創刊当時は「和月先生の新連載(『エンバーミング』)が始まる!」という認識で迎えた新雑誌でしたが、その10年後の節目に剣心が表紙を飾ることになろうとは思いもしなかったわけで…
要するに何が言いたいかというと(^^;)
紆余曲折を経て今『るろうに剣心-北海道編-』を読むことができているのが、夢みたいに幸せ♪
先月までは、作劇上の都合もあるし逆刃刀を「一旦」返す展開に?と生半可なコトを考えていました(^^;)
逆刃刀は「活殺自在を極めた剣客の刀」。
将来的に弥彦の息子と剣路が逆刃刀の継承を巡って争う…という構想(連載終了直後)が今も和月先生の中で活きているのか判りませんが、弥彦が自ら逆刃刀を返す展開に強引さは感じません。驚きはしましたが同時に納得、というのが率直な感想です。
(剣路の世代が独り立ちする頃には逆刃刀の持つ意味も変わってるでしょうし、その時はその時という気もします^^)
「北海道編」開幕早々に弥彦の物語が区切りを迎えてしまったことに寂しさを感じますが、これぞ最終章…
今後の展開次第で弥彦の北海道入りもあるかも知れませんし、その前にこの点は決着をつけておく必要があったということでしょう。
それはそれとして、剣心一行を見送った後の弥彦と燕ちゃんのアツアツ過ぎる同棲ライフが激しく気になりますw
剣心と弥彦の真剣勝負は期待以上!
一撃目の交差がかつての一本勝負と裏返しの構図になっているのがシビれますね~
成長した弥彦の本格的な戦闘描写って初めてなので、剣心の神速に遅れを取ることなく斬り結ぶ姿に興奮。しかも、一瞬九斬の九頭龍閃を刃止めで伍撃目まで…
正直、弥彦の力量をこれまで(=18年間)見くびってました。あと、神谷活心流の強さも(^^;)
剣心の強さについて弥彦の太鼓判をどこまで信じられるのか不安ですが、体に蓄積したダメージは思っていた以上に深刻でした。「一手目から飛天御剣流」がそういう布石だったとは…
敵の強さをインフレさせるよりも剣心の側に制約を課すことでバトルの描写には拡がりが出そうですね。京都編の無手の剣心と張の攻防も見応えがありましたし。
これから描かれるであろう新旧の仲間の助太刀も、ぐっと自然な展開になる気がします。その点は期待大(^^)
神谷道場四天王…は、まぁいいや(^^;)
左之助はてっきり直接北海道入りするのかと思いましたが(方向オンチだしw)、一旦東京に帰り着く模様。あ、でも本人が横浜に着いたと勘違いしてるだけで実際は函館とかw
新企画「SQ.聖地巡礼」の第1回はその函館。
撮影が黒碕先生なんですが、これって取材旅行の成果をそのまま読者にもお裾分け…みたいな?
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