エム‐ワン【M1/M1】
読み方:えむわん
日本銀行が集計・公表するマネーストック統計の指標の一つで、現金通貨と預金通貨の合計。→M2 →M3 →広義流動性
[補説] 日本銀行は郵政民営化や金融商品の多様化などによる環境の変化に対応するため、従来の「マネーサプライ統計」を見直し、集計対象や指標の定義を改定。平成20年(2008)6月から名称を「マネーストック統計」に変更した。マネーサプライ統計のM1では、日本銀行・国内銀行(ゆうちょ銀行を除く)・外国銀行在日支店・信用金庫・信金中央金庫・農林中央金庫・商工組合中央金庫などが発行する現金通貨・要求払預金を集計対象としていたが、マネーストック統計のM1では、ゆうちょ銀行・農業協同組合・信用組合などを含めた預金を扱うすべての金融機関が対象となる。
M1 M2 M3
【M1 エイブラムス】(えむわん えいぶらむす)
アメリカ軍の使用する主力戦車。陸軍と海兵隊で使用されている。
1980年代にM60 パットンの後継として登場し、現在までに8000両近く生産された。
本車の愛称である「エイブラムス」は、1970年代に活躍した米国陸軍の名将クレイトン・エイブラムス将軍から取られている。
初期はM60と同じくロイヤルオードナンスL7のライセンス生産型であるM68A1 51口径105mmライフル砲を主砲としていたが、火力強化版のA1型からアメリカのジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ社がラインメタル社製L44 44口径120mm滑腔砲をライセンス生産したM256 44口径120mm滑腔砲へと転換、火力が増強された。
使用砲弾(APFSDS)には劣化ウラン弾を使用し、その攻撃力と初弾命中率90%は並み居る世界の戦車の中でも有数。
同世代の戦車の中では最も実戦経験を積んでおり、湾岸戦争・イラク戦争などがある。
中でも1991年の湾岸戦争では、イラク軍の装備する旧ソ連製戦車(T-72やT-62、T-55等)に対し3,000m以上の遠距離から攻撃するという圧倒的な力を見せ付けた 。
また現在はイラクにおいて、RPG-7や、対戦車地雷・即席爆発装置の対策としてエンジン(ラジエーターグリル)部分を覆うスラット装甲や、サイドスカートへのリアクティブアーマーの装備が行われている。
さらに車体上部に搭載された12.7mm機銃を車内から遠隔操作できる様なシステムの装備も進んでいる。
これは今後増加するであろう対テロリストとの非対称戦争における初段階の装備と言える。
またエイブラムスが砲弾、改良型が装甲としても使用する劣化ウランについては、俗に言う湾岸戦争症候群やバルカン症候群に関連があるとされている。
(劣化ウランについては劣化ウラン弾に詳しい解説がある)
輸出もされており、主に中東の親米国家(エジプト、サウジアラビア、クウェート)やオーストラリアで使用されており、最近ではイラク戦争後のイラク軍(イラク治安部隊)が新規装備として140両の導入を予定している。
余談として、エイブラムスはロシアのT-80やスウェーデンのStrv.103と同様、戦車としては珍しいガスタービンエンジン(ハネウェルAGT1500)を採用している。
これは瞬発力に定評があるエンジンであるものの、低速走行時や停車時の燃費が非常に悪いとされる。
そのため、停車時の電力供給を目的に補助動力装置を内臓している。
スペックデータ
乗員 | 4名(車長・操縦手・砲手・装填手) |
全長 | 9.83m |
車体長 | 7.8m |
全高 | 2.84m |
全幅 | 3.65m(スカート付) |
空車重量 | 34.50t |
戦闘重量 | 55.7t(M1) 57t(M1IP) 61.3t(M1A1) 62.1t(M1A2) 63t(M1A2 SEP) |
懸架方式 | 独立懸架トーションバー方式 |
エンジン | ハネウェル製AGT1500ガスタービンエンジン(出力1,500hp) |
登坂力 | 60% |
超堤高 | 1.06m |
超壕幅 | 2.74m |
最大速度 | 67.6km/h(路上) 48km/h(不整地) |
航続距離 | 498km(M1) 465km(M1A1) 391km(M1A2) |
装甲 | 砲塔及び車体前面:400mm(複合装甲) 車体:均質圧延鋼板 |
兵装 | M68A1 105mmライフル砲(M1・M1IP(IPM1)) M256 44口径120mm滑腔砲1門(弾数40発、M1A1以降) M2 12.7mm重機関銃1挺(弾数1,000発) M240 7.62mm機関銃2挺(弾数12,400発) 6連装発煙弾発射器2基 |
主なバージョン
- M1:
最初期型の基本タイプ。
対HEAT対応の空間装甲を装備し、主砲はロイヤルオードナンス社製105mm砲を搭載。
- M1IP(IPM1):
M1の改良型。
装甲の強化及び主砲基部・変速機・サスペンション・ショックアブソーバーの改良が施されている。
- M1A1:
主砲をM256 120mm滑腔砲(ラインメタル社製L44のライセンス生産品)に転換し、装甲をさらに強化(対鉄弾芯APFSDS対応の無拘束セラミックス装甲)、搭載される電子機器類の換装や車内配置の変更が施された。
相当数が生産され、湾岸戦争にも参戦した。
- M1A1HA:
砲塔や車体前面部の複合装甲に対タングステン/劣化ウラン弾芯APFSDS対応の劣化ウラン装甲材を導入し、APFSDSにも対応した型。
湾岸戦争を目前とし、改造用キットが大量に調達・支給された。
- M1A1HC:
部品共通化プログラムへの対応や燃費の改善、補助動力装置を装備した型。
- M1A1D:
M1A1用の「Digital enhancement package」を適用し、共同作戦対応能力を与えた型。
- M1A1M:
M1A1のアップグレード型。イラク軍が導入予定である。
- M1A2:
M1シリーズの最新型でC4Iシステムなど車内の電子機器をグレードアップしたもの。また、戦車長用の暗視装置付きペリスコープや自己位置特定システム、戦術データリンクなどが追加された。
- M1A2SEP:
M1A2向けのシステム拡張パッケージ(System Enhancement Package)をA1型に適用した型。
FBCB2に対応したほか、向上形冷却装置を搭載する。
現在米軍が保有するM1、M1A1はこのM1A2やSEPと呼ばれるA2に近い内容に改修されている。
- M1A3:
現在開発中の型式。
主に軽量120mm戦車砲への換装や自動装填システムの組み込み、車内電気配線の光ファイバー化、新型軽量装甲の挿入、新型エンジンと駆動装置の搭載が予定されており、2014年までに試作車の完成、2017年までの開発完了を目指している。
M1
国連・欧州統一法規であるECE規則や、EUにおけるEC指令のなかで定義づけられている車両カテゴリーのひとつで、人の輸送に用いられるクルマのなかでも、運転者の座席を含めて9座席以下のものをいう。また、10座席以上のクルマはM2になり、10座席以上でGVWが5tを超えるクルマはM3に分類される。
参照 N12‐(3,5‐ジクロロフェニルカルバモイルオキシ)2‐メチル‐3‐ブテン酸
分子式: | C12H11Cl2NO4 |
その他の名称: | 2-Methyl-2-[(3,5-dichlorophenyl)aminocarbonyloxy]-3-butenoic acid、2-Methyl-2-[[(3,5-dichlorophenyl)carbamoyl]oxy]-3-butenoic acid、2-[[(3,5-Dichlorophenyl)carbamoyl]oxy]-2-methyl-3-butenoic acid、2-(3,5-Dichlorophenylcarbamoyloxy)2-methyl-3-butenoic acid、2-(3,5-Dichlorophenylcarbamoyloxy)-2-methyl-3-butenoic acid、N-(3,5-Dichlorophenyl)carbamic acid 1-carboxy-1-methyl-2-propenyl ester、M-1 |
体系名: | 2-[(3,5-ジクロロフェニルカルバモイル)オキシ]-2-メチル-3-ブテン酸、2-メチル-2-[(3,5-ジクロロアニリノ)カルボニルオキシ]-3-ブテン酸、2-メチル-2-[(3,5-ジクロロフェニル)アミノカルボニルオキシ]-3-ブテン酸、2-メチル-2-[[(3,5-ジクロロフェニル)カルバモイル]オキシ]-3-ブテン酸、2-[[(3,5-ジクロロフェニル)カルバモイル]オキシ]-2-メチル-3-ブテン酸、2-(3,5-ジクロロフェニルカルバモイルオキシ)2-メチル-3-ブテン酸、2-(3,5-ジクロロフェニルカルバモイルオキシ)-2-メチル-3-ブテン酸、N-(3,5-ジクロロフェニル)カルバミド酸1-カルボキシ-1-メチル-2-プロペニル |
M‐1
分子式: | ClH C20H27NO3 |
その他の名称: | M-1、1-(Dimethylamino)-3-[2-[2-(3-methoxyphenyl)ethyl]phenoxy]propane-2-ol・hydrochloride、1-(ジメチルアミノ)-3-{2-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]フェノキシ}プロパン-2-オール=塩酸塩 |
体系名: | 3-(ジメチルアミノ)-1-[2-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]プロパン-2-オール・塩酸塩、1-(ジメチルアミノ)-3-[2-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]フェノキシ]プロパン-2-オール・塩酸塩 |
カッパー
M1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/14 02:20 UTC 版)
M1、M-1(エムいち、エムワン 等)
符号
- M1(メシエ1、かに星雲)
- 明治元年(明治1年)
- ミラノ地下鉄M1線
- 視聴率の集計区分で「20~34歳男性」
- マネーサプライ統計の種類
- 修士課程1年。
- 一次運動野。大脳皮質の一部。
- 複数国で使用されている、自動車専用道路 (Motorway) の路線名のひとつ。List of M1 roadsを参照のこと。
製品
- コルグ・Mシリーズ - コルグ社のシンセサイザー。
- BMW・M1 - BMW社のスーパーカー。
- ヤマハ・YZR-M1 - ヤマハのMotoGP参戦専用オートバイ。
- 主にMAME用のROMイメージを使用して、アーケードゲームのBGM等を演奏させるエミュレータ。
- M-1 - 宇宙科学研究所のM-4Sロケットの予備試験機。
- MUSASINO-1 - 黎明期の日本製コンピュータの略称。
- ロングアイランド鉄道M1型電車 - アメリカの電車。
- かつて生産・販売されていた日産・パルサーのグレード名。(N13型,N14型)
- セキスイハイムのユニット住宅で、最初のモデル。
- Apple M1 - Appleの自社製コンピュータチップ。
兵器の型式
- アメリカ軍の兵器
- 装甲車両
- M1エイブラムス - 1980年代以降のアメリカ軍の主力戦車。
- M1 ABV - アメリカ海兵隊で使用される、M1エイブラムスをベースに開発された地雷原啓開車輌。
- M1戦闘車(M1 Combat Car) - 1930年代に開発されたアメリカ軍の軽戦車。
- M1スーパーシャーマン - イスラエル国防軍で使用された、76mm砲装備のM4A1シャーマンの呼称。
- 銃
- 火砲
- M1 155mm榴弾砲 - 第二次世界大戦時に開発された榴弾砲。戦後「M114」と改称された。
- M1 155mmカノン砲 - 第二次世界大戦時に開発されたカノン砲。戦後「M59」と改称された。
- M1 203mm榴弾砲 - 第二次世界大戦時に開発された榴弾砲。戦後「M115」と改称された。
- M1 8インチ砲 - 第二次世界大戦時に開発されたカノン砲。
- M1 240mm榴弾砲 - 第二次世界大戦時に開発された大口径長砲身榴弾砲。
- M1 81mm 迫撃砲 - 第二次世界大戦時に開発された迫撃砲。
- M1 90mm高射砲 - 第二次世界大戦時に開発された対空高射砲。
- M1 120mm高射砲 - 第二次世界大戦末期に開発された対空高射砲。
- M1 76mm戦車砲 - 第二次世界大戦期に開発された戦車砲。
- その他
- M1“バズーカ” - 携行式の対戦車ロケット発射筒。“バズーカ”と呼ばれた最初の兵器。
- M1ナイキ・エイジャックス - 地対空ミサイル。
- M1 (銃剣) - 第二次世界大戦期の銃剣。M1ガーランド小銃用。
- M1ヘルメット - 戦闘用ヘルメット。
- M1 重レッカー車 - 第二次世界大戦期の軍用レッカー車。ワード・ラ・フランス社およびケンワース社で生産された。
- M1化学兵器地雷 - 1939年に開発されたアメリカ軍の化学兵器地雷
- ヴァーヴィル・スペリー M-1 - 陸軍航空隊の連絡機。
- その他の国の兵器
その他
- M-1グランプリ - 2001年から2010年まで、および2015年以降に開催されている漫才コンクール。
- アフラトキシンM1 - 発癌性が疑われている化学物質。
- M-1 Global - 1997年に創設されたロシアの総合格闘技団体。M-1 Global王者一覧も参照。
- M-1ムエタイチャレンジ - ムエタイ興行。主催はウィラサクレックムエタイジム。
- M-1 - 計画されたNOVAロケットのエンジン。
- M1 - 2000年に刊行された池井戸潤の小説。
架空
- M1アストレイ - 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの兵器。
- M1号 - 『ウルトラQ』の怪獣。
- M-1 - 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』の大会名。
- 『アリスSOS』(および原作のアリスシリーズ)に登場する数学の神様。
関連項目
M1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 00:52 UTC 版)
M1型ムスカリン性アセチルコリン受容体は、認知処理に関与している。アルツハイマー型認知症(AD)では、βアミロイド形成によりこれらの受容体の信号伝達能力が低下し、コリン作動性が低下する。これらの受容体自体は疾患の過程で比較的変化しない事から、AD患者の認知機能を改善するための潜在的な治療標的となっている。 多くのムスカリン作動薬が開発され、ADの治療薬として研究されている。これらの薬剤は、神経栄養作用、アミロイド沈着の減少、酸化ストレスによる損傷の改善等の効果が期待されている。また、タウタンパク質のリン酸化が減少し、コリン作動性機能が向上する。特に、ムスカリン作動薬であるAFシリーズの幾つかの薬剤(AF102B, AF150(S), AF267B)がこのような研究の焦点となっている。ADの障害を模倣した動物モデルでは、これらの薬剤は有望視されている。 また、キサノメリンは統合失調症の治療薬として期待されている。
※この「M1」の解説は、「ムスカリン作動薬」の解説の一部です。
「M1」を含む「ムスカリン作動薬」の記事については、「ムスカリン作動薬」の概要を参照ください。
「M1」の例文・使い方・用例・文例
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