大鬼くんと違い、人に説明するのがとても苦手な中鬼ですが、簡単でシンプルな言葉で説明する事が今は求められているのではと思い「体内被ばく」について書いてみようと思います。
「体内被ばく」を理解して、更にそれから身を守る行動をするために必要な知識としてまずは『放射能』と『放射性物質』の違い。毎日新聞の特集ワイドで使われていた『電球』を使った説明が分かりやすかったんでそれを使います。
まず、放射線っていうのは、放射性物質から放出されるエネルギー。電球に例えると、『電球』が放射性物質で、『電球から出る光』が放射線。その『電球』自体が体に入って住みつくことが「体内被ばく」。『電球』は体に入ったら何十年にもわたってそこから『光』を出し続け、それが体を蝕むという構造になっている。1ヶ月前までは一度も聞かなかったのに最近毎日聞くセシウムやヨウ素なんかは『電球』である放射線物質。
首都圏の水道水に混入しているヨウ素は半減期が8日だから大丈夫!なんてバカらしいこと毎日聞きますが、まず第一に半減期はその『電球』の寿命半分地点ではないんです。16日たてばまた綺麗なお水ではない。更に、水道水で検出されているヨウ素はヨウ素131だからね。ヨウ素129なんて検出されたなんて言ったら、それは半減期だけでもなんと1600万年!!どえええ~!!これを測る検査はされているんでしょうかね。そしてヨウ素131と一緒に検出されているセシウム137は半減期が30年。これも気が遠くなる値ですよ。
ってことは、水道水だけみて考えても、すでに首都圏の水道水にはヨウ素131とセシウム137が検出されたってことは、その『電球』入りの水を飲んだ人は、その『電球』が体に付着してずっと『光』である放射線、つまりα線、β線、γ線、そして中性子(こわっ)なんかを体内で出し続けるってことになる。
だからこの『電球』を体に少しでも蓄えないことが今一番大切なこと。0歳未満の赤ちゃんはもちろんx1000のことで身を守ってあげる。でも、チェルノブイリの事故5年後から25年たった今でも、当時子供だった人達の甲状腺癌の割合はずっと高いまま。若ければ若い体ほどホルモンの分泌が活発だから『電球』も活発化して体をどんどん蝕んでいく。逆に言えば0歳未満だけではなくて、5歳の子も、10歳の子も、15歳の子も、そして大人も『電球』の量が体内に増えれば増えるほど癌や白血病、そして生殖器の異常なんかが出てくるということ。
政府や東電の「安全です」は根も葉もないことがはっきりしてる。
これが全部嘘だと思う人は政府に意見を送って聞いてみれば良い。
内閣食品安全委員会「食の安全ダイヤル・メール窓口」
厚労省「国民の皆様の声募集」
関連記事
悪夢は福島で終わらない:脱原発!一通のメールから変えていこう
食品放射能基準「厳しすぎ」は大ウソ!放射能摂取推進キャンペーンを斬る
「人体に影響なし」の7つの嘘:原発推進派の巧みな言葉にだまされるな