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原子力規制委員会への申し入れ書

原子力規制委員会への申し入れ書

27日の原子力規制委員会による九電の調査に対して,九電ゲート前で5つの団体が抗議・要請行動を行いました.そのうち「さよなら原発佐賀連絡会」の,原子力規制委員会委員長宛の要請書を紹介します.当日,九電の職員に手渡しました.(豊島)

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         2013年9月27日

原子力規制委員会委員長  田中 俊一 様

            さよなら原発!佐賀連絡会
              代表 豊島 耕一

  要請書
重大事故が起こることを認めている新規制基準による審査の中止を!

 佐賀県でも玄海原発の再稼働に、県民の半数を超える人たちが反対しています。
 福島原発事故は2年半を経た今でも収束できず、15万人もの人たちが将来の見通しも立たないまま暮らしています。
1,800平方キロメートルの土地が、放射線管理区域以上に汚染されています。多くの漁業者が、漁を再開できずにいます。福島原発事故による人々の苦しみは計り知れません。
 以上のような福島原発事故の被害の全体を考えるなら、原発が再び重大事故を起こすことは、絶対に許されないはずです。にもかかわらず、新規制基準では重大事故が(メルトダウンどころかメルトスルーも)起こることを認めています。
 実際、九州電力が提出した玄海原発新規制基準適合性確認申請書(8月15日第9回資料1-1の資料―13)では、溶けた燃料が圧力容器を突き抜けて格納容器の底に落下するメルトスルーを想定しています。この事故で格納容器が破損すれば、佐賀県が大量の放射能で汚染され、甚大な被害を受けることは明らかです。

 私たちは、「安全な原子炉はない」と主張してきましたが、以上のことは規制委員会と九電自身がまさしくこれを認めたものです。このような重大事故が起きることを前提とした新規制基準での審査に強く抗議します。

 そもそも国民は,原発再稼働を前提とした審査などの活動を規制委員会に付託したのでしょうか?そうではなく,政府と規制当局に求められるのは原発を安全に廃止していくための指針と規制ではないでしょうか。
 直ちに玄海原発の審査を中止し、汚染水問題など福島原発事故の対策に全力を挙げて頂くよう要請します。

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平和な有明海

Author:平和な有明海
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佐賀市在住です。平和や障がい者、有明海問題に強い関心を持っています。1950年生まれ。戦争法廃止、原発廃止、有明海再生、障害者と共生できる社会づくりを目指します。

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