ヒットラーはその宣伝術の巧みさが有名だった。
その宣伝省の大臣であったJosef Goebbelsが言っていた言葉。
「嘘を何度も沢山言い続ければ人々は最終的にはそれを信じるようになる。」 中鬼は怒ってますよ。不快この上ない。
311以降、日本の垢がボロボロ隠せずに出てきているわけですが、これもその氷山の一角。
中鬼が頼りにしている小出裕章さんは京大の原子炉実験所の"助教"です。助教ってのは助教授じゃないんですね。教授・准教授と違って3年とか5年とか任期が決まってる仕事で、大学改革の後にできたポストなんですね。あとは最近福島の土壌汚染の被害の高さについて
京都新聞で鋭い記事を書いた今中哲二さんも同じ京大原子炉実験所の助教をやっていますが、メッセージがはっきりしているのはやはり小出さんです。
田中優さんは色々やっていらっしゃる方ですが、彼も大学で教えています。そのポストは非常勤。非常勤ってアルバイトみたいに何の手当もなしに学期・年度ごとに雇われてる人たちですね。
ん?世の中に一番役に立ってる人たちが、学問の世界ではなんかあまり地位をもっていない人たち、って・・
んでもって、大手メディアで犯罪的なコメントを並べまくっているいわゆる「御用学者」たちを見てみましょう。
■ 関村直人 東京大学大学院工学系研究科教授
今や平成の御用学者のリーダー格のひとり。原子炉は停止しているから大丈夫、など最初の頃からウソばかり。プルトニウムは大丈夫などとも平気で言っています。御用学者のリーダーを務める以前は、柏崎原発の運転再開なんかを主導してきたとかいう分かりやすい経歴。
■ 中島健 京都大学大学院工学研究科教授
「プルトニウムは重くて飛ばない」から安全とか、じゃあ原発の外に出てたあれは何?1000kmは飛ばないけど200kmくらいなら飛ぶとかでも、(ヨウ素よりは)重いから(ヨウ素よりは)飛ばないって言えちゃうんだよね。それって屁理屈だよね。出てこなくていいよ。
■ 諸葛宗男 東京大学公共政策大学院特任教授
元東芝、つまり原発メーカーの出身。沢山のちんぷんかんぷんな事を「朝ズバッ」なんかで言ってるけれど、中鬼のお気に入りは「こないだの雨で放射能が洗い流されて今は綺麗になってよかった 」です。ずっと降ってるんですけど。「核実験やってた頃はもっと放射能高かった」から福島原発の放射能くらいで過剰反応するな!?核実験直後と比べちゃうんだあ。その後急激にガンが増えたことも知らないんだあ・・この人を知って、単純計算ができなくても東大の特任教授になれるっていう事を知った中鬼です。
■ 山下俊一 長崎大学医学部教授 現在福島県の「放射線健康リスク管理アドバイザー」
「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。」 「100ミリシーベルト浴びてもガンになるのは100人に一人ですよ」「(放射能の長期的影響について)将来のことは分かりません・・・神様しか分かりません」なんてもうろく発言で安全神話を守ろうと必死にご活躍なさっております。科学的根拠を実証しないか、果ては事実に基づかなくても、医学部の教授になれる事を知った中鬼です。こんなろくでもないのがアドバイザーだなんて、気の毒・・・
■ 宮里達郎 九州工業大学元学長
福島県郡山市のタウン誌に、長崎の被爆者が「原爆投下直後に、どんな野菜でも、魚でも、平気で食べた。おかげさまで、身体は元気で、頭もよくなった。世間では何を騒いでいるのか!」などといういかがわしい証言を紹介した上で、「被爆者は長命であるというデータもあります」と書いた、どこかの宗教の教祖かよとツッコミを入れたくなる男。
■ 新野宏 東京大学大気海洋研究所教授 日本気象学会理事長
放射性物質予測の公表自粛を促したかの有名人です。その理由が「学会の関係者が不確実性を伴う情報を提供することは、徒(いたずら)に国の防災対策に関する情報を混乱させる」「防災対策の基本は、信頼できる単一の情報に基づいて行動すること」(3/18学会HP)って、天気予報ってぜんぶ不確実性あるんじゃないの??一つの情報源に頼るってほんとに科学者?一応学者としてやってきているプライドもなにもない事を全開にしているすごい発言です。
■ 近藤駿介 東京大学名誉教授、内閣府原子力委員会委員長
4月12日にレベル7宣言がされた直後にしゃしゃり出てきて「レベルというのはあくまで状況を早く伝えるためのものであり、今後の原子力行政が変わる性格のものではない」とKY発言。この人たちは要するに、何が起きてもどんな被害が出ても原発推進という結論を変える気はないということね。ていうか民意とか関係なく上から決めつけってほんと何様よ。
■ 大橋弘忠 東京大学工学系研究科教授
2005年の小出さんらとの討論バトルで、一般人や小出さんを見下したようにヘラヘラ笑いながら、「専門家」から言えば、水蒸気爆発など起きるわけがないだとか、格納容器が壊れることは技術的にありえないだとか、プルトニウムを飲んでも安全だとか言っていた、今となってはアホ丸出しの狂信的技術信奉者。当然この発言の責任をおとりになって学生からやり直すのでしょうね?
■ 中川恵一 東京大学医学部付属病院放射線科准教授
チェルノブイリの現地の医師たちのデータが無視されたという歴史を無視し、「データがない」ことを理由に低線量内部被ばくの危険性を無視し、自分みたいな医者の意見を聞けと主張する。彼によると福島の人も言うことを聞いてればガンは増えないのだそうだ。というかガン死が0.5%くらい増えてもOKとのこと。20キロ圏内避難してるのもバカだそうです。本人の嗜好品であるタバコや野菜を全く食べないという極論での発癌率を勝手な方法でシーベルト換算して、放射能の被害など「誤差の範囲」だと結論づける言葉のマジシャン。ガンになったらなったで人生が深まったと思えばよい、などと言っちゃうお馬鹿さん。
■ 早野龍五 東京大学理学系研究科教授
メルトダウン可能性なしに始まり、その時点その時点での安全だと思わせる情報をかき集めている人。その手の情報の垂れ流しは誰よりも早いが、人々が本当に知りたい危険性についての情報には異常に「冷静」(ネガティブ)であるため、原子力村のゴロツキからも気に入られている。間違った情報を流しても信者が多いといわれるので気持ち悪い。世の中どう転んでも生き延びてゆくタイプ?
■ ○○○ 大阪大学
鼻血騒ぎはデマだと断言してネットをわざわざ騒がせているニセ科学者。スリーマイルでもチェルノブイリでも鼻血を初めとした被曝症状の記録があるにもかかわらず、それらを完全に無視。臨床医学の世界では、まだ一般に理論化されていない事実がたくさん出てくるものであり、その可能性を一切認めないというのは科学者の態度ではない。利権がらみなのか、単に必死に売名行為をはたらいている小物なのか?どうも彼の2ちゃんねら的書き込みをみていると後者のようなので、ここではあえて名前をふせさせてもらった。
■ 勝間和代 評論家・中央大学大学院客員教授
このおばさんは研究者でも学者でもなくてエセ知識人というかただのタレントなんで、ここに並べるのもどうかとは思いますが、朝生でとんでもない事吐いていたので、特別枠でここにつけてます。「放射性物質が危険だという考えがおかしい」「小児に甲状腺がんがでる程度」「津波の死者に比べて死者が出ていない」って、この人なんなの?もともと中鬼は大嫌いなおばさんだけど、これはひどすぎる。こんなのがテレビや大学教員として有名になれる国ってすごいなあ。
そしてこの男。
■ 斑目春樹 元東京大学大学院工学系研究科教授・内閣府原子力安全委員会委員長
日本の原子力を規制するはずの原子力安全委員会のトップです。原子力メーカーである東芝に勤めていたこともある。2007年の浜岡原発差し止め訴訟で、原発は大災害や大変な事態に陥ることなどを想定しない「割り切った考え」でつくるしかないと発言(そして3・11後もいまだにその考えを変えていない)。さらに処分場をめぐって「最後はカネでしょ?」という規制機関の役職として、いや普通に人間として最低のクズ発言をしたことでネット界を騒然とさせた、通称デタラメハルキ(またはハルキ)と呼ばれている人です。東大大学院の教授ってこんな人間ばかりなんでしょうか。挙げ句の果てに「3・11後のことはなかったことにしたい」・・・ハルキはいよいよメルトダウンしちゃったの?他のメンバーともども辞めて!!
残念ながらまだまだ沢山いるんですが、興味のある人は
こちらでどうぞ。
安全安全っていってる「知識人」のみなさんは、ぜひ福島原発の作業員として働いてきて下さい。ホウレンソウもコウナゴもがんがん食べてみてください。あなたがたのぽんこつ理論を自ら実践できるいい機会ですよ!インチキ学問と嘘偽りで庶民をだましてきたことを謝罪してしかるべき責任をとってください。
もう気付いてもらえたと思うんですが、この人達だいたいみ~んな有名な大学の教授さま(勝間以外)。学問の世界で一番権威のあるとされてるポストですね。そういう人たちが一番使えない、というかむしろ社会の害悪といってもいいようなことを平気でやってる。とくに東京大学の御用さ、クズさはやはり日本一ですね。東大の理工系でのし上がる人というのは頭脳の一定部分はたしかにすごいのでしょうが、その分、人として最低なのがそろうのでしょうか。一般人をバカにして、社会を知らなさすぎるから、何のため、誰のために、おのれの知を活かすべきなのかを完全に見失っている。日本の学問、一体どうしちゃったんだ!
たぶん、1990年代から始まっていた「大学改革=構造改革」が大きな原因です。
利益重視の大企業(産業界)がお金で大学の学問の聖域を買い始めたってこと。教授達は自分の研究費用は自分でみつけてこなくちゃいけなくなった。もちろんそんな時にお金があるのが大企業。研究者は大企業が好きそうな研究を考える事で助成金にありつける。大企業側としても、「援助」を差し伸べることで、自分達に不利益になる研究結果を見なくてすむ。だから、どこの大学行っても商学部はめっちゃ良い校舎持ってて、社会学部とかは遠くの方の小屋みたいなとこに追いやられてるでしょ。簡潔にそういう事なんです。金で買われてしまってるんです。自分の業績や予算のことしか考えない人が学者気取りのご時世なんです。
現に
東電が東大に6億円もの「寄付金」をしていたことはすでに知っている人も多いと思います。
要するに東電は多額の「寄付金」で大手メディアのみならず、大手電機メーカー、土建業者、そして学問までも買い取って大きな「原子力村」を作り上げてきていたんです。
それでもって、単純計算以上のことができて、単一の情報だけに頼らずにデータを集積する小出さんや今中さんが何十年も助教とか講師っていうポストに追いやられてるのは、この汚い世の中の構図があまりに見えすぎていて、中鬼はヘドロを吐きそうな気分になってます。こういう時はブルーハーツ聞いてくそったれの社会を蹴り飛ばすイメージでもしないと中鬼は暴走してしまいます。
朝日ニュースターで「電力会社と知識人」という題でジャーナリストの青木理さんがこの事について話をしています。青木さんによると、小出さんや今中さんは
「熊取6人衆」と言われる原発の化学者としてその危険性を訴え続けていたグループの唯一現役で活躍なさっている2人です。青木さんも言っていましたが、これこそ真の知識人でしょう?真の研究者でしょう?でもそんな人たちが蔑ろにされているのが私達の住む日本という国なんです。日本の原子力専門家で原子力の危険性を言える人が2人しかいないって、学問分野として終わってない?その一方で、専門家でもないのに偉そうに「小児に甲状腺がんがでる程度」とか無責任きわまりない発言をする人がいて、それって許される事なんですか?
都知事選の天罰太郎の再選も、結局はこういうヘドロのようなシステムの中で甘い蜜吸ったりそれを変えたくない人たちの票が原因な気がします。
これ(都知事選世代別投票率)を見ると、幻想でしかない現状に必死でしがみつく60,70歳代と、なんか「おかしい」と感じているけど行き場がなかった20代との対照がはっきりでてます。これで天罰太郎は原発の真の目的、核武装への妄想をさらに大きくさせるでしょうね。まあ目クソの話ばっかしてるけど、鼻クソの東国原が当選してたら東京に徴兵制でも作るとか言いそうだし、結局はこの男も原発維持派でしょ。どっちにしろ中鬼は東京御免って気分です。
一応言っておくけど、世の中の教授が全部御用学者なわけではもちろんないと思う。武田邦彦教授もこれに関連したことをついさっき
自身のブログに書いていました。武田さんは結局のところ、原発は安全なら作っても良い派ですからね、だからぎりぎりテレビにも出るんでしょう。安全な原発なんてないから、この人も間違ってる。でも基準をゆるめるべきじゃないとか各論では時々いいこと言うね。
それで、文頭にナチスの宣伝省大臣の言葉をのせたのには意味があるんです。
残念ながら、大手メディアに出ている御用学者達が金につられたエセ中のエセ学者、というか中鬼は学者とか研究者と呼ぶのも拒みたいんですが、彼らの魂胆や素性を知らないで「偉い学者さん達が安全って言ってるから~~~しても大丈夫だ」って信じてる人が沢山いることです。実際中鬼、この言葉を何度友達のmixiのつぶやきで見たことか。
ウソは何度もついてると、人はそれを信じてしまうんですよ。
そして「原子力村」の金の亡者達は私たちの命や健康なんてだ~れも気にしてない。5年後に子供達が甲状腺ガンになったとしても、「原子力村」の有名大学教授さんたちは、儲けた研究費で老後の暮らしを悠々と暮らしてますよ。責任なんてひとっつもとる気はないだろうし。
こんな世の中やっぱおかしいですよね?
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