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■原子力情報宅配便“CNIC EXPRESS”■
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=脱原発を実現する原子力資料情報室(CNIC)のメールマガジン=
No.0327
【原子力資料情報室声明】「柏崎刈羽原発「運転禁止」解除、規制委に判断する資格があるのか」、「条例違反にも悪びれないNUMOに「地域との共生」を語る資格はない」、【新たなご寄付の方法が加わりました】、イベント紹介、他
年末年始の休業期間は2023年12月29日(金)から2024年1月8日(月)までとなっております。
2023年もたくさんの応援・ご支援・ご参加をどうもありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
*休業中にいただきましたお問い合わせ、お申込み等につきましては、2024年1月9日(火)より順次対応いたします。ご不便をおかけいたししますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
原子力資料情報室(CNIC)Citizens'
Nuclear Information Center
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(方法下記)
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◇今号の内容◇
[1]【原子力資料情報室声明】
・柏崎刈羽原発「運転禁止」解除、規制委に判断する資格があるのか
・条例違反にも悪びれないNUMOに「地域との共生」を語る資格はない
[2]【新たなご寄付の方法が加わりました】
[3]イベント
[4] 原子力資料情報室 スタッフ執筆・コメント掲載記事
[5]
書籍のご案内 『原子力市民年鑑2023』、『原発の老朽化はこのように』、『原発事故がおきたらどうする?!子どもを守るQ&A』
[6]
原子力資料情報室とは
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■[1]【原子力資料情報室声明】
・柏崎刈羽原発「運転禁止」解除、規制委に判断する資格があるのか
・条例違反にも悪びれないNUMOに「地域との共生」を語る資格はない
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●柏崎刈羽原発「運転禁止」解除、規制委に判断する資格があるのか
https://cnic.jp/50383
2023年12月27日
NPO法人原子力資料情報室
2020年に発覚した柏崎刈羽原発での核物質防護規定違反について、2021年3月、原子力規制委員会は事実上の運転禁止にあたる特定核燃料物質の移動禁止命令を発出していた。この命令について規制委は、事業者である東京電力の体制に改善が見られ、今後も継続して改善に取り組む姿勢が示されたとして、12月27日の第56回委員会で命令を解除した[i]。
東京電力は原発の品質管理で非常に悪い履歴を残してきた。たとえば2002年の東電トラブル隠し事件では、1980年代から原発で見つかったトラブルを組織的に隠ぺいしていたことが明らかとなった。その後、体質改善に取り組んだはずだったが、2006年にも検査データ改ざん事案が発覚した。
2011年の福島第一原発事故では、のちに福島第一原発に想定よりも高い津波が来る可能性があることを知りながら、組織として対応しないことにしていた。2021年の核物質防護設備の機能の一部喪失事案では、東京電力は組織として核物質防護設備の復旧の必要性を認識しながら改善を怠っていた。なお、柏崎刈羽原発ではそれ以外にも社員が書類を不正に持ち出し紛失する事案や、数多くの施工不良事案なども発覚している。
続きはこちらから→ https://cnic.jp/50383
●条例違反にも悪びれないNUMOに「地域との共生」を語る資格はない
https://cnic.jp/50326
2023年12月21日
NPO法人原子力資料情報室
高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定の最初の段階である文献調査への応募の動きのあった長崎県対馬市では、比田勝尚喜市長が9月27日に調査受け入れ拒否を表明し、一応の決着を見た。しかし、事態はまだ収束していない。
複数の市議会議員が原子力発電環境整備機構(NUMO)の費用負担で、青森県六ヶ所村や北海道幌延町の最終処分関連視察への視察旅行に参加していた。これが市の政治倫理条例第3条第1項第4号にある「政治活動に関し、企業団体等から、政治的又は道義的批判を受けるおそれのある寄附を受けないもの」という規定に違反している疑いがあるとして、同月、対馬市の市民団体の代表が審査請求をおこなっていた。
その後、政治倫理審査会は10月から5回にわたり審議し、12月4日に報告書が公開された[i]。それによれば、NUMOによる施設見学の費用負担は財産上の利益供与に当たり「政治的または道義的批判を受けるおそれのある寄付にあたる」ので、視察に参加した市議は条例違反にあたるという。さらに、NUMOの費用負担は、政治資金規正法第21条第1項にある「その他団体は、政党及び政治資金団体以外の者に対しては、政治活動に関する寄附をしてはならない」という規定に違反する疑念があるとも指摘されている。
続きはこちらから→ https://cnic.jp/50326
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■ [2] 【新たなご寄付の方法が加わりました】
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このたび外部プラットフォーム「コングラント」からもご寄付をお寄せいただけるようになりました。
クレジットカード払い、銀行振込に対応しております。一回限りのご寄付のほか、定期的なご寄付のお申し込みも受け付けております。
カード払い、銀行振込でのご寄付をご検討の際はぜひご利用ください。
【注】コングラントからカード決済を選択された場合は2024年1月のご寄付になります。(2023年中のご寄付として寄付控除証明書を希望される方は、郵便振替またはpaypalをご利用ください https://cnic.jp/support/donation )
コングラント経由のご寄付はこちら(当室の活動・団体紹介もしておりますので、ぜひいちどご覧ください)
https://congrant.com/project/cnic/7425
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■ [3] 【イベント】
・1/12 もっかい事故調オンラインセミナー「『私は専門外です!』という専門家が書いた川内原発の分科会報告」
・1/20 NPA講座「人権と民主主義の観点から見る核のごみ問題」
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<1/12 もっかい事故調オンラインセミナー「『私は専門外です!』という専門家が書いた川内原発の分科会報告」>(当室スタッフの上澤千尋もディスカッション参加します)
https://cnic.jp/50377
「私は専門外です!」という専門家が書いた川内原発の分科会報告
-老朽化した原発は大規模事故のリスクを飛躍的に上げるー
問題提起:後藤政志(元原発技術者)
鹿児島県原子力安全等専門委員会の運転期間延長の分科会が2022年1月から2023年4月まで開催されました。塩田知事から、原発に批判的な意見を持つ技術者として、私後藤政志が任命されました(委員は7名)。その分科会における議論と詳細について少しマニアックに紹介させていただきます。
こうした県の委員会の特質と決着のしかたについて、原発の根幹に関わる問題として私見を述べます。
問題提起の後は、質疑応答とディスカッション。
視聴者の皆さんのご質問、ご意見をお待ちしています。
メンバー:小倉志郎、田中三彦、後藤政志、渡辺敦雄、伊東良徳、上澤千尋、武本和幸、澤井正子
●日時:2024年1月12日(金)19:00~21:00(延長の可能性あり)
●youtube視聴アドレス(申込みの必要はありません)
https://www.youtube.com/watch?v=ctRrrz_BRK0
視聴者の皆さまのご質問は、チャット欄にご記入お願い致します。
●主催・問い合わせ先
「もっかい事故調」 [email protected] 090-4422-5394 (担当:澤井)
さらなる詳細はこちらから https://cnic.jp/50377
<1/20 NPA講座「人権と民主主義の観点から見る核のごみ問題」>
https://cnic.jp/50368
NPA(新時代ピースアカデミー)講座のコース07「NPAオープンテラス Part4」第6回に当室スタッフ高野聡が登壇します。テーマは「人権と民主主義の観点から見る核のごみ問題」と題して、核ごみ最終処分政策の問題点を解説します。ぜひお申し込みください。以下、概要です。
2020年から北海道の寿都町と神恵内村で核のごみの最終処分場建設のための文献調査が始まって2年半以上が経ちます。特に寿都町では地域分断に苦しむ住民が政府に謝罪を要求しています。実際に何が起こっているのでしょうか?一方、長崎県対馬市でも文献調査応募の動きが市議会で起こりました。市長の判断により応募は回避されましたが、拙速な応募の試みに問題はなかったのでしょうか?人権と民主主義の観点から核のごみ問題を分析します。
■ 日時:2024年1月20日(土) 19時~21時
■ 講師:高野聡(原子力資料情報室)
■ 申込み:以下のNPA講座のサイトからお願いします。
https://apply.npa-asia.net/items/78946479
■ 形式:ZOOMによるウェビナー
■ 参加費:2,000円(学割など割引あり)
■ 主催・お問合せ:新時代ピースアカデミー [email protected]
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■[4]原子力資料情報室 スタッフ執筆・コメント掲載記事
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●12/2 毎日新聞/「原発3倍」宣言、なぜ日本も賛同? 気候変動に役立たぬと批判も(松久保肇)
https://mainichi.jp/articles/20231202/k00/00m/030/195000c
●12/4 日刊ゲンダイ/岸田政権「原発3倍」にあっさり賛同の無責任…福島は復興道半ば、賛否拮抗をガン無視(松久保肇)
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/332889
●12/14 毎日新聞経済プレミア/途上国が狙い?「原発3倍宣言」が世銀に融資を迫る理由(当室声明)
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20231212/biz/00m/020/016000c
●12/18 日刊ベリタ/「核のごみ」文献調査で住民分断の現状(高野聡)
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=202312181433031
* カタログハウスの『通販生活』/「世界の原子力発電はどうなっているの?」
*『THE BIG ISSUE JAPAN』/「原発ウォッチ」
*「脱原発社会をめざす文学者の会」ウェブサイト/「げんぱつあくぎょうはなし」(西尾漠、隔月連載)
https://dgp-bungaku.com/
*『月刊社会民主』/「原発診断」(西尾漠)
*編集室 水平線 オンラインマガジン『雨晴』/「極私的原子力用語辞典」(西尾漠、隔月連載)
https://suiheisen2017.jp/online-magazine/
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■[5]書籍のご案内
『原子力市民年鑑2023』
『原発の老朽化はこのように』
『原発事故がおきたらどうする?!子どもを守るQ&A』
*休業中にいただきましたご注文につきましては、2024年1月9日(火)より順次対応いたします。ご不便をおかけいたししますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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●根強い人気!『原子力市民年鑑2023』
2020年3月発行の「2018-20」以来、3年ぶりの「年鑑」となります。原子力資料情報室スタッフによる巻頭論文3本に加え、原発と原子力を詳細に展望するさまざまな最新データを第I部、第II部に分けてテーマ別に収録しています。「原子力資料情報室通信」を読むうえでも、原発・原子力のニュースを理解するうえでも役立つ1冊です。ぜひお手元に置いてご活用ください。
もくじ
巻頭論文
「文明の曲がり角:原子力発電をやめるとき」山口幸夫
「原発急旋回の経緯とその問題点」松久保肇
「高レベル放射性廃棄物処分地選定をめぐる動き」伴英幸
編著:原子力資料情報室
発行:緑風出版
発行日:2023年5月11日
定価:4,500円+税
会員価格(正会員・賛助会員):4,000円
<ご注文>
CNICの本屋さん
https://cnic.cart.fc2.com/ca1/202/p-r-s/
直接注文:お名前、お届け先、部数を添えて
email: [email protected]
問い合わせページ: https://cnic.jp/contact
FAX: 03-5358-9791
●大人気!『原発の老朽化はこのように 圧力容器の中性子照射脆化を中心に』
原発の運転期限撤廃の危うさを深く知るための必読書!
高浜原発1,2号炉、美浜原発3号炉の40年廃炉訴訟において原発老朽化問題研究会が作成した中性子照射脆化の問題を論じた意見書を核に構成しました。
圧力容器の中性子照射脆化という専門的内容を、「むずかしいことをやさしく」伝えるために4つの工夫がされています。
・全体を一覧できる「見取り図」
・弁護士による「解題」
・専門用語の丁寧な「注記」
・市民の質問に回答「Q & A」
4月27日の衆議院本会議では、原発の再稼働や、運転期間の延長などに関する「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案」が可決されました。これはまさに原発の老朽化にかかわる問題です。
<もくじ>
第1部 原子炉圧力容器の中性子照射脆化
第2部 原発全体の老朽化
第3部 40年廃炉期限撤廃の無謀
ご注文は、CNICの本屋さんから
https://cnic.cart.fc2.com/ca1/201/p-r-s/
または、FAX、メールなどでのご注文は、お名前、お届け先、部数を添えて
FAX 03-5358-9791
メール [email protected]
問い合わせフォーム https://cnic.jp/contact
でもご注文いただけます。
定価1500円、送料200円。
会員価格は1300円(送料込み)
著者:原発老朽化問題研究会
協力:老朽原発40年廃炉訴訟弁護団、老朽原発40年廃炉訴訟市民の会
編集・発行:原子力資料情報室
発売元:アグネ技術センター
発行日:2023年5月15日 初版1刷 [A5判・224ページ]
●好評につき再増刷!『原発事故がおきたらどうする?!子どもを守るQ&A』300円+税
https://cnic.jp/books/46466
10冊以上は送料無料、20冊以上は10%割引で、まとめ買いがお得&大人気です!
福島第一原発事故から12年を迎えましたが、事故は収束しておらず、政府が発令した「原子力緊急事態宣言」はいまだ解除されていません。再稼働している原発もあり、各原発で使用済み核燃料を大量に抱え、再処理工場には高レベルの放射性廃液がある、など・・
しかし、政府は原発回帰政策を打ち出しています。原発事故は突然やってきます。どのように子どもたちを被ばくから守っていくか、行動のガイドとなるような冊子を目指して作りました。コンパクトですが内容はとっても充実しています!
脱原発を求めることと、明日来るかもしれない原子力災害に備えること。これを両輪として、子どもたちを被ばくから守って行きましょう。
ぜひ冊子を手に、ご家族、個人、友人、学校、地域など、みなさんで考えてみていただけたらうれしいです。
ポイントは
・妊娠から乳児期・離乳期など、子どもの成長に対応したQ&A
・食品や水道水汚染の時間軸と心配レベルがわかる
・安定ヨウ素剤と同量の要素を食品から取る方法がわかる
など
2023年3月1日 初版 第一刷発行 / 発行 原子力資料情報室
本文フルカラー 28ページ / 定価 300円+税
原子力資料情報室へご注文の場合、以下の割引がございます。
10部以上ご注文:発送手数料無料
20部以上ご注文:発送手数料無料、定価から10%引き
<ご注文>
■ 「CNICの本屋さん」 https://cnic.cart.fc2.com/ca2/199/p-r-s/
■ 原子力資料情報室へ直接ご注文される場合は、お名前、ご住所(お届け先)、お求めの部数を添えて以下までご注文ください。
・ e-mail: [email protected]
・ お問合せページから注文する https://cnic.jp/contact
・ FAX 03-5358-9791/電話 03-6821-3211(受付時間:平日10時~18時)
※こちらからご注文票をダウンロードできます https://cnic.jp/wp/wp-content/uploads/2023/02/4b1de8ec97727b96e5f511614d290c8f.pdf
■ 1~9冊までのご注文は発送手数料200円のご負担をお願いいたします。
■ 郵便振替または銀行振込による後払いとなります。請求書・振替用紙を同封してお届けいたします。
■ 書店でのご注文の際は、書名とISBNコード978-4-906737-12-3、取次店「地方・小出版流通センター」様とお伝えください。
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■[6]原子力資料情報室とは
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原子力資料情報室は、原子力に依存しない社会の実現をめざしてつくられた非営利の調査研究機関です。
産業界とは独立した立場から、原子力に関する各種資料の収集や調査研究などを行ない、それらを市民活動に役立つように提供しています。
このメールマガジンをふくむ当室の活動は、毎年の総会で議決に加わっていただく正会員の方々や、活動の支援をしてくださる賛助会員の方々の会費、みなさまからのご寄付などによって支えられています。
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