原発業界御用学者リスト @ ウィキ - エア御用とは? ※2011/11/03の9時38分参照
えっと、「エア御用」という言葉は概ね、ここにある説明を踏まえて用いられている、と考えて良いですか? それを前提として進めます。
「エア」は「エアギター」とかの「エア」 空気椅子やエアギターのように、そこにないはずのものが、あたかも存在するのように振舞っている。
エアギターは、「ギターを弾くフリをする」事じゃないんですか? 一般的に言うと、「エア+○○」とは、「○○するフリをする」となると思いますが、それで言えば、「エア御用」は、御用の「フリをする」て事ですか?
もっと言うと、エアギターは普通、ギターを構えて弾くフリをするのをそうは表現しませんよね。何も持たずに弾くように見せかけるのをそう言う。
じゃあ「エア御用」は、実際には御用的な振る舞いをしていないのに御用っぽいフリをする? え?
エアギターとかは、実質的には全くその行為は「していない」のが重要でしょう。つまり、「弾いていない」のがキモなはずです。それで言えば、「エア御用」は、「御用の行為を”していない”」とならないんですか? 御用っぽく振舞ってるのに実質的には全然そうなっていない、というのをそう表現しないと、エア〇〇のアナロジーとしては全然当たらないと思うんですが。
まず最初に「エア御用」の語を見た時は、このような事を考えて、全く意味が解らなかったのですが。いやまあ、意味が解らないのは今もです。
雇われてるわけでもないのに御用を買って出る。 ありもしない使命感の空想にふけり、 なれ合いの未熟さかげんからして「エア」。
買って出る? て事は、「意図」が含まれるのですか。明確な意図をもって何らかの行動をするのをそう表現するのですか?
空想にふけり、というのは対象の内面への言及ですが、それは「エア御用」なる語の意味内容に含まれる条件ですか? それとも、エア御用に属する(と看做す)者のしばしば見せる特徴、みたいなものですか?
「からして」って、何故そこで勝手な「エア」の意味が出てくるんですかね。エアって言葉に未熟どうこうの意味がいつ含まれるようになったのだろう。
例えば、原子力産業とも原子力工学とも直接利害関係のない物理学者なんかが、 なぜか原発に都合のいい言説を垂れ流したり、原発事故を過小評価したり、 放射能はそれほど危険じゃないと触れ回ったり、反原発の人の足を引っ張ったり揚げ足とったりする。
(強調は引用者)え? 原発に都合のいい言説とやらを、「原子力産業とも原子力工学とも直接利害関係のない」者が主張するのはおかしい事なんですか? 利害関係者であれば原発を庇う発言をする、というのなら解りますけど、利害関係者で無ければ原発に都合の良い事は言わないであろう、とするのは変では? なぜそれが「決まっている事」であるかのように前提されてるんですか。
単純に推進派vs反対派の「勝ち負け」構図で考えてる人
……え?
例えば、原子力産業とも原子力工学とも直接利害関係のない物理学者なんかが、 なぜか原発に都合のいい言説を垂れ流したり、原発事故を過小評価したり、 放射能はそれほど危険じゃないと触れ回ったり、反原発の人の足を引っ張ったり揚げ足とったりする。
↑思い切り単純な構図で考えてるじゃないですか。その理屈だと、その他の情報を考慮せずに、学者であり、かつ原子力産業や原子力工学を利するような発言をする者であれば、即エア御用と看做すのでしょう? それは、推進派と反対派の勝ち負けというごく単純な見方をしているのと違うんですか? 訳が解らないのですけど。
いわゆるエア御用(直接の利権関係者でない推進派)は例外なく権威主義的価値観を持つ。
(強調は引用者。以下、強調や下線など修飾は引用者による)……え? 「直接の利権関係者ではない推進派」が定義でいいんですか? 本当にその条件でいいの。それだと、少しでも原発を推進する発言をすれば、ことごとく「エア御用」になるんですか?
「例外なく権威主義的価値観を持つ」て、どうやってそんな事を確かめるんですか。価値観て内面に関わるんですよ。まさかテキストや発言からの推測ですか。それで「例外なく」みたいな強い主張をするんですか。F尺度でも使ったんですか(冗句)。
別に政府に頼まれたわけでも政府と利権で繋がっているわけでもないのに、 そうしなければならないという妙な役割意識や使命感を(おそらくは無意識のうちに)もち その結果、彼らの出してくる情報は常に一定の、露骨な傾向性をもったものになってしまっている。
出た、「無意識」。対象の内面に言及しておいて、無意識なる概念に頼る。これだと、相手がいかなる説明をしようが、「無意識」で考えているのだ、と言って決めつけ聞き入れない、という事が可能。この戦略を用いる人はしばしばいる。「役割意識」や「使命感」などというものは普通、明確に意図するものでしょう。無意識を持ち出せば、いかようにでも行為の「理由」を説明する事が可能。「原発を利する発言をする」という「出力」さえあれば(しかもその判断自体が恣意)、それに至る過程をでっちあげて「エア御用」と評価する事が出来る。本来はブラックボックスかも知れないのにね。行動の観察からは、「原発を利する発言がなされた」(繰り返すけど、これ自体が恣意)事しか判らないのに、「御用」という「方向性」を持った(明確に「意図」を想起させる)語が含まれたもの(エア+御用)を用いてカテゴライズする、という実にいびつな使い方。
御用的な発想をお上から言われる前に、自分から勝手に内面化しちゃってるエア御用(cf.フーコー) 「エア御用」は、お上の顔色を伺うとかそういう意識すらすでに消えていて、完全に内面化されてる
ほら出た。「内面化」。ここでも、自らは気付く事が不可能な無意識の構造という概念を利用して、「どうにでも言える」ようなやり方をしている。ある志向が内面化されているという事を、テキストや発言に基づいて判断・評価している訳だ。フーコーを持ち出すとかどうでもいいので。その内面化とやらはどうやって確かめるんですか? いや、「原発を利する事を言っている」→「御用的志向が内面化されているのであろう」→「何故御用的志向が内面化されていると言えるのか」→「原発を利する事を言っているからである」みたいなループなんだろうけど。
無意識という言葉を好き勝手に用いて対象の行動の理由を適当にでっちあげるとか。なんとなく、偽記憶の話を見ているようでもある。
現代思想なんかにそもそも関心は無いのに、ソーカルの尻馬に乗って 「文系」に対する「理系」の優位性を証明したいという 自己正当化、自己愛的な行動に過ぎないと思う。
なぜいきなり現代思想とかソーカルの話が出てくるのか。なぜいきなり理系文系の話が出てくるのか。自然科学用語の濫用の話をしてるんですか?
大体、ソーカルが理系の優位さを証明せんがために行動した、などという話は聞いた事が無い。もしかして、ソーカルにその気は無かったけど追随者はソーカルを利用している、と言うんですかね。それだとしても、一体誰の話をしているのか、となりますが。
引用部以降に続く文は単純に意味不明。
えっと、色々大丈夫ですか? 結局、ある行為とその「動機(や意図)」の両方に関係する語でありながら、その判断の仕方が全く洗練されていないんですけど。対象の心理に関わる所に着目しながらも、その分析にはまるで無頓着ですか。こんなの、テレビのバラエティで質問に答えさせてその人の無意識を云々する「心理ゲーム」と一体何が違うのですか?
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「中傷」について。
「エア御用」をたとえば、「原子力関係と直接の利害関係を持たないが、それらを利する志向が内面化され、結果的にその方向の行動をする者」のように定義あるいは措定する事そのものは、特に中傷であるとは言えないでしょう。言葉を作る事自体はね。その概念が注目に値するものかどうかは措いても、語を設定する事そのものは、勝手にすれば良い
しかるに、わざわざ造語しようというからには、それに何らかの有用さがあると考えているのだろうと思われます。そこでは、どのようにその言葉が使えるか、とか、どう使っているか、を検討せざるを得ない。
その段階で言えば、実際に「エア御用」の語はどう使われていますか? そもそもWikiを参照すれば、対象の意図を「無意識」という概念をもって決めつけた上でカテゴライズしていると宣言しているようにしか見えません。要するに、エア御用と決めた対象の言い分を全く聞き入れないようなやり方をしている。
「中傷」とは辞書的には、事実に基づかず相手を批難し貶める、という事を指すのですから、その判断の基準が決め手となるでしょう。ではその判断基準はと言えば……まともなものは全く無い。そして、決め付け+批難 というように用いられているから、実際的には、エア御用とカテゴライズされた、心当たりが無い人にとっては、謂れ無き誹謗となるでしょう。
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