小説 あらしのよるに〔小学館文庫〕-小学館公式サイト
TVアニメの終わり方が不完全燃焼というか少し納得が行かなくて、機会があれば原作も読んでみたいと思っていたんですよね。
そこで見つけたのが、この小説版。
元々は絵本として出版されたシリーズを作者のきむらゆういち先生が1冊の小説にまとめた「決定版」です。
えっと…泣きました(´;ω;`)
アニメや漫画で泣いた経験は割とあるんですが、音響も絵も無い小説で泣かされたのは初めてかも…
(以下ネタばらし無しで戯れ言)
CVくぎみーの無邪気な女の子の甘えたりイチャイチャしたりを眺めてニヨニヨできる…それだけで釘宮病患者としては幸せになれるアニメなのですが、ヤギとオオカミという越えられない壁を超えた絆の物語には心温まり胸を打たれました。
フルCGアニメですが、キャラが全て動物なので不自然さはあまり無いかと思います。バンダイチャンネルで第1話が無料配信中ですので、観たことがない方は是非一度どうぞ(^^)
ヤギのメイとオオカミのガブ。
映画版ではメイがオスという設定だと聞いていたんですが、原作で性別は明記されてないみたいですね。
むしろ今回読んだ小説版のメイは喋り方が女の子っぽくて、頭の中でくぎゅボイスを再生しながら読んでも違和感ゼロでした♪(歓喜)
Wikipedia(ネタバレに注意)によると元々の絵本では登場が無いらしいキャラクターも小説版には登場していて、そういう意味でも絵本でなくこの小説版がTVアニメの直接の原作という位置づけになるのかも知れません。
釘宮さんが演じることで純粋無垢でありながら小悪魔っぽい魅力も備えていたメイのキャラも、吉野裕行さんが演じたガブのとぼけた口調と優しい性格も、まざまざと脳裏に甦る筆致。
TVアニメを観た上で最終話の続きを小説版で見届けるも良し、小説を読んでからTVアニメでメイとガブのイチャラブを補完するも良しw
自分は前者のパターンですが、小説を読む上で「固定されたイメージを持ちたくない」というのでなければアニメの第1話だけでも観ておくことをお勧めしたいですね。
その方が感情移入しやすいと思いますので(^^)
折角なので、TVアニメを再構成した劇場版(の前編)のPVを…↓
(既に公開終了していますが雰囲気を知りたい方向けに^^)
TVアニメ単体だとストーリー面で物足りなさが残った『あらしのよるに』ですが、「決定版」である小説を今回読んでようやく完結…
まさに名作でした!
アニメを観なければ原作を遡って読むことも多分なかったと思うので、TVシリーズという手軽に楽しめる形での再アニメ化に感謝です(^^)
…そして、メイ役に釘宮さんを起用したキャスティングにも感謝w
関連サイト
きむらゆういち公式ホームページ
テレビ東京・あにてれ『あらしのよるに ~ひみつのともだち~』
関連エントリー
2012年9月終了アニメ評価
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