表層海探査[5](タイタンひょうそうかいたんさ、英語: Titan Mare Explorer; TiME)は、2009年にアメリカ航空宇宙局 (NASA) のディスカバリー計画の一環として提案された、土星の衛星タイタンの探査機(ランダー)[2]。
概要
TiMEは相対的に低コストな案であり、タイタンの有機化合物を観測する、史上初の地球外の天体の海洋探査として計画された外惑星ミッションである。タイタンの海の分析と、可能であれば海岸線の観察を行う想定であった。ディスカバリー計画では、打ち上げコストを除いたコストが4億2,500万ドル以下に制限されている。[3] TiMEは2009年にNASAのProxemy Researchによりディスカバリー計画の候補の一つとして提案された。[6] TiMEミッションは同時期の28の候補の中から最終候補の3つにまで残るも、最終的には不採用となった。2013年末には別口で予算の可能性を得るも[7]、NASAは同年にTiMEの電源として期待されていたスターリング放射性同位体発電機 (ASRG) の開発を中止しており[8]、ミッションの実現には至っていない。
ディスカバリー計画の選定
TiMEは2011年5月のディスカバリー計画の選定において、3つの最終候補の1つとして選ばれ、計画詳細化のための300万ドルの予算を勝ち取った。他の2候補は、インサイトと彗星ホッパーである。2012年夏のレビューの後、NASAは9月に火星ミッションであるインサイトを採用したことを発表した。[9]
タイタンの湖や海への着水は、Solar System Decadal Surveyによっても検討されていた。加えて、2009年に2020年代の打ち上げを目指し提案されたタイタン・サターン・システム・ミッションでは、小容量のバッテリーを使った湖の探査機が計画されていた。[6][10] 2016年の次の打ち上げに適した時期は2023年-2024年であるため、これがおそらくTiMEの最後の可能性となるだろう。[11]
着水地点
TiMEの当初構想では、2016年にアトラス V 411ロケットで打ち上げられた後、2023年にタイタンに到着する計画であった。着水地点としては北極付近のリゲイア海(北緯78度西経250度)が想定されていた。[1] リゲイア海は、タイタンでこれまでに発見された中では最大級の湖であり、表面積は約10万km2と推定されている。予備の候補地としては、クラーケン海が選定された。[2][10]
探査目標
TiMEはタイタン到着まで、7年間にもわたり宇宙空間を旅する。TiMEは着陸機であるため、その間のフライバイ観測などは行わず、観測機器はタイタンの大気圏突入の段階で初めて稼働する。ただし、最初の観測データが送信されるのは着水が完了した後である。探査目標・測定機器としては以下が想定された。[2][10]
- タイタンの海の化学的性質の測定 : 質量分析計 (MS)、気象・物理的性質パッケージ (MP3)。
- タイタンの海の深さの測定 : 気象・物理的性質パッケージ (MP3) のソナー。
- タイタンの海洋プロセスの制約 : 気象・物理的性質パッケージ (MP3)、降下/地上用カメラ。
- タイタンの海の気象変化の測定 : 気象・物理的性質パッケージ (MP3)、カメラ。
- タイタンの海上の大気の分析 : 気象・物理的性質パッケージ (MP3)、カメラ。
探査機のカメラシステムについては、NASAとMSSS社との間で設計の準備段階のための、開発と運用の初期開発契約が結ばれていた。[12] カメラは2つ搭載される計画であり、1つはリゲイア海への降下中の撮影用、もう1つは着水後の撮影用とされていた。[12]
気象・物理的性質パッケージ (Meteorology and Physical Properties Package; MP3)[13]は、Applied Physics Laboratoryにより開発されていた。この機器パッケージは、風速や風向き、メタンの湿度、水面上の気圧と温度、濁度、水温、音の速さ、それに海の性質といった要素を測定することが可能である。水深はソナーで測定するよう設計されていた。シミュレーション上では音の伝播は炭化水素の海でも有効であり、ソナーの送受波器はタイタンの環境でも機能するよう液体窒素の温度で動作することがテストされた。[14]
電力源
タイタンには分厚い大気があるため、火星探査機のようにソーラーパネルを使って電力を確保することはできない。またバッテリーでは、活動可能な期間が僅か数時間に限られてしまう。そこでNASAは、TiMEを新型のスターリング放射性同位体発電機 (ASRG) のテスト機とすることを計画した。[6] TiMEのミッションは、深宇宙と地球外の大気という2つの環境に対応することが求められる。ASRGは放射性同位体を用いた発電機で、スターリングエンジンを組み合わせたことで既存の放射性同位体熱電気転換器 (RTG) の4倍にあたる140-160Wの電力を生成することができる。質量は28kgで、寿命は14年とされている。[2] しかし、NASAは2013年現在、ASRGの開発を中止している。[8]
- 仕様
- 寿命: 14年以上
- 出力: 140 W
- 質量: 28 kg
- システム効率: ~ 30%
- 2機のGPHS 238Pu モジュール
- 燃料: プルトニウム238 0.8 kg
TiMEには推進装置は搭載されない。風の力と、存在するのであれば潮流により、数か月をかけて海の中を漂う計画である。[4]
通信
TiMEは地球と直接通信を行う。タイタン到着後は、基本的に、可能であれば数年に渡り断続的に通信を実行する。最終的に2026年には地球はリゲイア海からみて水平線の下に隠れてしまう。[15] 地球と再び直接通信可能になるには2035年まで待たなければならない。[16]
地上の状態
モデルによれば、リゲイア海の波はTiMEのミッション期間中、通常は0.2mを超えないことが示されている。ただし0.5mを超える大きい波が稀に発生する可能性はある。[17] シミュレーションでは、TiMEのカプセルが波に効果的に対処できることと、うまくいけば海岸に打ち上げられることが分かっている。[18] カプセルは海面を0.1m/sの速度で漂うことが期待されている。0.5m/s程度の潮流と風に押されることも期待されるが、これらの速度が1.3m/sを超えることはないとみられる。[15] 探査機は推進装置を搭載せず、その動きをコントロールすることはできない。そのため、水深や温度、海岸線の画像などは継続的な地域のものが得られることになる。探査機の位置は、ドップラー効果や太陽の高度、超長基線電波干渉法により測定する。[15]
生命発見の可能性
タイタンは地球外生命の探査にとって非常に重要な候補とみなされており、この探査では地球とは全く異なる生化学に基づくタイタンの生命が発見される可能性がある。[19] 何人かの科学者は仮説として、タイタンにおける炭化水素の化学が無生物的なものと生命を形作るものの閾値に混ざっていた場合、生命を区別するのは難しいだろうとしている。[19] さらに、極寒のタイタンでは、生化学的な構造物のために利用できるエネルギーが限られることから、水を基盤とした生命は熱源なしでは凍り付いてしまう。[19] しかしながら、メタンを基盤とした仮説上の生命が存在する可能性も示唆されている。[20][21] TiMEの主任研究者であるEllen Stofanは、タイタンの海で我々が知っているような生命が見つかることは無いだろうとしつつも、「この海の化学が私たちに有機的なシステムがどうやって生命に進化するのかを教えるかもしれない」と述べている。[22]
類似のミッション
- タイタンの湖に関する関心は高まっており、着陸機を用いない探査ミッションが計画されている。[23][24] NASAの研究者は、もしTiMEが採用されない場合、代わって潜水艦による探査が実施されるだろうと語っている。[23][24][25][26]
- バッテリーによる探査機はタイタン・サターン・システム・ミッション (TSSM) の一部として計画されている。いくつかの探査機が2010 NASA Planetary Science Decadal Surveyにより検討された。[27]
- 欧州の2012 EPSCミーティングにおいても、湖を探査するカプセルが提案されている。これはTALISE (Titan Lake In-situ Sampling Propelled Explorer) と呼ばれている。[28][29] 主な違いは推進装置で、TALISEは可能であれば液体環境でも泥のような環境でも機能するアルキメディアン・スクリューを用いることが想定されていた。しかしTALISEはあくまで簡単な構想に留まっている。
脚注
- ^ a b Yirka, Bob (2012年3月23日). “Probe mission to explore Titan's minuscule rainfall proposed”. Physorg 2012年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e Stofan, Ellen (2010年). “TiME: Titan Mare Explorer” (PDF). Caltech. 2012年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年8月17日閲覧。
- ^ a b Taylor, Kate (2011年5月9日). “NASA picks project shortlist for next Discovery mission”. TG Daily 2011年5月20日閲覧。
- ^ a b Greenfieldboyce, Nell (2009年9月16日). “Exploring A Moon By Boat”. National Public Radio (NPR) 2009年11月8日閲覧。
- ^ “NASA、2016年打ち上げ予定の惑星探査計画候補に3件を選定”. 月探査情報ステーション (2011年5月8日). 2016年6月1日閲覧。
- ^ a b c Hsu, Jeremy (2009年10月14日). “Nuclear-Powered Robot Ship Could Sail Seas of Titan”. Space.com. Imaginova Corp.. 2009年11月10日閲覧。
- ^ “Discovery Mission Finalists Could Be Given Second Shot”. Space News. spacenews.com (2013年7月26日). 2014年2月15日閲覧。
- ^ a b “The ASRG Cancellation in Context”. Planetary.com. Planetary Society (2013年12月9日). 2014年2月15日閲覧。
- ^ Vastag, Brian (2012年8月20日). “NASA will send robot drill to Mars in 2016”. Washington Post
- ^ a b c Stofan, Ellen (2009年8月25日). “Titan Mare Explorer (TiME): The First Exploration of an Extra-Terrestrial Sea” (PDF). Presentation to NASA's Decadal Survey. Space Policy Online. 2016年6月2日閲覧。
- ^ Titan Mare Explorer: TiME for Titan. (PDF) Lunar and Planetary Institute (2012).
- ^ a b Kenney, Mary (2011年5月19日). “San Diego company may get deep space work”. Sign On San Diego 2011年5月20日閲覧。
- ^ Lorenz, Ralph (March 2012) (PDF). MP3 – A Meteorology and Physical Properties Package to explore Air-Sea interaction on Titan. Lunar and Planetary Institute 2012年7月20日閲覧。.
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- ^ Lorenz, Ralph D.; Mann, Jennifer (2015). “Seakeeping on Ligeia Mare: Dynamic Response of a Floating Capsule to Waves on the Hydrocarbon Seas of Saturn’s Moon Titan”. APL Tech Digest 33: 82–93 2015年11月8日閲覧。.
- ^ a b c Bortman, Henry (2010年3月19日). “Life Without Water And The Habitable Zone”. Astrobiology Magazine. 2016年6月2日閲覧。
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- ^ McKay, C. P.; Smith, H. D. (2005). “Possibilities for methanogenic life in liquid methane on the surface of Titan”. Icarus 178 (1): 274–276. Bibcode: 2005Icar..178..274M. doi:10.1016/j.icarus.2005.05.018.
- ^ “Happy Birthday Titan!”. Space.com (2012年3月28日). 2016年6月2日閲覧。
- ^ a b Oleson, Steven (2014年6月4日). “Titan Submarine: Exploring the Depths of Kraken”. NASA – Glenn Research Center. NASA. 2014年9月19日閲覧。
- ^ a b “NASA developing submarine to research Titan’s oceans”. Russia Today (RT). (2014年9月9日) 2014年12月5日閲覧。
- ^ “What's next for NASA – a Saturn moon submarine? 12 ambitious space concepts blast off”. Russia Today (RT). (2014年6月7日) 2014年9月19日閲覧。
- ^ David, Leonard (2015年2月18日). “NASA Space Submarine Could Explore Titan's Methane Seas”. Space.com 2015年3月25日閲覧。
- ^ Planetary Science Decadal Survey JPL Team X Titan Lake Probe Study Final report. Jet Propulsion Laboratory. (April 2010)
- ^ Urdampilleta, I.; Prieto-Ballesteros, O.; Rebolo, R.; Sancho, J. (2012). TALISE: Titan Lake In-situ Sampling Propelled Explorer (PDF). European Planetary Science Congress 2012. 7 EPSC2012–64 2012. Europe: EPSC Abstracts.
- ^ Landau, Elizabeth (2012年10月9日). “Probe would set sail on a Saturn moon”. CNN – Light Years 2012年10月10日閲覧。
関連項目
タイム (雑誌)
タイム | |
---|---|
TIME | |
ジャンル | ニュース情報誌 |
刊行頻度 | 週刊 |
発売国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
出版社 | Time USA, LLC(2018 - 現在) Meredith(2018) Time Inc(2014 -2017) Time Warner(1990 - 2014) Time Inc(1923 - 1990) |
編集長 | エドワード・フェルゼンタール |
ISSN | 0040-781X |
刊行期間 | 1923年3月3日 - 現在 |
発行部数 | 160万部(2020年Alliance for Audited Media[1]調べ) |
ウェブサイト | www.time.com |
『タイム』(英語: Time[注釈 1])は、アメリカ合衆国のニュース雑誌。1923年3月3日にニューヨークで創刊された。世界初のニュース雑誌として知られている。
概要
政治・経済・最先端科学・エンターテイメントなどあらゆる情報を網羅している。
ヨーロッパ版『タイム・ヨーロッパ』(以前は『タイム・アトランティック』として知られていた)はロンドンで発行されており、中東、アフリカ、2003年からはラテンアメリカもカバーしている。アジア版『タイム・アジア』は香港を拠点としている[2]。オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島をカバーする南太平洋版は、シドニーを拠点としている。2008年12月、『タイム』誌はカナダの広告主向けの版の発行を中止した[3]。日本国内で流通しているのは主にアジア版であり日本語版は発行されていない。かつては日本語によるアジア版の定期講読サイトが存在した[4][5][6]。
以前はニューヨークに本社を置くタイム社が発行していたが、2018年1月にメレディスに買収・吸収された。同年9月にセールスフォース・ドットコム(現・セールスフォース)の会長のマーク・ベニオフに売却され[7]、2018年11月以降はベニオフが所有するTime USA, LLCが発行している。
歴史
ブリトン・ハデンとヘンリー・ルースによって1923年3月3日に創刊された。アメリカにおける初の週刊ニュース雑誌であった[8]。ハデンとルースは以前にも、イェール大学の学生新聞『イェール・デーリーニューズ』において会長と編集長を務めたことがある。彼らは最初、雑誌の名前を『ファクツ』(Facts)とするつもりだった[9]。これは、忙しい人でも1時間程度で読めるような簡潔さを強調しようとしたものである。彼らはタイトルを『タイム』(Time)とし、"Take Time - It's Brief"[注釈 2]という宣伝文句を使用した[10]。1923年3月3日に創刊号が発売された。創刊号の価格は15セント(2019年の物価に換算して2.25ドル)だった。創刊15周年記念として1938年2月28日号に、創刊号の復刻版が同梱されていた[11]。
『タイム』誌は、「人」を通してニュースを伝えることを目的としており、創刊から1960年代後半まで、表紙には人物が描かれていた。1927年からは年末にその年のニュースメーカーを特集するパーソン・オブ・ザ・イヤーを発表しており、長年にわたって人気を博してきた。創刊号の表紙を飾ったのは、46年間米下院議員を務め(下院議長も7年以上務めた)、創刊号発売日当日に引退した共和党の政治家ジョセフ・ガーニー・キャノンだった。
1929年のハデンの死去により、ルースは『タイム』誌の支配者となり、20世紀のアメリカのメディア史を語る上で重要な人物となった。
1931年から1945年までラジオ番組『マーチ・オブ・ザ・タイム』が放送された。この番組は毎週、その週のニュースをドラマ仕立てで紹介するものだった。この番組により『タイム』誌自体の知名度も上昇し、1930年代に発行部数が増加した。
1974年、『タイム』誌の「ピープル」のコーナーを独立させて、『ピープル』が創刊された。
1989年、タイム社とワーナー・コミュニケーションズが合併してタイム・ワーナーとなった。2001年にタイム・ワーナーとAOLが合併してAOLワーナーとなったが、2003年に、再び「タイム・ワーナー」へ改名した。
『タイム』誌は月曜日に定期購読者への発送とニューススタンドでの発売を行っていたが、2007年にニューススタンドでの発売を金曜日、定期購読者への発送を土曜日に行うように変更した。元々、この雑誌の創刊号が発売された1923年3月3日は土曜日だった。2007年初旬に、49人の従業員のレイオフを含む編集体制の変更が行われ、そのためにその年の第1号の発行が約1週間遅れた[12]。
2009年、『タイム』誌は、タイム・ワーナー社の様々な出版物のコンテンツを読者の好みに基づいてミックスした印刷雑誌『マイン』(Mine)を発行すると発表した。しかし、この新しい雑誌は評判が悪く、その焦点が広すぎて真に個人的なものにはならないという批判を受けた[13]。『マイン』誌は、掲載された全ての記事がプレーンテキストでアーカイブされ、オンラインで読むことができた。これは光学文字認識(OCR)を使って生成されており、読み取りミスもそのまま掲載されていた。
2013年1月、タイム社は、全世界の8000人のスタッフの約6%に当たる500人近くの雇用を削減すると発表した[14]。『タイム』誌は高い売上を維持しているが、広告ページは時間の経過とともに大幅に減少していた[15]。また、マーサ・ネルソンを雑誌部門の初の女性編集主管に指名した[16]。2013年9月には、ナンシー・ギブスが『タイム』誌の初の女性編集長に指名された[16]。
2014年6月、タイム・ワーナーからタイム社が分社化された。
2017年11月、メレディス・コーポレーションがコーク兄弟(コーク・エクィティ・デベロップメント)からの支援を受けてタイム社を28億ドルで買収することを発表した[17]。買収は2018年1月31日に完了し、タイム社は吸収され消滅した[18]。買収からわずか6週間後2018年3月、メレディス社は、同社のライフスタイル志向のブランドと整合性が取れていないとして、『タイム』誌などの売却を検討すると発表した[19]。
2018年9月、メレディス社は『タイム』をマーク・ベニオフとその妻のリンに1億9千万ドルで売却すると発表した[20][21]。ベニオフはセールスフォース・ドットコムの会長兼共同CEOであるが、『タイム』は同社とは別会社となり、ベニオフは『タイム』の日常業務には関与しない[7]。2018年10月31日に売却が完了した。以降、ベニオフが保有するTime USA, LLCが『タイム』誌を発行している。
発行部数
2012年時点では発行部数は330万部で、アメリカで11番目に発行部数の多い雑誌であり、週刊誌としては『ピープル』に次いで2番目に発行部数が多かった[22]。 2017年7月時点での発行部数は3,028,013部だった[1]。2017年10月、発行部数が200万部に減少した[23]。現在の印刷版の読者数は160万人で、その内100万人はアメリカ国内の読者である。
スタイル
『タイム』は当初、倒置法を多用した独特の文体を持っていた。1936年の『ザ・ニューヨーカー』誌で、ウルコット・ギブズが次のようにパロディ化した。"Backward ran sentences until reeled the mind [...] Where it all will end, knows God!"[24]
1970年代半ばまで、『タイム』誌には「リスティングス」というコーナーがあった。これは、当時の主要な映画、演劇、ミュージカル、テレビ番組、文学的ベストセラーの要約やレビューを掲載したもので、『ザ・ニューヨーカー』誌の「カレント・イベント」コーナーに似たものだった[25]。
『タイム』誌の表紙は、1927年に導入された赤い縁取りが特徴的である[26]。1927年以降、赤い縁取りが使われなかったのは以下の例がある。
- 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの直後の9月14日に発行された号[注釈 3]では、喪服を象徴する黒い縁取りが描かれていた。ただし、この号は事件の速報のために発行された「特別版」であり、次の定期号では赤の縁取りに戻されていた。次に『タイム』が特別版をリリースしたのは、マイケル・ジャクソンが死亡した後の2009年6月である。
- 環境問題に特化した2008年4月28日のアースデイ号では、緑の縁取りとなっていた[27]。
- アメリカ同時多発テロから10周年の2011年9月19日号では、メタリックシルバーの縁取りとなった。
- 大統領選挙直前の2012年11月12日号は、縁取りの半分が赤く、半分が青く描かれた。
- 2012年12月31日号は、バラク・オバマがパーソン・オブ・ザ・イヤーに選ばれたことを記念して、シルバーの縁取りとなった。
- "Most Influential Photos of All Time"(史上最も影響力のある写真)が掲載された2016年11月28日/12月5日号は、大きく描かれたシャッターに赤い縁取りが丸く取られ、代わりに表紙全体の縁取りはシルバーとなった。
- 2019年9月23日号は気候変動特集号として、表紙絵の地球だけでなく『TIME』ロゴや縁取りまで、保坂俊彦らのチームがグラウンドの砂を熊手などで掻いて描いたサンドアートが使われた[28][29]。
- 2020年5月18日号では縁取り部分まで使って棒グラフが描かれた。
- 2020年9月21日/28日号はCOVID-19によって20万人近いアメリカ人が死亡したことを受け、2001年の特別版以来、定期号では初めて黒い縁取りが使われた。
ジョージ・フロイドの死をめぐる抗議活動を特集した2020年6月15日号は、赤枠に初めて人名が掲載された。表紙は、アーティストのタイタス・カファーによるもので、アフリカ系アメリカ人の母親が子供を抱く姿が描かれている。赤枠に掲載されている35人の名前は、アメリカ建国以降、人種差別的暴力のために命を落とした多くの人々の一部である。
『タイム』誌の表紙に最もよく登場したのはリチャード・ニクソンで、1952年8月25日号から1994年5月2日号までの間に55回掲載されている[30]。
2007年、『タイム』誌は大幅な誌面リニューアルを行った。表紙の赤枠の部分を減らして特集記事を紹介するスペースにし、コラムのタイトルを大きくし、特集記事の数を減らし、記事の周りに余白を増やし、意見記事に作家の写真を添えた。この変更には批判と賞賛の声が寄せられた[31][32][33]。
法的論争
2007年9月10日に、インドネシアの最高裁判所は、ジャカルタ地方裁判所と控訴院の判断を覆し、インドネシアのスハルト元大統領に対する『タイム・アジア』の名誉毀損を認定、損害賠償1兆ルピアの支払いを命じた。訴えの対象となったのは、スハルトが270億米ドル以上(320億ドル)の金を海外に移したとする記事であった[34]。
特別な号
パーソン・オブ・ザ・イヤー
『タイム』誌の中で最も有名な特集は、毎年年末[35]恒例のパーソン・オブ・ザ・イヤーの表紙記事である。これは、その年のニュースに最も影響を与えた個人や団体を選ぶものである。これは「良くも悪くも」その年の流れに最も影響を与えた人物に贈られるとされており、必ずしも「名誉」とは限らない。過去には、アドルフ・ヒトラーやヨシフ・スターリンなども選出されている。
受取人が必ずしも個人または人間であるとは限らない。例えば1983年1月3日にコンピュータが「マシーン・オブ・ザ・イヤー」と認められた。1989年には“危険にさらされた地球”が「プラネット・オブ・ザ・イヤー」と名づけられた。1999年にはアルバート・アインシュタインが「パーソン・オブ・ザ・センチュリー」に選ばれた。
2006年には、Web 2.0のコンテンツ生成者としての「あなた」(You)が選ばれたが、概念が創造的であると考える人がいた一方、その年の実在の人物を望んだ人もいた。またベネズエラのウゴ・チャベス大統領であると述べた人もいる[36]。
タイム100
2004年より、『タイム』誌では、その年で最も有力な100人のリスト「タイム100」を発表している。当初は20世紀の最も有力な100人のリストを作成した。リストが発表される号のフロントカバーはリストアップされた人たちの写真が載り、特集としてリストアップされた人々の各々の記事が掲載される。この記事は雑誌の相当なページ数を占める。場合によっては100人以上がリストアップされるが、その際は2人一緒のリストを作成し、1つの記事で共有する。
2005年には"All-TIME 100 best novels"と"All-TIME 100 best movies"[37][38][39]、2007年には"The 100 Best TV Shows of All-TIME"[40]、2012年には"All-TIME 100 Fashion Icons"を発表した[41]。
2016年2月に"100 Most Read Female Writers in College Classes"(大学の授業で最も読まれている女性作家100人)を発表したが、この中に誤って男性作家のイーヴリン・ウォーが掲載されていた(97位)。この誤りは多くのメディアの注目を集め、同誌の編集スタッフの教育レベルについての懸念が生まれた[42]。『タイム』誌は後に撤回を発表した[42]。BBCのインタビューで、コーパス・クリスティ・カレッジのバレンタイン・カニンガム教授は、この誤りを「タイム誌の側の深い無知の一部」と表現した[43]。
赤い×の表紙
『タイム』誌の歴史の中で、人物や国の象徴などの上に大きく「×」が描かれた表紙が掲載されたことがある[44]。
1回目は1945年5月7日号で、アドルフ・ヒトラーの顔の上に赤い×が描かれていた。その3ヶ月後の1945年8月20日号では、日本の降伏と第二次世界大戦の終結の象徴として、日の丸の上に黒い×が描かれていた。現在までのところ、この雑誌で黒い×の表紙が使われたのはこの号だけである。
イラク戦争開戦後の2003年4月21日号では、サッダーム・フセインの顔の上に赤い×が描かれた。2006年6月13日、米軍のイラク空爆でアブー・ムスアブ・アッ=ザルカーウィーが死亡したことを受けて、彼の顔の上に赤い×を描いた号(2006年6月19日号)を発行した。ウサーマ・ビン・ラーディンの死後の2011年5月2日には、彼の顔の上に赤い×を描いた号(2011年5月20日号)が発行された[45]。2020年12月には、新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的影響から、2020年を「過去最悪の年(The worst year ever)」と銘打ち、2020という数字の上に赤い×を描いた号(2020年12月14日号)が発行された[44][46]。
タイム・フォー・キッズ
『タイム・フォー・キッズ』は、タイム社が発行する子供向けの雑誌で、主に学校で配布されている。全国的なニュースや「今週の漫画」、大衆文化に関する様々な記事を掲載している。アメリカの学期末には、環境に関する年1回の号が配布されている。表裏合わせて10ページを超えることはほとんどない。
タイム・ライトボックス
タイム・ライトボックス(Time LightBox)は、『タイム』誌の写真部門が2011年に立ち上げた写真ブログである[47]。2011年には、『ライフ』誌はライトボックスを写真ブログ大賞に選んだ[48]
編集スタッフ
歴代編集長
- ジョン・S・マーティン[49](1929 - 1937)
- マンフレッド・ゴットフリード[49](1937 - 1943)
- T・S・マシューズ[49](1943 - 1949)
- ロイ・アレクサンダー(1949 - 1960)
- オットー・ファーブリンガー(1960 - 1968)
- ヘンリー・グランワルド(1968 - 1977)
- レイ・ケイヴ(1979 - 1985)
- ジェイソン・マクメイナス(1985 - 1987)
- ヘンリー・ミュラー(1987 - 1993)
- ジェームス・R・ゲインズ(1993 - 1995)
- ウォルター・アイザックソン(1996 - 2001)
- ジム・ケリー(2001 - 2005)
- リチャード・ステンゲル(2006 - 2013)
- ナンシー・ギブス(2013 - 2017)
- エドワード・フェルゼンタール(2017 - )
著名な寄稿者
- アラヴィンド・アディガ(2008年ブッカー賞受賞) - 3年間、通信員を務めた。
- ジェイムズ・エイジー
- マーガレット・カールソン - 『タイム』初の女性コラムニスト。
- ウィットティカー・チェムバーズ - しばらく編集者であった。
- リチャード・コルリスとリチャード・シッケル - 雑誌のための映画批評家である。シッケルが1972年、コルリスが1980年から務めている。
- アナ・マリー・コックス - 雑誌のために「アナ・ログ」(政治的なさわりの編集)を書く。彼女は称賛されたブロガーと著者でもある。
- ナンシー・ギブス - エッセイストとエディター・アット・ラージ。100以上のカバーストーリーを書いた。
- レヴ・グロスマン – 主に本について書く。
- ロバート・ヒューズ - 1970年以降、芸術批評家であった。
- マイケル・キンズレー – よく移動するアメリカのジャーナリストであり、『タイム』のエッセイストである。
- ジョー・クライン – コラムニスト。
- チャールズ・クラウトハマー – 『ワシントン・ポスト』の解説者である。『タイム』ではエッセイを書いた。
- ナサニエル・ランデ – 著者、映画製作者で元クリエイティブ・ディレクター。
- ウィル・ロング・ジュニア
- マイケル・シャーマン – アジアの経済学、政治と歴史を専門とするアメリカのジャーナリスト。彼は現在、香港に拠点を置く『タイム・アジア』のアジアビジネス通信員である。
- ロバート・D・サイモン
- ジョエル・スタン – 時々、論争の的となる作家で2006年の「Most Influential」号で“ジョエル100”という記事を書いた。
表紙を飾った日本人
パーソン・オブ・ザ・イヤーに限らず、アメリカの政治家・実業家・ジャーナリストなどは、タイム誌の表紙に載ったか否かを一つの格付けの目安ともしている。
『タイム』はあくまでもアメリカの雑誌であり、その視点はアメリカを中心としている。それでもアメリカの国策や外交、経済や文化などに大きな影響を及ぼす海外の話題や人物が特集されることはたびたび見られる。
1923年の創刊以来、このタイム誌の表紙には日本人が42回取り上げられている。戦前・戦中はそれなりに多かったが、戦後は日本が国際政治のプレイヤーでなくなったことから極めて稀になった。さらに昭和天皇が6回、近衛文麿と米内光政、盛田昭夫が各2回載っており、また「アジア系の高知能児」「震災の被災者」「広島の被爆者」といった人々を代表する不特定の人物として掲載された者が3例あることから、実際に「カバーパーソン」にとして表紙に取り上げられた日本人は31名を数えるのみとなっている。
以下、号日付は各号の表紙、その下のタイトルはカバーパーソンを特集した記事へのリンク。肩書は選出された当時の代表的なものをあげた。
厳密には日本「人」ではないが、1999年11月22日号「Beware of the Poke Mania」では日本発祥のキャラクターである『ポケモン』が表紙を飾った。
なお『アジア版』の発刊以後、日本人表紙への門戸はそちらで開放されている傾向がある。しかし『アジア版』においても日本人が表紙を飾る機会は稀である。以下に例を挙げる。
号・記事 | 表紙 | 人物・肩書 | 備考 |
---|---|---|---|
1975年10月13日号 Hirohito in America | 昭和天皇 | [51] | |
1977年3月28日号 The Selling in Japan | 福田赳夫 | 内閣総理大臣 | [52] |
1982年12月6日号 New Face, New Challenges | 中曽根康弘 | 内閣総理大臣 | [53] |
1983年10月24日号(国際版) Tanaka Verdict | 田中角栄 | 元内閣総理大臣 | [54] |
1987年4月27日号(アジア版) Fall From Grace | 中曽根康弘 | 内閣総理大臣 | [55] |
1989年1月16日号(アジア版) The Showa Emperor Hirohito 1901-1989 | 昭和天皇 | [56] | |
1989年4月24日号(アジア版) Money+Politics=Scandal | 竹下登 | 内閣総理大臣 | [57] |
1989年8月7日号(アジア版) Woman of the Hour | 土井たか子 | 日本社会党党首 | [58] |
1993年6月7日号(アジア版) Japan's 21st Century Princess | 小和田雅子 | 後の皇太子妃 | [59] |
1996年10月14日号(アジア版) The Divas of Pop | 吉田美和 | 音楽アーティスト | |
1999年4月26日号(アジア版) Obuchi | 小渕恵三 | 内閣総理大臣 | |
2001年9月17日号(アジア版) The Real Junichiro Koizumi | 小泉純一郎 | ||
2001年12月17日号(アジア版) Global Music Special: Utada Hikaru | 宇多田ヒカル | 音楽アーティスト | |
2002年3月25日号(アジア版) Ayumi Hamasaki | 浜崎あゆみ | ||
2002年4月29日号(アジア版) Asian Heroes | イチロー 中田英寿 | プロ野球選手 プロサッカー選手 | 4種の表紙の中の1種 |
2003年9月22日号(アジア版) Does He Have What It Takes? | 小泉純一郎 | 内閣総理大臣 | |
2003年4月28日号(アジア版) Asian Heroes | 松井秀喜 | プロ野球選手 | 5種の表紙の中の1種 |
2003年8月11日号(アジア版) Japan Rules OK! | 椎名林檎 | 音楽アーティスト | |
2004年7月12日号(アジア版) Fading Away? | 小泉純一郎 | 内閣総理大臣 | |
2006年7月3日号(アジア版) After Koizumi | |||
2006年9月4日号(アジア版) The Future of Japan's Monarchy | 秋篠宮文仁親王 文仁親王妃紀子 | 皇族 | |
2006年9月18日号(アジア版) Who Is Shinzo Abe? | 安倍晋三 | 内閣官房長官 | 当時公示されていた自民党総裁選の最有力候補[60] |
2007年9月24日号(アジア版) After Abe | 内閣総理大臣 | 辞任表明直後[61] | |
2009年3月23日号(アジア版) The Maverick | 小沢一郎 | 民主党代表 | |
2009年8月31日号(アジア版・オセアニア版) Young Japan | 今村久美 | NPOカタリバ代表理事 | |
2012年7月30日・8月6日号(アジア版) Summer Olympics Special | 澤穂希 | プロサッカー選手 | |
2014年4月28日号(アジア版・ヨーロッパ版・オセアニア版) The Patriot | 安倍晋三 | 内閣総理大臣 | |
2015年1月19日号(アジア版・オセアニア版) The Way of Kei | 錦織圭 | プロテニス選手 | |
2019年1月21日号(アジア版・オセアニア版) THE HEIR Naomi Osaka | 大坂なおみ | ||
2022年7月25日/8月1日号(アジア版・オセアニア版) The legacy of Shinzo Abe, Japan's longest-serving leader | 安倍晋三 | 元内閣総理大臣 | |
2023年5月22日/29日号(アジア版) Japan's Choice | 岸田文雄 | 内閣総理大臣 |
脚注
注釈
出典
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- Herzstein, Robert E. (2006), Henry R. Luce, Time, and the American Crusade in Asia, Cambridge University Press, ISBN 978-0521835770
- Herzstein, Robert E. (1994), Henry R. Luce: A Political Portrait of the Man Who Created the American Century, C. Scribner's Sons, ISBN 978-0684193601
- Wilner, Isaiah (2006), The Man Time Forgot: A Tale of Genius, Betrayal, and the Creation of Time Magazine, New York: HarperCollins, ISBN 978-0061747267
関連項目
- パーソン・オブ・ザ・イヤー
- タイム誌の表紙を飾った人物の一覧
- ライフ (雑誌)
- ピープル (雑誌)
- フォーブス (雑誌)
- ウォール・ストリート・ジャーナル
- ナショナルジオグラフィック (雑誌)
- 読売新聞 - 提携先
外部リンク
time
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:06 UTC 版)
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。time 時間 時刻 球技などで、競技者が一時休止を申し出ること。タイムアウトの略。野球におけるタイムはボールデッドを参照 タイム (雑誌) - アメリカ合衆国のニュース週刊誌 time (UNIX) - プログラム実行に要する時間や経過時間を計測するコマンド。 タイム (タバコ)(英語版) - タバコの銘柄の1つ。 time - 現在の暦時刻 (calendar time) を取得する標準Cライブラリ関数。en:C date and time functions time (コマンド)(英語版) - 現在時刻の設定や表示をするコマンド。 タイム - カメラにおいて、長時間露光のための仕組みの1つ。タイムのモードにしてレリーズボタンを押すと、レリーズボタンを放してもシャッターは開いたままになり、シャッターを閉じるには別の操作(再度、レリーズボタンを押すなど)を行う。シャッター (カメラ)も参照のこと。
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