カテゴリー「ゲーム脳」の記事

2009年5月22日 (金)

GJな記事

id:kamezoさんにもGJと言う他ありますまい。

ゲーム脳と脳波 - 教育プロジェクト 脳の迷信・うそ - 大阪大学大学院 認知脳科学研究室:藤田研究室

ゲーム・漫画の好きな自分としてはゲーム脳仮説はいい気がしなかった、というと実はそうでもなく、大してその中身については理解していませんでした。これを書くにあたって、初めてその大本の主張を知ったほどです。今回の調査を通して、脳波の検査などで脳波と実際の現象とを結びつけるのはまだ安全かもしれないけれども、そこから何かしらの意味付け(アルファ波はリラックス、ベータ波は集中、そしてゲーム脳など)を行うのは危険である、するべきではないという印象を持ちました。参考文献の中には「脳波についてはまだはっきりしたことが分かっていない」(例えば、上では触れませんでしたが、何がアルファ波を発生させているのか、など)と書かれているものもあり、ホットではないにしてもまだまだ知るべきことの多い分野であるように感じました。今後もこの分野に対する興味を持ち続けていきたいと思います。

同意。森氏は、「結びつけ」を非常に安易に行っているんですよね。

しかし読みやすい文章ね。

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2009年4月18日 (土)

続き

以前にコメント欄かどっかで触れた、小学生が(今は中学生なのかな)ゲーム脳について肯定的に書いていた、というブログですが。(私がゲーム脳Q&Aを紹介した)

ふと思い立って、再び覗いたら、コメントで、支持するような意見を書いている方が。

うーん。記事が書かれてから一月以上後に書かれたコメントなのですが、それにわざわざ説明をする、というのもなあ。ブログ主さんはおそらく、もらった意見をひとまず好意的に受け止める、という方のようなので(新しいコメントも、素直に受け取っている様子。少なくとも表面上はね)、あまり何度もやると、却って負担をかけてしまいますね。

なんで改めて採り上げたか、と言うと。

ニセ科学を信じたりする人に対して、必ずしも全く同じ態度をとる訳でも無いし、必ずしもリンクを張って報告する事も無い、のは知って欲しいと思ったからでした。「やり方が一様で無い」事は特に理解してもらいたいです。※一様で無いから良いのだ、という話ではありません。一様だと看做すのは適切じゃ無いですよ、という事

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2009年2月24日 (火)

様子

ゲーム脳Q&Aのアクセス状況。

大体、一日20前後のユニークアクセスですね。基本的に内容が変わらないコンテンツなので、これくらい一日にアクセスがあるのは、結構良い感じなのかも知れません。

アクセス元は、Yahoo!の「ゲーム脳」検索からが多い(ほとんど)です。知恵袋で紹介してリンクを張って下さる方がおられるので、そこからのアクセスもあります。Yahoo!検索で上位に出てくるので、そこそこ参照されやすいのでしょう。

ブログからのアクセスは、ここを除いて全然無いですね。検索で見つけてブログで紹介、というのもちょっと期待しているのですが(どういう風に読んでくれたか参照出来るので)。

あ、そうそう。

キッズgooからのアクセスも、ちらほらあります。これは何を物語っているのか…。保護者や教師にゲーム脳だと言われたから調べた、とかじゃ無ければいいのだけど…。もしそうだとして、あのテキストを読んでどういう感想を持たれたか、というのも気になる所ではあります。

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2009年1月19日 (月)

詭弁者

はてなブックマーク - tittonのブックマーク - 2009年1月18日

titton ゲームが「学業に専念できない」という意味で有害なのは確定的に明らか。その欠点を克服しない限り有害論は栄えるであろう。それはそうと良いデータベース

画面脳レベルのダメさですね、この人。何を的外れな事を言っているのか。

追記。箇条書き。

  • 学業に専念できないとは具体的にどういう意味か。
  • 有害とはどういう意味か。
  • 確定的に明らかとはどういう意味で、根拠は何か。それは単なる主観か、実証的なデータに拠るものか。
  • 欠点を克服するとはどういう意味か。それは、ゲームによって「学業に専念できない」のを克服するという事だから、「ゲームによって学業に専念できる」のを指すのか。
  • 有害論が栄えているのが、そのゲームの欠点故なのか。
  • その欠点とやらは、ゲーム特有のものなのか。

一般的に言えば、学業そのもの以外に打ち込めば、学業には専念出来ん訳です(ちょっと考えれば、「並行」させるのは可能だけどね)。それは当たり前。スポーツだろうがケータイだろうがアニメだろうがマンガだろうが恋愛だろうが。で、そんな中学生でも解りそうな事を改めて書いている? それとも、なにがしかの根拠や考察すべき理論なりがあって書いている?

追記2

http://b.hatena.ne.jp/titton/20090119#bookmark-11722375

titton ただのオチョクリになにをマジになっているのやら。こういう余裕のない排斥姿勢が疑似科学批判自身がカルト化している証拠。いや正直こんなことにマジレスされるとは予想外。こんど水の結晶にでも相談してみよう

http://b.hatena.ne.jp/titton/20090119#bookmark-11721832

titton なにをただのネタにピリピリ神経質になってマジギレしているのやら。ネタなんだから意味不明なの当たり前じゃん。何かの宗教にでも入信して心安らかになるといいんじゃないの?

本当に面白い人ですね。

マジギレと看做してもらって結構。人が真剣に取り組んでいるものについて、ネタだのオチョクリだので訳の解らない事を言っているのを見れば、マジギレもする。

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2009年1月15日 (木)

追加しました

ゲーム脳Q&Aに、新しい質問を追加しました。

質問:ゲームをやめさせたら子どもがおとなしくなり、勉強も出来るようになりました。これはゲーム脳があって、それが治ったということではないのでしょうか。

回答:そうではありません。ゲームをやめたら勉強が出来るようになったり、性格が変わったように見えたり、といったことがあった場合、ゲームをやめさせただけではなくて、他のことも変わった可能性があります。たとえば、ゲームが怖いと思って、勉強しないと脳が壊れてしまう、という気持ちになって、勉強の時間が増えたり、ということもあるかも知れません。ですから、何かをやめたら良いことが起こった、という時に、そのやめさせたものが原因だったと、すぐに言うことは出来ないんですね。

そもそも性格の変化等が気のせいである可能性も考えられる訳ですが、それは書きません。

ここら辺、三た論法と関わる部分ですね。

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追加するかも

ゲーム脳Q&Aに、一つ書き加えるかも知れません。あるページを見て、これは書いとかなきゃいかんかな、と思ったので。

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2008年12月24日 (水)

学会

これ、書いといた方がいいかも。

えっと、森昭雄氏が理事長をされていた(現在は理事)「日本健康行動科学会」、Wikpedia(2008/12/24 現在)では(ゲーム脳 - Wikipedia)、

なお、同会の名称に「学会」を含んでいるが、日本学術会議に登録されている正式な学会ではない。

と書いてありますが、実は…⇒日本学術会議協力学術研究団体の称号の付与について

 このたび、平成17年12月に日本学術会議協力学術研究団体に申請しておりました結果が通知されました。平成18年4月13日付けで日本学術会議協力学術研究団体の称号が付与されました。

既に、日本学術会議に登録されているんですね。ここも⇒日本学術会議|日本学術会議協力学術研究団体一覧:日本ケ(下の方にあります)

森氏の専門分野の記述に関しても、Wikipediaは情報が古いです。

博士論文は脳神経ではなく筋肉に関する論文であり、現在も専門は運動生理学である。

日大のWEBサイトにおいて、森氏の専門分野として「脳神経科学」が書かれているのは、以前ご紹介した通りです。

Wikpediaの情報をそのまま信用して、当該学会が日本学術会議協力学術研究団体では無い、と思っている方が、もしかすると結構おられるかも知れないので、書いておきます。

もちろん、日本学術会議協力学術研究団体に指定されているからといって、活動の実態の質を保証するものでは無い、というのは言うまでもありませんが。

ここも参照(PDF)⇒http://www.scj.go.jp/ja/info/iinkai/kanji/siryo13.pdf

日本学術会議の第13回幹事会資料。日本健康行動科学会への称号付与に関する記述があります。

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2008年12月22日 (月)

YouTubeでゲーム脳

某ブクマ経由↓

日大のPRのはずなのに、恥を発信するのですね。素晴らしい。

YouTubeのチャンネル作成を担当した人は、もしかしたら、「これもかよ…」とか思ったかも知れませんな。

一応言っときますけど、作成にあたって、元々あるコンテンツを移すだけなんだから仕方無いだろう、とか、特定のコンテンツだけを削除するのはいかがなものか、とか、そっち方面の事情は全く考慮する必要はありません。どうでも良い。重要なのは、(YouTubeにおける)日本大学の公式のチャンネルから「ゲーム脳」の情報が発信されている、という事。

参考⇒日本大学 Nihon University Official Home Page/NEWS

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2008年12月13日 (土)

根深いねえ

ゲーム脳はしぶとい。

学校の先生が授業で使おうとしたり、香川県議会議員が勉強会に森氏を呼んだりね。

別に調べていない訳じゃ無いんですよね。だから、「批判もあるが」的な言い方になる。

でも、中身をちゃんと確認していないんでしょうね。

まあ、直感を補強するような情報を選択的に採り入れる、というのは往々にしてある事です。むしろ、それがニセ科学を信ずる心性の本質的な問題、とも言えるかも知れません(ニセ科学を信じるかどうかは、論理的にものを考える事が出来るかどうかとは一応別の話、というのはそういう事です)。

要するに、冷静に情報を吟味する所に持っていく事がそもそも難しい、と言うか。

誰にだって、何でこんな考え持ってたんだろう、という経験、ありますよね。バイアスってのは非常に強力。

本当は、そういうバイアスを失くすように誘導していくのが重要なんでしょうね。

もちろん、議員が肯定的に採り上げている、という場合だと、強く批判されてしかるべきでしょうが。バイアスがあろうが無かろうが、そんなのは関係無い。調査不足としか言いようがない訳で。「ちゃんと」調べなかった、は通用しない。

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2008年12月11日 (木)

伸びてる

ここ数日、ゲーム脳Q&Aのアクセスが、少し多くなっているようです。

多分、きっかけとしては、あの先生のブログ(事情をご存知で無い方は無視して下さい)での出来事があるのだと思いますが、アクセスログを見てみると、Yahoo!やらgoogleやらからのアクセスが結構ありました。

それで、ちょっとググったりヤフったりしてみたんですが、「ゲーム脳」で検索して上位に出るようになってますね、いつの間にか。

自分が書いたものとしては珍しく、なるだけ多くの人に読んでもらいたい、と思っているものなので、少しでもアクセスが増えているのは嬉しい事です。

知恵袋での紹介も大きいですね。ホント、紹介してくれでありがとうです。深謝。

参考までに ※クリックで拡大

Kaiseki200811

↑2008年11月

Kaiseki200812

↑2008年12月

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